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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

東京ビッグサイトの南展示棟

JIMTOF

2022年11月8日~東京ビッグサイトで行われている、JIMTOF(ジムトフ)こと日本国際工作機械見本市に行って来た。

といっても、工作機械の導入検討の情報収集といったものではなく、別件で会議棟の方に用事があって2日間通ったので、その合間に見学してみた。

東京ビッグサイトは、前回来た時は、東京オリンピックのメディアセンターとして利用されるということで東側の展示棟(東新展示棟含む)が準備工事に入っていて使用できなかった。

今回は、東京オリンピックも終わり、全ての展示棟がJIMTOFで使用されていたので、歩いて回ると相当の距離になる。

大規模な見本市なのでかなりの人数が来場するはず。

そんなことから、無料の巡回シャトルバス(国際展示場駅りんかい線)→会議棟、国際展示場駅りんかい線)→東展示棟→西展示場)と無料のジャンボバス(東展示棟と西展示棟を巡回)といったものまで用意されていた。

りんかい線国際展示場駅から東京ビッグサイトまで歩くと10分弱かかるので、夏の暑い時だと、とても助かると思うので有料でも良いので常設して欲しいと思う。

しかし、今は秋で歩いていても気持ち良いので、あまり苦にはならなかったし、思ったほど多いようには感じられなかった。

これまで、展示会の入場の時は招待券等と名刺を渡して名刺をカードホルダーに入れていた。

今は事前に入場登録すれば、入場証が発行されるので印刷していけば、入場の際に手のひらによる体温測定後に、カードケースを受け取り入場証を入れて、入場証に印刷されているQRコードを読み取ってもらうだけで入場が完了する。

入場証を印刷していない場合は、受付の場所が分かれている。

結構な人が入場証を印刷していないようだったので、とんでもない時間がかかるのではないかと思った。

会場内でのブースでも多くの場合は、入場証のQRコードを読み取るだけで済むので、ブース内の人と話をしたりしなければ名刺を渡すこともないので、名刺もそんなに多く持っていく必要もないと思う。

2年前とは、展示会の仕組みが大きく改善されているように思う。

さすが、工作機械の見本市ということで、大きな機械を展示するので一つのブースが広い。

IT関係の見本市とは比較にならない。

よく見かけた用語は「CNC」Computerized Numerical Controlの略称になる。

「NC(数値制御)」という言葉はよく聞いていたが、NCが工作機械毎に専用のハードウェアとして組み込まれているのに対して、CNCはコンピューターが組み込まれていて、数値制御はコンピューターが行う。

数値制御というのは工作機械に対して、加工に使用する工具(ドリルのサイズ等)、加工内容(切る・穴明け等)、加工位置(加工を行う場所)等をプログラムとしてあらかじめ指定して人が工作機械を使って加工するのではなく、プログラムで自動加工するというもの。

CNCも昔から使われていた技術なので目新しいものではない。

そして今は、NC制御をコンピューターが行う、CNC工作機械が主流になっている。

しかし、NCであっても、CNCであってもプログラムが間違ってしまうと結果も当然間違ってしまう。

工作機械なので材料をセットして加工を開始してしまうともう、後戻りはできない。

プログラムが間違っていたと気がついた時には材料には加工が施されているので使い物にならなくなる。

その結果、材料が無駄になってしまう。

事前にシュミュレーションを行えるようにしようというのが最近のCNCになる。

コンピュータがNC制御を行うのだから、コンピューターの中にNC工作機械のデータは全て入っていることになる。

これをコンピューター上に仮想工作機械を作ることで事前に加工を行ってみることができる。

コンピュータ上で加工したものは、寸法を計測することもできるので材料を無駄にすることなく何度でも繰り返すことができる。

どういう手順で加工するのが最適なのか?といったことも繰り返し試すことができるので、作業レベルの向上にもつながる。

正直、工作機械を見ていても、よくわからないし、だからといって購入予定のないものについて質問して機会損失させるのも申し訳なかったので、南展示棟に行ってみることにした。

南展示棟

南展示棟は2019年に新しく追加されたもので、自分が最後に行った展示会でも使用されていた。

南展示棟は人の入りが悪い。

どんなに混んでいる見本市や展示会であっても、南展示棟に行けば混雑から解放される。

南展示棟は1階と4階の2層構造。

1階から3階は吹き抜けになっていて、2階、3階の海側は通路、お手洗い、休憩スペースになっている。

2階にはコンビニ、4階には軽食が食べられる場所もあるのでレストラン街が混んでいても南展示棟に逃げ込めば何とかなると思っていた。

特にお気に入りは2階の通路窓側に広がる休憩スペースで、天気の良い日は埠頭と空がとても綺麗で気持ちがリセットされる。

※写真は2階の通路から撮影したもの。
JIMTOFも、南展示棟は予想通り空いていた。

自分は2日目の9時過ぎに南展示棟に行ってみたが、展示ブースの方が初日も終日、人の入りが今と変わりなかったということだった。

1日目は、ほとんど展示棟には行かなかったがそれでも、食事のために展示棟に行くと東展示棟当たりは凄い人だったので、南展示棟はなぜか、人気がないようだ。

ちなみに、2日目は南展示棟で食事しようと思って出かけたところ、4階で、「JIMTOF Food Festival 世界の屋台村」が開催されているということで、行って見ると広いホール内の端に9台のキッチンカーが並んでいた。

こちらも、自分が行った時間帯には人がまばらで、ほとんど人がいなかった。

どんな内容かと言えば、以下のようになる。

アイスランド

 北欧ごはん silfra(鶏肉のピッティパンナ)

アメリカ:

 アメリカンダイナー(テキサスBBQステーキライス)

インド:

 ミラーン(南インドカレー)

シンガポール

 ミスターチキン(シンガポールチキンライス)

タイ:

 サワディー(タイラーメン)

日本:

 うなぎのまんまる(本格うな重 お吸い物付き)

ハワイ:

 メグズキッチン(ハワイアンプレート)

ペルー:

 プライマルコーヒー(スペシャルティコーヒー)

メキシコ:

 ベラクルスフェイジョアーダ

せっかくなので、何か食べてみようと見て回っていたが、無難に、「うな重」を選択した。埼玉県の川魚問屋の「鯉平」の直営店で、うなぎと麦酒のまんまる新橋店は閉店したということ。

なぜ、南展示棟は人気がないのか?

JIMTOFに関して言えば、Additive Manufacturingエリア 特別展示というのが、おまけのような印象を与えてしまったのと、あまりの広さで全ては見て回れないということで南展示棟は後回しにされたのかもしれない。

しかし、南展示棟まで行く体力がなくなり帰ってしまった。

というのが普通の考え方だと思う。

もう一つの理由として、南展示棟の入口がわかりにくいというのがあると思う。

南展示棟に向かうルートは、気付きにくい。

普通に回っていると東と西しかないように思ってしまう。

自分は、まだ南展示棟が出来てから2回しか来たことがないが、まだ2階のコンコースから向かったことはないし、表示を見た記憶がないので、それだけ分かりにくくなっているのだと思う。

自分としては、南展示棟はオアシス的な存在でいて欲しいが、展示する側としては困ると思うので、あえて紹介したい。

これを読んで頂いた方は、是非、南展示棟に足を運んで欲しい。