一粒万倍日とは?
2022年12月12日と13日は、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味があることから何事を始めるにも良い日とされている。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるという。
逆に、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。
12月12日は大安と重なったので、2倍縁起が良いとテレビでも報道されていた。
種籾「一粒」から一本の苗が出来て、この苗から多くても「一千粒」が実るというので実際には「一粒千倍日」と言える。
一粒万倍日はどうやって決まるのか?
干支というと「年」だけだと思っていたが、実は、月、日にも割り当てられている。
年の場合は、「年干支」、月の場合は、「月干支」、日の場合は「日干支」という具合だ。
例えば、2022年12月1日の日干支は「子」で2日以降は、丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・・といった具合に続いていく。最後の亥までくると子に戻る。
そして一粒万倍美というのは24節気毎に日干支が割り当てられている。
具体的には以下の通り
二十四節気名 | 新暦日 | 一粒万倍日 |
---|---|---|
立春(りっしゅん) | 2月4日~2月18日頃 | 丑 or 午 |
雨水(うすい) | 2月19日~3月4日頃 | 丑 or 午 |
啓蟄(けいちつ) | 3月5日~3月20日頃 | 酉 or 寅 |
春分(しゅんぶん) | 3月21日~4月4日頃 | 酉 or 寅 |
清明(せいめい) | 4月5日~4月19日頃 | 子 or 卯 |
穀雨(こくう) | 4月20日~5月4日頃 | 子 or 卯 |
立夏(りっか) | 5月5日~5月20日頃 | 卯 or 辰 |
小満(しょうまん) | 5月21日~6月5日頃 | 卯 or 辰 |
芒種(ぼうしゅ) | 6月6日~6月20日頃 | 巳 or 午 |
夏至(げし) | 6月21日~7月6日頃 | 巳 or 午 |
小暑(しょうしょ) | 7月7日~7月22日頃 | 酉 or 午 |
大暑(たいしょ) | 7月23日~8月7日頃 | 酉 or 午 |
立秋(りっしゅう) | 8月8日~8月22日頃 | 子 or 未 |
処暑(しょしょ) | 8月23日~9月7日頃 | 子 or 未 |
白露(はくろ) | 9月8日~9月22日頃 | 卯 or 申 |
秋分(しゅうぶん) | 9月23日~10月7日頃 | 卯 or 申 |
寒露(かんろ) | 10月8日~10月23日頃 | 酉 or 午 |
霜降(そうこう) | 10月24日~11月6日頃 | 酉 or 午 |
立冬(りっとう) | 11月7日~11月21日頃 | 酉 or 戌 |
小雪(しょうせつ) | 11月22日~12月6日頃 | 酉 or 戌 |
大雪(たいせつ) | 12月7日~12月20日頃 | 亥 or 子 |
冬至(とうじ) | 12月21日~1月4日頃 | 亥 or 子 |
小寒(しょうかん) | 1月5日~1月20日頃 | 卯 or 子 |
大寒(だいかん) | 1月21日~2月3日頃 | 卯 or 子 |
例えば、立春から雨水の間(2月4日~2月18日頃)は、日干支が、丑または午の日が一粒万倍日ということになる。
以下は、一粒万倍日をまとめた表になる。
24節気毎に2日が一粒万倍日なので、24÷12×2=4日
そうすると、1年に換算すると、365÷24×4日=約60日なので、1か月当たりに換算すると、平均5日が一流万倍日となる。
何をするのか?
1年に60日もあるとあまり有難みがなくなるが、それでもちょっとしたことを始める時には12日間隔で一流万倍日がやってくるので、一流万倍日に合わせるというのも良いのではないだろうか?
2022年12月24日と25日は「冬至」に含まれるので一粒万倍日は亥 or 子になる。
クリスマスイブとクリスマスが一粒万倍日ということなので、この日に何か始めれば成功しやすいのかもしれない。
たとえば、クリスマスプレゼントに財布をプレゼントすることでお金が増えやすくなるといった期待もできる。