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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

経理の不正を発見する仕組みづくり

会社のお金

会社の経理部門というのは、会社に入ってきたお金、出て行ったお金、残っているお金を日々、しっかりと管理している。

このため、社員の誰かが不正を働けば、経理部門でわかるような仕組みは取られていることだろう。

しかし、その経理部門の経理担当が不正を働いたらどうなのだろうか?

自分も経理担当が不正を働き、見つかって処分されたという場面を何度か見てきた。

不正を発見するには?

お金を管理しているものであれば、不正を働こうと思えば、いくらでも方法はあるということを話していた。

そして、不正は「お金に困っている人」が、やってしまう場合が多いということ。

このため、管理者は経理担当が借金などしていないか?お金の使い方に変化がないか?借金などをしていないか?といったことを色々な手段で把握しているということも話していた。

確かに、ここでは書けないが、自分が思いつくだけでもいくつかある。

給油カードの不正

書ける範囲だと、ガソリンスタンドのセルフ化が進んできてから、よく耳にしたのは法人契約をしている社用車の給油カードを利用して私用車に給油するというもの。

色々なパターンがあるが、多いのは、休み前から社有車を利用しておき、給油カードを休み中も所有しているので、ゴルフに行くときなどに自分の車に給油する際に利用するというもの。

セルフ化になる前は、給油カードは車のナンバーが紐づけられているので、異なる車で給油すればスタンドの人が気が付いて教えてくれていたらしいが、セルフになってからは、それが難しくなった。

しかし、スタンドによっては、車のナンバーを自動で取得してカードに紐づいたナンバーと異なる場合には報告してくれるスタンドもあるので、そういうところだと不正はできない。

セルフになる前から、社有車の管理者は毎月、給油時のレシート、運行日誌と給油履歴を比較して車が利用されていないのに、レシートがないのに実績があったりするとガソリンスタンドに問い合わせて不正がないか確認している。

しかし、管理者が不正を働いた場合のチェックは、経営層になるが、経営層が細かな現金の流れに興味をもつことはなく、興味があるのは損益計算書といった経営指標が把握できるものだけ。

貸借対照表などには興味はないし、社有車の給油カードの明細を運行日誌と比較してまで確認しようなんてことは思わないだろう。

唯一期待できるのは、税務署の調査が入って不正を働いていた金額を異常と判断して確認してくれた時のみ。

しかし、そんなのは何年かに1回のことであり、何より税務署が先に見つかってしまうのは問題外。

どうやってチェックしている?

経理部門が不正を働いているかどうか?を発見するために、よく使われるのが、必ず2人以上の体制にしてダブルチェックを行うというもの。

1人だけでは、どうしても不正が発覚しないので、どうしても一人しかいない場合は経営者が必ず確認するといった仕組みが必要だと思う。

お金の管理は絶対に1人に任せてはいけない。

発覚しない不正が多数あるのでは?

しかし、大きな会社であれば、それも可能かもしれないが、小さな会社の経理部門では人が十分に配置できているわけではないので、調べると大小の規模はあるが不正は、かなりの会社で起きているのではないか?と考えている。

不正が発覚して報道されているようなものは、ほんの一部で、実際には、発覚しないものがたくさんあるのではないだろうか?

不正を発見するシステムは?

AIを使った、不正会計・経理検知システムといったものも世の中にはあるようだ。

しかし、大企業向けで、小さな会社には導入が難しいレベルのものだと思うので、今後、安価なシステムが作られると、パソコンに必ずセキュリティソフトがインストールされているように、不正会計・経理検知システムが、必ず会社に1つ存在するような時代になる可能性もあると思う。