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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

人は見た目より中身なのか?

ルッキズムとは?

最近、ルッキズムという言葉が使われるようになってきた。

外見至上主義、外見で価値をつけるといった意味で使われている。

見た目ばかりを重視する、ミスコンは差別だ。

だから本当の美しさを比較するために、顔にマスクを着けて行っているミスコンもあるようだ。

テレビに登場するのは若くて綺麗な女性だけ?

NHK放送文化研究所が調べた、テレビのジェンダーバランス報告によると、テレビ番組全般で女性が登場するのは40%以下、ニュース番組では30%未満、男性に比べると半分以下にとどまったという報告が2022年5月1日に行われている。

テレビに登場する人数を性別+年齢別でグラフ化された結果を確認すると、女性は20代をピークに年齢と共に人数が減っているが、男性のピークは40代になっている。

また、20代までは、女性の方が男性より多くテレビに登場しているが、30代を過ぎると、男性の方が多く登場するようになっている。

このデータだけを見ると確かにテレビでは男性の方が多く登場し、女性は「若くて綺麗な人」というルッキズムにより登場しているように見える。

テレビの登場回数はジェンダーによるもの?

しかし、これを職業別にするとテレビには「お笑い」の人が群を抜いて多く登場している。

そして「お笑い」の登場数は男性が圧倒的に多い。

「お笑い」という職業が、そもそも女性の数が圧倒的に少ないのでテレビに登場する人数も、お笑い芸人の男女比率に近い形になるのは当然だと思う。

つまり、テレビの登場回数は、単なる性別によるものではなく、職業の男女差が大きく影響していることになる。

女性の方が多く登場している職業だと、アナウンサー・キャスター・リポーターになる。

その内訳を見ると、女性の場合は、20代・30代が多いように見える。

これも、女性は30代までに結婚して職を離れる場合が多いことが予想できる。

仮に結婚後、復帰したとしても、アナウンサー・キャスター・リポーターという職業は女性の場合、既婚と未婚だと未婚の方がテレビの登場回数は多くなりがちなので、結婚するとどうしてもテレビの登場回数は減ることになる。

この場合は、男女の差別というよりも、既婚・未婚が影響している。

女性は30代を超えるとアナウンサー・キャスター・リポーターの数が減るため、男性の方がテレビに登場する回数が増えることになる。

そう考えると、テレビの登場回数は職業による影響が大きいと言える。

【出典】調査報告 テレビのジェンダーバランス|NHK放送文化研究所

見た目の流行

日本には「流行」を重視する傾向がある、誰かが作った「流行」が「見た目」の基準のようになっている。

一時期、流行したルーズソックスは個人的には、ダボっとしたソックスで見た目的には名前の通り「ルーズ」感しか感じなかったが、当時は「足が細く見える」から良いとか言われていたが、これも、自分には余計に太くなってしまうようにしか感じられなかった。

日本では「見た目の流行」というものが加わり、ルッキズムを歪めている部分もあるように思う。

見た目ではないのか?

これに対して、「人は見かけによらない」という諺(ことわざ)がある。

人は見かけだけではわからない面を持っているので見かけだけでは判断できないという意味になる。

子供の頃は、人を見た目で判断してはいけないと教えられてきたが、現実は、教えられてきたことに反して「見た目」が重要だという事を感じさせられる場面の方が多い。

就職する時には「面接」がある。

どんなに立派な学歴、経歴、資格を持っていても「見た目」の印象が悪ければ採用されない場合もある。

「見た目」というのは容姿が良いということもあるが、就職の場合だと、見た目が怖い、暗い、信用できないといった第一印象が悪いということの方が重要視される。

今は「受付」が多機能電話などに置き換えられてしまい人がいない場合の方が多いので「容姿」で選ぶなんてことは減っていると思う。

それでも、学歴、経歴、資格などが同じだと「見た目」の良い方を選ぶのは人が面接に関わる限り避けられないことだと思っている。

見た目は重要

面接なのに、髪がボサボサ、髭は剃られていない、チャラい恰好だとか、常識に欠けると判断してしまうし、太っている人だと、私生活の節制が不十分と考えて、自分に甘い日々を過ごしているのだろうと思ってしまう。

更に言えば、何となく嫌な感じで、信用できない人だと思う場合もあると思う。

こんな感じで、見た目が人間性を判断する材料になるのは間違いない。

中身も大切

もちろん、見た目だけではダメで、必要なスキルだったり、経歴といった内容が伴って初めて採用になるのであって、見た目だけで良いということではない。

ルッキズムというのは書類選考や初対面といった最初の段階では当然のように発生することだと思う。

最終的には中身も必要ではあるが「最初が肝心」という言葉があるが、まさにその通りで、同じ人であっても、笑顔と不愛想な表情では、第一印象は全く違ってくる。

以上から、子供には見た目の重要性を正しく教える必要があると思う。

最初は見た目が重要で、最終的には中身も重要だと。