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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

オモウマい店があったら戦争なんておきない

酷い飲食店

最近は、寿司屋で「あがり」が1杯、1000円で請求されたり、消費税が2重で計上されていたり、居酒屋でお通し(キャベツ1皿で6人分)が「3000円」、別の店では、お通し代1人460円、席料1人500円、週末料金1人500円、年末年始料金1人500円がお代として請求されたとか。

リストランテで、パスタ2品だけを注文するとパスタだけでのオーダーは受け付けていないので最低料金を下回る場合、席料を頂戴すると言われるだけでは済まずに、SNSで、「身の丈にあったお店選びや来店前にでも予約するなどお客様も(食べる準備)をして頂きたいと思います。 軽食や小腹を満たすためなら日本は世界一コンビニやファミレスが多い国(笑)なのでそちらで賄った方が良いと思います。と書き込まれたりもする。

最近の飲食店の中には、何とも酷い店があるものだと思っていた。

オモウマい店

そんな時、中京テレビの「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」を偶々見ていた。

金沢では日曜日の夕方に再放送がされている。

この番組は、日本全国には自分達の想像をはるかに超える「びっくりな店」面白くて旨い店をスタッフが日本中を大捜索して紹介するというもの。

番組は、定食屋さんで子供が何度も「おいしい」と言いながら「ご飯」だけを食べているところから始まった。

美味しい時の顔というのは、本当に幸せそうな顔で、見ているこちらまで幸せな気分にしてくれる。

大量のチキンカツが鉄板の上に敷き詰められ、その上には大きなハンバーグが乗せられている。

チキンカツの数は、なんと11個、ハンバーグは、200g(通常の2個分程度)。

ご飯は超大盛でテーブルに出された。

最初、わからなかったが、チキンカツの下にはナポリタンが敷き詰められていた。

これに、みそ汁とサラダがついたのが、「ガラパゴス定食」1400円になる。

ガラパゴス定食、普通の店なら3人前の量に相当するが、この店では1人前。

なぜ、ガラパゴス定食なのかは番組内で説明されていなかったが、ハンバーグ・チキンカツ・ナポリタンといった移植の組み合わせの料理が一つの鉄板に盛られている姿が、ガラパゴスと重なったのだろう。

店の人の仕事ぶりを見ていると、腹いっぱい、美味しく食べてもらうという気持ちしか伝わってこない。

休憩時間には、店で働く人が集まり踊りながら歩いてく動画を撮影していた。「TikTok」で公開しているということで、フォロワーは37名だった。

それでも、楽しみにしてくれているお客さんがいるからと楽しそうに撮影していたのが印象的だった。

先に上げたような、ぼったくったり、客を馬鹿にするような店のような、嫌な感じは微塵も感じられなかった。

店長がランチタイムにウーバーイーツ

次の店は、店長がウーバーイーツでバイトをしているという。

その店では、ワラサのカマ焼きが税込みで385円だった。

ワラサと言うのは関東での名前で、関西だとメジロと呼ばれ、漢字だと「稚鰤」と書く。

名前の通り、小型の鰤(ブリ)になる。

カマというのは、エラの近くにあるので身が引き締まっていて更には大トロに近い場所にあるので脂ものっているので美味しい部位になる。

ブリよりは小さいとは言っても、60~80㎝の大きさの魚のカマになる。

鰤や真鯛の高級食材をランチタイム・数量限定とは言っても385円で提供するというのは、相当厳しいのではないかと思うが、周囲はコロナ禍で大変な時期だからこそ値上げができないという。

更には無料で弁当を提供していたりもして、100円でも取ればと言われても、100円が払えない人が世の中にはいるし、その分をウーバーの配達員しているお金で出すから良いんだとか。

飲食店を経営している方が大変だと思うが、値上げをしなくてもよいように店長がウーバーイーツで他店の配達をしている。

店長が、ランチタイムにウーバーイーツで他店の配達しているのでパートの方が店のことを切り盛りしている。

店長は、大声で笑いながら、家賃と人件費は稼げるかなと話していた。

この時の放送を見て、大勢のウーバーイーツの配達員達が、この店がウーバーイーツ配達員の聖地だと店に来るようになった。

ここでのランチ代を稼ぐために、配達を2件やって食べに来たと話している人もいた。

更には、店(パン屋)が潰れて働くところがなくなったからとキッチンカーを買って従業員として雇ったりもして、こんな人が世の中にいるんだと感動した。

しかし、いざ、オープンしようとしたところ、直前になって運転免許がないことが判明した(笑)

困った人のために自分ができることをする人も少ない中、自分ができる以上のことをするという姿を見ていると、自分まで優しい気持ちになってしまった。

腹いっぱいだったら戦争なんておきない

ヒロミさんが、番組の中で、「腹いっぱいだったら戦争なんておきない」ということを話されていた。
それを聞いて、確かに、安くてお腹いっぱい食べさせたいという気持ちで料理を提供してくれる店があれば、優しい気持ちになれると思った。

1年前に、ロシアがウクライナへの攻撃を始めて、今もまだ、紛争が続いている。

紛争によって多くの命が奪われて、多くの人が辛い思いをしている。

そんなことをしてまで、自分の欲望を満足させようとする人がいれば、オモウマい店の店主の人達のように、店の経営は大変なのに単に、お腹いっぱい、美味しいものを食べて欲しいという思いから、利益なんて度外視で頑張っている人もいる。

そんなことを考えていたら、この番組を見て欲しいと思うようになった。

これを見て、考えを改めて欲しいということではなく、単純に見て欲しいと思った。

オモウマい店があったら戦争なんておきない。