めだかブーム
以下のような記事が目に入った。
プラスチック製品製造のリョウケ(埼玉県川口市、早川国好社長)の山形工場(村山市稲下)は、工場からの廃熱を利用してメダカを生育し、繁殖にも成功した。メダカは品種改良が進んで近年、飼育がブームとなっている。夏の行楽期に合わせ、同市のクアハウス碁点で自社のプラスチック容器に入れたメダカを販売している。
そういえば、知人がペットショップにめだかを買いに行くといった話を聞いていた。
その時は、熱帯魚ではなく、めだか?って感じで思ったので、「めだか」を飼うのが流行っていると言われた。
しかも、部屋の中で飼育するらしい。
めだがは、今や飼育ペットランキングでも犬、猫に続いて3位だとか。
昔は、めだかなんてその辺にいたのを捕まえて外で飼っている人はいたが、家の中で飼っている人は見たことがない。
これは、めだかが育つのに必要なバクテリアは太陽光や外気が必要なので、外で飼うのが必要なためだ。
知人によれば今はバクテリアが含まれている水が販売されているので問題ないそうだ。
今では品種改良した、めだかまで出てきていて、錦鯉のようなめだか、ポニョのような目がパッチしためだか、ラメのシルバーラインが入っためだか・・・と品種は500を超えている。
コロナ禍でホームステイ中に、盛り上がったペットブームで、手間がかからず癒されるということからめだかを飼う人が増加した。
めだか専門店が、できたり専門書も出版されているとか。
水槽をセンス良く見せるデザイン術。長く飼育するための快適な環境づくり。美しく健康なメダカが生まれる交配テクニック。専門店だから知っている、一番わかりやすいメダカの「飼育のコツ」を写真と図解でご紹介します。
めだかの放流はダメ
めだかは小さいこともあり、飼えなくなると、可哀想だからと、近所の川などに放流したくなるかもしれないが、放流した川に、めだかがいた場合、川のめだかは長い時間をかけて、川特有の環境に馴染むように遺伝子が変化している。しかし、異なる遺伝子のめだかが放流されると、川に馴染めない遺伝子に変化して最悪の場合、その川のめだかが全滅してしまうかもしれない。
コロナ禍に色んなペットを飼って、飼えなくなった人が、適当な場所に放してしまうことが問題になっているが、めだかも飼うのであれば最後まで責任を持って欲しい。
どうしても飼えないなら、里親を探すといったいったことを行わないといけない。
それが、嫌なら最初から飼わないで欲しい。
めだかの学校
余談になるが、「めだか」と言えば、「めだかの学校」をつい口ずさんでしまう。
- めだかの学校は川の中 そっと、のぞいて見てごらん そっと、のぞいて見てごらん みんなでお遊戯しているよ
めだかの学校はどこ?
めだかの学校という発想が凄いと思う。
めだかの学校を作詞したのは、茶木 滋(ちゃきしげる)で神奈川県横須賀市汐入町で生まれた。
そして、昭和19年に一家そろって小田原の万年町(現在の浜町)に疎開。
終戦当時の荻窪用水のこの周辺で、息子と一緒に出掛けた買い出しの途中で、交わした会話を基にして、めだかの学校の詞を書き上げた。
- 小田原市郊外の小川のほとりを歩いていた時に、幼い長男が見つけた”めだか”を茶木は見失いました。その際、何気なく言った長男の「待ってればまたくるよ、ここはめだかの学校だもの・・・」という言葉が浮かんできてヒントになり、歌詞を一晩で書きあげました。作詞に際し彼が最も苦心したのは、”つーぃつい”という表現だったそうです。
【出典】「めだかの学校」童謡碑|横須賀市
子供の発想だったとは思わなかったが、よく考えれば、子供でなければできない発想だったのかもしれない。
荻窪用水の小川での会話が元となり「めだかの学校」の詞ができたのだから、「めだかの学校」は荻窪用水の小川だと言える。
残り少ない、夏休みを、「めだかの学校」で過ごすというのも良いのではないかとふと思った。
とはいっても、小田原市までは遠いので、近所の「めだかの学校」を探してみたい。