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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

「日経テレ東大学」のRe:Hackが面白い

論破王が一目、置く人

論破王と言われている「ひろゆき」が、話している時の態度が明らかに違う人がいる。

その名は、成田悠輔。

丸と四角の眼鏡は、テレビ出演用の衣装ではない。

眼鏡が壊れて眼鏡屋で店員にアイディアが降ってくるメガネがあるかを聞いて出てきたのが、丸と四角の眼鏡で、現在は、この眼鏡しか持っていない。

何者か?

東京大学経済学部卒で、最優秀卒業論文に数年に一度、授与される大内兵衛賞を受賞している。

しかし、賞はどうでもよく、人から評価されるっていう事が嬉しくないタイプで、どちらかというと人から嫌われるとか、興味を持たれないくらいの方が自分は凄い新しいことをやっているんじゃないかなって気がするらしい。

人から理解されるような、人から褒められるような普通のことをやってちゃいけないって思うと語っていた。

専門は、データ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと公共政策(特に教育)の想像とデザインだという。

そして、昼は日本で半熟仮想株式会社代表、夜はアメリカでイェール大学助教授を30歳の若さで務めている。

成田氏は、データ分析で未来を見抜く力が評価されている。

みんな予備校に行って、有名な学校に入るために頑張る。

そんなことをして本当に意味があるのか?といった疑問に答える研究をしている。

そして、アメリカの学校の場合だと、ほどんど意味がないという結果が出ている。

調査したのはシカゴにある10の名門エリート高校

入学試験にギリギリ合格した生徒とギリギリ合格できずに他の高校に入った生徒、およそ4000人に対して高校卒業時のテストの結果を比較した。

学力の差は、ほぼ同じで、他の高校に入った生徒の方が優れているケースも多かった。

結局、学校のおかげで成績が良いわけでも、将来の収入が高いわけでもなく、元々、能力が高いので、有名な学校にも入っているだけというものだ。

浪人で余計に1年使うなら、どういうことを学びたいのか分かったタイミングで1年そのことを新たに勉強するために使う方が有効な可能性が高い気がする話していた。

論破王と成田氏が共演

データの民主化ということで以前に記事を書いたが、その時に、日経テレ東大学というYouTubeチャンネルの動画で、re:Hackという番組を見つけた。

これは、日本経済新聞社テレビ東京コミュニケーションズが「本格的な経済を、もっとたのしく学ぶ」をコンセプトに立ち上げたYouTubeチャンネルの中の番組の一つ。

成田氏、論破王ことひろゆき氏がパーソナリティ?MC?更にパンダの着ぐるみの「ヒラメキパンダ」がアンカーマンの役割を務めている。

ピラメキパンダの声は、何と、この番組のプロデューサーのようだ。

声はボイスチェンジャーで変えているが、アナウンサーには任せられないということで番組プロデューサーが場を回している。

つまり、それほど、注意が必要な番組ということなのだろう。

番組の内容は、様々な領域でブイブイ言わせていらっしゃる重鎮の方とか黒幕の方を招いて日本と世界の色々な問題について、ちょっと新しい角度から考え直してみよう、Hackし直してみようと、そういう趣旨のゆるい雑談番組

【出典】Youtubeチャンネルより

今、話題の会社の社長がボコボコに・・・

自分が見たのは、ジャスミ―株式会社の社長がゲストとして招かれた時のもの。

この会社、Jasmy Personal Data Locker(パーソナルデータロッカー、以下「PDL」という)という、個人の様々なデータをブロックチェーンを通じて保管し個人自らが管理および利用することが可能となるプラットフォームを提供する会社。

社長はSONYで、マーケティングを中心に、あのVAIOや、Xperiaソニー生命の立ち上げに携わっていた人。

PDLは次のような発想から作られた。

個人情報を各企業で取得して管理しようとすると、情報の管理に多大な労力とコストが必要になるが、個人情報を共有プラットフォームの安全なブロックチェーン上で、ユーザー自らがデータを管理・提供する仕組みにすると、安全性を確保しつつ、コストも最小限に抑えることができる。

実際、どのような場面で使われるのか?というとコロナ対策が厳しかった時に、イベントやスポーツ観戦などの際に主催者が入場者の連絡先を取得する必要があった。

PDLを利用すれば、個人情報を取得することなく入場者の連絡先を紐付けできるようになる。

また、アンケート調査では、年齢とか性別、職業といった情報を何度となく問われてきた。

しかしPDLを使えば、このような質問には答える必要がなくなる。

更には今後、個人情報、行動履歴からAI解析を行なって、色んな提案やアドバイスを行うようなアプリを開発する時に利用できたりする。

PDLには、主に、以下の4つの特徴がある。

  1. 安全に保管
  2. 許諾したデータのみを提供
  3. 意図しない利用を監視
  4. 匿名化してデーターを提供

このPDLについて、ひろゆき氏と成田悠輔氏が社長に対して質問した。

いや、質問という言葉より、「問い詰める」という言葉の方が適切に思えた。

まるで、刑事ドラマで刑事が容疑者に自供をさせる時のような光景だった。

2人がかりで、PDLに感しての疑問点、不審点、矛盾点を執拗に指摘していた。

それは、PDLが本当に必要なのか?Googleのサービスではダメなのか?といった具合に根本を否定するかのような発言で社長をボコボコにしてしまった。

迷走するフリージャンル雑談番組Re:Hack


www.youtube.com

ゲストに対して、あまりにも執拗に問いただしていたので、ピラメキパンダが場を変えようと、必死になっていたのが見ていても感じられた。

特にひろゆき氏は、成田氏のように、和やかに問い詰めるタイプではないので、社長がひろゆきさんに問い詰められている光景は、まるでアフリカの草原でライオンがシマウマに襲いかかっているかのような怖さを感じた。

今のテレビでは作れない番組

こんな番組はスポンサーありきのテレビでは作れない。

正直、やり過ぎではないか?と感じた。

こういう一方的な内容だと、面白くはないが、ゲストが理論武装された人だと見ごたえがある議論が繰り広げられるように思う。

見た目的にも、内容的にも、ゆるい雑談番組なんかではなかった。

ひろゆき氏、成田氏がパーソナリティということもあって、テレビの討論番組特有の話している途中で話を遮って自分が話そうとするようなこともないので、内容に集中して見ることができるのも嬉しい。

なぜ、こんなワクワクする番組があることに気付かなかったのだろうか?と自分自身を悔やんだ。

まだ、見ていないが、総理になる前の岸田氏、前総理の菅氏を始めとした色々な政治家達とも雑談を繰り広げているようだ。

動画だと、早口で話す場面も少なくないので、しっかりと内容を確認したいのであれば、動画の内容を文字にした、以下の書籍もあるので、読んで見るのもいいかもしれない。(※動画の内容と同じなので、動画の視聴がお勧め)

Re:Hack終了

何と、自分が見た時には既に、この番組、いやチャンネルが終了していた。

終了の理由は、今のテレビと何ら変わりないもので、残念だった。

ピラメキパンダの声の主もテレ東を2023年2月28日で退社されていたということだった。

1番、無茶ができたはずのテレ東でも変わりないようなので、今のテレビ局では、作りたいものが作れないってことなのだろう。