テレビ番組に、よく出演している人と言えば、明石家さんまさん、松本人志さん、有吉弘行さん、マツコデラックスさん、坂上忍さんといった方達。
しかし、「好き嫌い.com」を見ていると、嫌いだという人の方が多い。
しかも、約7割の人が嫌いだという人が目立つ。
- 好き派: 32.55%(17937票)
- 嫌い派: 67.45%(37172票)
- 好き派: 29.5%(47588票)
- 嫌い派: 70.5%(113704票)
マツコデラックス
- 好き派: 41.36%(25940票)
- 嫌い派: 58.64%(36781票)
- 好き派: 47.32%(54953票)
- 嫌い派: 52.68%(61187票)
- 好き派: 22.5%(38141票)
- 嫌い派: 77.5%(131397票)
7割といえば、3分の2以上を占めるので、国会だったら憲法でさえ変えることができてしまう割合になる。
あの、木村拓哉さんであっても、3分の2の方が嫌いだと回答しているのだから、テレビに出る人は、嫌われてしまうものなのか?
- 好き派: 32.3%(78944票)
- 嫌い派: 67.7%(165444票)
このため、テレビに多く出演している方で、好きな人の方が多いとのいうのは、存在しないのかもしれないと思ってしまった。
好感度ランキング
本当にそうなのか?を、確認するために、好感度ランキングを確認してみた。
1位はサンドイッチマンの富澤武さんで、なんと8割を超える人が好きだと答えている。
2位はサカナくん、3位、新垣結衣さん、4位、サンドイッチマンの伊達みきおさん、5位が阿部寛さんという結果。
共に約3分の2の人が好きだと回答している。
富澤武(サンドイッチマン)
- 好き派: 80.73%(202656票)
- 嫌い派: 19.27%(48388票)
- 好き派: 71.44%(59172票)
- 嫌い派: 28.56%(23650票)
- 好き派: 68.36%(209807票)
- 嫌い派: 31.64%(97095票)
- 好き派: 66.73%(59823票)
- 嫌い派: 33.27%(29824票)
- 好き派: 66.45%(63892票)
- 嫌い派: 33.55%(32263票)
このように、好きだという人の多い有名人も存在した。
しかし、テレビへの出演回数が多い人達かというと、そうでない人もいる。
2022年~2023年年末年始のCMの放送回数ランキングの20位以内に一人も入っていない。
これは自分の予想になるが、特定の有名人を「好き」だという人は、あまりこのような好き・嫌いのアンケートのような調査に積極的に参加しないのではないだろうか?
どちらかというと「嫌い」だという人が積極的に参加するので、どうしても「嫌い」が増えてしまうような気がする。
そしてテレビ等に多く出演している人ほど、キッカケが多くなるので、「嫌い」だという人が「嫌い」という意思表示をしてスッキリさせているのではないかと思う。
アンチ
ネットには「アンチ」と呼ばれる人がいる。
自分に自信がない、承認欲求が強い人、劣等感を持っている人が、人気のある人に対して嫉妬して嫌いになってしまうと言われている。
お金持ちの人のことを羨ましいと思ったり、自分の好きな人が他の人と仲良くしているのを見ると嫉妬するという気持ちとはまた、別の感情なのではないだろうか?
自分も有名人で嫌いな人はいるが、羨ましい、嫉妬という気持ちは全くない。
単に、見た目がとか、言動が鼻につくという感情から「嫌い」だと感じる人もいるはずだ。
俳優の場合だと、ドラマや映画での役柄が嫌いだという場合もあるだろう。
好感度より影響力・訴求力
嫌いだという人が多くても、その人がテレビに出るとつい見てしまう場合や、逆に好きな人が多くても、その人がテレビに出ても見ようとは思わない場合もあると思う。
つい見てしまうというのは、その人が持つ「影響力」「訴求力」ということになる。
たとえば、サンドイッチマンは好感度という意味では高いが、サンドイッチマンの二人が、あの店のサンドイッチが美味しかったと勧めた場合、ある程度、店に人は殺到すると思うが、話題になるまでには至らないのではないだろうか?
しかし、同じサンドイッチであっても、木村拓哉さんが、あの店で食べたサンドイッチが忘れらないと一言コメントしただけで、店に人が殺到して大行列ができるのではないだろうか?
好感度がいくら低くても、影響力・訴求力がある人がテレビ・映画でも話題になるので見に行こうという人は増えると思う。
世の中には、「好き」とまでは言えないが、「嫌い」ではないという中間層の方が圧倒的に多いはず。
中間層に対しては、影響力・訴求力のある人が必要になる。
好きだと言っている人ではなく、中間層に対してというのが重要。
特にCMは特定の商品やサービスを売り込むためのものなので、好感度より、影響力・訴求力が重要になる。