イッタラ展
2022年9月17日~11月10日の間、渋谷Bunkamur ザ・ミュージアムで「イッタラ展」が開催されている。
イッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、更に日本展ではイッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて展開します。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点を通してその技術と哲学、デザインの美学に迫ります。
【出典】イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき | Bunkamura
10/21(金)、10/22(土)、10/28(金)、10/29(土)の各日18:00以降ご来館のお客様には、本展オリジナルステッカー(非売品)がもらえるそうだ。
※各日なくなり次第終了となります。
※ご入場時にお渡しいたします。
※状況により、予告なく配布を中止させていただく場合もございます。予めご了承ください。【出典】【夜間開館日プレゼント】ステッカー(非売品)をプレゼント | イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき | Bunkamura
行きたかったが、この期間中、渋谷に行く予定がないのが残念。
イッタラとは?
イッタラは、フィンランドのイッタラ村のガラス工場から始まったデザイン企業。
機能的でお洒落なデザイン、カラーが特徴の食器を製造しているが、イッタラといえば、アイノ・アアルトグラス。水の波紋をイメージしたリング状のデザイン。
無鉛ガラスは傷つきにくく丈夫で透明度と輝きに優れている。
自分はあまり、ハイボールは飲まないが、そのために作られたハイボールグラスも有名。
デザインより実用性になってしまった
陶器のマグカップやガラスのタンブラーは、自宅ではウェッジウッド、会社ではイッタラを使っていた時があった。
当時は、ウェッジウッドより、イッタラの方が価格が手ごろだったので、割れてしまう可能性が高い、会社では割れても諦めがつくものを使っていた。
しかし、今は透明なプラスックも作れるようになら更には二重構造にすることで断熱効果まで得られるものが100均で購入できる時代になっている。
そんなことから実用性を重視するようになり、タンブラーに関しては、会社、自宅共にボダムのダブルウォールグラスに変えた。(※2個セットだったため)
自宅では、サーモスの真空断熱タンブラーと使い分けている。
またマグカップはセラミック製の電子レンジ対応のものがあったりする。
プラスチックやステンレス製だと洗っている時に滑らせて、落としてしまった時でも、割れることがないという利点もある。
このように、見た目だけではなく実用性に優れたものが、安価に販売されるようになっている。
ガラス製からプラスチック製
ガラス製は飲み口が薄く仕上げられているものもあるので、丁寧に扱わないと欠けたり割れたりする。
これがストレスフリーに反するという理由で使わない人もいるだろう。
陶器の食器も同様だと思う。
そんなことから、最近はガラスや陶器の食器よりもプラスチック製やステンレス製、セラミック製のものを使用する頻度が高くなっている。
見た目より実用性ということになる。
ウエッジウッドのマグカップといえば高級なイメージがあったが、今はイッタラと同程度の価格のものが増えている。
これも、今は良いものというだけでは売れなくなっているからなのかもしれない。
ガラス製は衰退するか?
では、このまま、ガラスや陶器の食器は衰退していくのだろうか?
精魂込めて作られた料理やワイン、ウイスキーといったものを大量生産のプラスチック製の器で頂くというのは、失礼な行為だと思うし、もっと敬意を払って頂くべきだと思う。
それにプラスチック製からはどうしても、高級感が感じられない。
ガラスと比較した場合、透明感についても大きな差があるし、味についてもガラスは無味無臭の材質の素材なので味の邪魔をしない。
氷を入れて飲むときにグラスに氷が当たったときの音もプラスチックのものとは、全く違ったものになる。
このため、まだガラス製の方が優位な面も多いので、無くなることはないだろうが、需要が減るのは間違いないので、今後、自分も微力ながらガラス製も積極的に購入していきたと思う。