プーチンがウクライナへの侵攻を止めない。
2023年1月16日も、ロシアはウクライナ各地への大規模なミサイル攻撃を行っている。
それも、東部の都市ドニプロでは9階建てのアパートにミサイルが着弾している。
この攻撃により、これまでに子ども3人を含む40人が死亡し、75人がけがをしたほか、依然として30人以上の行方が分かっていないという。
今の状態を見ていると、ロシアは何のためにウクライナを攻撃しているのだろうか?
プーチンは、「正当防衛」だと主張する。
どういうことか?ウクライナ東部にはロシアと親しい組織が支配している。
そしてウクライナ東部の住民が敵に脅かされているのでロシアが守るという。
敵とは誰か?
NATO(北大西洋条約機構)北米・欧州の30カ国が加盟している軍事同盟。
1999年にポーランドやチェコ、ハンガリーが正式に加盟、2004年にはバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)が加盟している。
ウクライナは、随分前からNATOへの加盟を意思表示しており、2008年にルーマニアの首都ブカレストで開かれたNATO首脳会議でもウクライナの将来的な加盟を支持すると発表している。
しかし、以下のような理由からウクライナの加入はまだ認められていない。
ウクライナのどこが基準を満たしていないのか?というと、財閥と政治家の癒着がはびこり、根深い汚職体質を脱却できていないという点。
なぜ、ロシアは無駄な戦いを続けるのか?
ロシアはこれまで、西側から陸上を通って攻め込まれてきた歴史がある。
このため、安全保障の観点から東欧諸国を“緩衝地帯”だと考えている。
そんなことから、NATOの“東方拡大”に強い抵抗感があり、東欧諸国がNATOに加盟することも、東欧諸国に軍事施設を設けることも嫌がる傾向がある。
それにしても、ロシアのウクライナへの侵攻は異常行動のように思える。
新型コロナウイルスが脳に影響?
新型コロナウイルスに感染すると脳に変化が起こる可能性があることが、イギリスなどの研究で明らかになった。
新型コロナウイルスに感染すると脳に変化が起こる可能性があることが、イギリスなどの研究で明らかになった。
軽症の場合でも、脳全体の大きさがわずかに縮小し、嗅覚と記憶に関連する部分の灰白質が減少していたという。
研究チームでは、バイオバンクの対象者について、以下の調査を行った。
新型ウイルスに感染した401人について、感染から平均4カ月半後にMRI検査を受けてもらった
COVID-19に感染していない384人についても、同様にMRI検査を施した
その結果、以下のことが明らかになったという。COVID-19に感染したことのある対象者の脳全体の大きさは、0.2~2%収縮していた
脳のうち、嗅覚をつかさどる領域や、記憶に関する領域の灰白質が減少していた
最近になって新型ウイルスの症状から回復した人は、複雑な知能タスクをこなすのに少し苦労していた
新型コロナウイルスが脳に何らかの影響を与えているのだとすれば、プーチンの異常行動も説明がつくのではないだろうか?
いや、プーチンだけではない。
日本国内でも、日本人らしくない異常と思える行動が続いている。
無人販売所からの盗難、子供への虐待、煽り運転といった乱暴な運転。
そして、気が短い人が増えている。
親切丁寧が売りの、コールセンターでも、逆切れをする人ばかりになってきた。
今まで、日本のコールセンターで、逆切れするような人に遭遇することはなかったが、今は、ほぼ100%といっていいほど、自分の思うようにならないとイライラする人が増えている。
道路を左右の確認もしないで出てくる人、狭い道を対向車がいても速度を落とさず突っ込んでくる人。
人の家の前に灯油の販売車を停めて長時間待たせても謝罪さえしないで走り去る人。
今の日本はイライラさせる人で溢れている。
これらも全て、コロナウイルスによるものだとすると納得できる。
本当に、コロナが原因なのか?
長い間、気晴らしに飲んで騒いだり、食事の時に大声で話したり、旅行や年末年始の帰省もできずにストレスが溜まっても解消できる環境じゃなかったから短気になるのは当たり前だというかもしれない。
しかし、今はそういった環境ではなくなりコロナ禍前にかなり戻ってきている。
それでも、むしろ以前よりイライラさせる場面は増えている。
何を行うべきか?
コロナによるものか、どうかは別として今のままでは、何もしなければイライラさせる場面が更に増えていく。
まずは、今の状態が異常だと気付くことが必要。
そして、それは自分も含めて異常だと認めること。
その上で、各自が以前の状態に戻るべく学習と経験を繰り返すことで回復していくものだと信じている。
では、以前の状態に戻るための学習とは?
人は、怒っている時より、楽しい時の方が気分が良いものだ。
そう考えると、誰しも好きで怒っているんじゃないということ。
イライラすることが起きた時に、怒るのか?楽しむのか?どちらを選択するのか?
冷静な時なら、楽しむ方を選択した方が良いと答えられるが、その時になれば、怒ることを選択してしまう人が多い。
イライラさせられて当然のことが起きた時には、イライラするのが当たり前。
これも、認知バイアスによるものではないだろうか?
認知バイアスを回避する
品川駅は、実際には港区にあるが、品川区にあるのが当たり前だと思っている人が多いのと同じこと。
認知バイアスを回避するためには、直感・経験則で判断するのではなく、合理的な考え方に基づき判断するように学習・経験していくことだと思う。
品川駅はどの区にあるか?と問われた時に「品川区」にあるから品川駅だと判断するのは、直感・経験則によるもの。
そもそも港区、品川区の範囲を正確に把握している人は少ないと思う。
自分の知らない部分がある場合には「わからない」と認知するべきで、勝手に「品川」だから「品川区」だと判断するのは間違っている。
では、東京モノレールの「天王洲アイル駅」ある場所は何区だろうか?
こちらは駅名では判断できないので、調べるのではないだろうか?
個人的には、東京湾沿いに面していてレインボーブリッジが近いので港区だろうと考えていたが、こちらは逆に品川区だったりする。
こうして学習・経験を繰り返すことで正しい判断が行えるようになるのではないだろうか?
普段何気なく、怒っていることの多くは、このような「思い込み」が原因なのかもしれない。
「思い込み」を捨てて、知っていることと知らないことをしっかりと区別する。
知らないことは、調べてから判断する。
これだけで、かなりイライラする場面は減るのではないだろうか?