マイ黒ソフト
パソコンOSの、Windowsを販売している会社が、横暴ともいえる数々の変更を最近、行ってくれたおかげで、かなりの苛立ちを感じている。
このため、自分にとっては、ブラックな企業ということから「敬意」、いや「脅威」を込めて以下、「マイ黒ソフト」と記述する。
先日、納品されたWindowsパソコンの初期セットアップを行ってもらったら、インターネット接続をしないと初期セットアップが継続できないと言ってきた。
以前は、「インターネットに接続していません」という選択肢が表示されていたのが今はなくなったという。
社内ポリシーでセキュリティソフトがインストールされていない状態でのインターネット接続は認めていないので、IPアドレスさえ割り振られない。
仕方なく、パソコンの購入先に確認してもらうと、Windows11からはアカウント作成がインターネット接続ができない環境では、できなくなったという。
これはネット環境が利用できないものに対する差別ではないだろうか?
マイ黒ソフトアカウントを必須にしようという策略だと思った。
今でも、パソコンは使いたいがネットには接続しなくても良いということで、インターネット接続環境がないところもある。
話を戻すと初期セットアップの際に、オンラインが必須となっていて、魔に受けて、オンラインにすると、マイ黒ソフトアカウントの入力を求められてしまう。
パソコンメーカーに確認してもらったところ、オフラインでの初期セットアップは推奨されていないとのことなので、オフラインでの方法はあっても、サポート対象外なのでネット等で調べた上で自己責任で行なってくださいとのこと。
つまり公式なオフラインセットアップ方法は開示されていないということになる。
オフラインでの初期セットアップ方法
まぁ、個人の場合なら自己責任と言われてもオフラインで初期セットアップを行うと思うが、会社で使用するものとなると、自分の感情だけで決定できる内容ではない。
とはいってもオフラインでの場合も想定しておかないといけないので調べていくと、いくつか方法はあるようだ。
その中でも比較的安全そうな方法が以下になる。
初期セットアップを進めていくと「国または地域」の確認画面が表示される。
ここで、キーボードにて「Shift + F10」キーを押すとコマンドプロンプト画面が表示される。
次に以下のコマンドを入力して、最後に、Enterキーを押す。
oobe\BypassNRO.cmd
すると自動的に再起動される。
再起動後、元の「国または地域」の確認画面に戻るので確認を行い「はい」をクリック。
次の「ネットワークに接続しましょう」の画面で、以下の選択肢が増えている。
- インターネットに接続していません
これでオフラインで、初期セットアップが行えるようになった。
ちなみに、オフラインで初期セットアップを行うと「ローカルアカウント」でのセットアップになる。
マイ黒ソフトアカウントでアカウントを作成すると、パソコンを買い替えた時に、マイクロソフトアカウントでログインすると以前使用していたパソコンの設定を引き継ぐことができるが、ローカルアカウントだとそれができないので注意が必要。
それにしても、マイ黒ソフトというのは、利用者に何か恨みでもあるのだろうか?
普通は、仕様変更というのは、利用者が便利になるように行うものだと思うが、この会社は、あえて、使い方を複雑にして困らせようとしているのではないだろうか?