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登庁より登頂を選んだ石川県の知事

知事の白山登山

石川県の白山が、国立公園に指定されて60年を迎えたということで、石川県の馳知事は、白山をPRするために、2022年8月3日から白山で登山を行っていた。

登山には馳知事以外に、県職員約10人のほか、報道陣約10人を含めた約20人が参加。

山頂手前にある宿泊施設「白山室堂ビジターセンター」で1泊してご来光を見るという企画だった。

3日の夕方頃から山頂で雨が降り始め、4日早朝には雷を伴う強い雨になった。

馳知事は4日朝、雨の影響で予定を1時間半ほど遅らせ、午前8時半に下山し午後1時までに登山道の入口に到着した。

避難指示が・・・

8月4日、石川県内は各所で川が氾濫したり氾濫寸前で避難指示が出されるほどの豪雨に見舞われていた。

このため、登山道入口と市街地をつなぐ一本道の県道が通行止めになった。

帰還することができなくなり、登山口そばの旅館で1泊することになった。

白山のある白山市も避難指示が出されており、石川県知事が軽率な行動により避難指示が出されている場所から逃げることができなくなってしまった。

結局、4日午後になって石川県は副知事をトップとした、災害対策本部会議を開くことになった。

携帯電話で副知事には逐次指示を出していたので大丈夫だというが、天候が悪くなることは事前にわかっていたはず。

実際、3日午前6時すぎに登山道の入り口に到着した際に「天候もどうなるかわからず、緊張感もあるがしっかり登りきりたい」とコメントしていたので天候に不安があることは周知していたことになる。

また、下山後は以下のように問題がなかったとの発言をしている。

  • 今日、雨になることは予報でわかっていた。十分な注意をして登山をした

反省しているようには思えないので、今後も同じようなことを繰り返す可能性が高い。

そんな馳知事は、5日朝に旅館を出発して県庁に登庁。

職員の声は賛否両論

  • 首長は飛び回っているのが普通であり、不在を批判されるとどこにも行けない
  • 雨予報は前から出ていた。政治は結果が全てあり、危機管理がなっていないと言わざるを得ない

不在を批判されるとどこにも行けないと言っている人は、ズレている気がする。

批判をしている人は、不在を問題しているわけではなく、危機管理ができていないから緊急事態に不在の状態ができてしまったことを指摘していることになる。

これが、リスクの高い登山ではなく、普通の出張だったなら批判はしていないだろう。

登頂を目指したために、登庁できなくなったというのは、何とも恥ずかしいことになったものだ。

石川県のホームページでは「登山の前に」ということで以下のような注意が行われている。

山の天気は変わりやすく、悪天候の場合は大変危険です。

もし登山に不向きであるなら、取り止めにする決断が必要です。

【出典】石川県/登山の前に

注意を促している石川県のトップが、取りやめにする決断ができないのだから、一般の登山者が取りやめに決断できないことを責めることはできない。

決断ができなかったばかりに、白山のPRどころか白山登山は危険だという悪いイメージを与えると共に、馳県知事の軽率さが露呈し不信感が生じる結果となった。

天候に不安があったなら登山はしない。今回は不安しかなかったはずなので、中止以外の選択肢はなかった。

知事が変わっても同じだった

石川県にしても金沢市にしても観光にしか力を入れていない。

新幹線効果を利用して観光地としての石川ブランドを確立させたい気持ちはわかるが、県民の多くは納めた税金を観光に力を注いで欲しいなんて思っていない。

自分達が生活しやすくなることを願っているはず。

しかし、県民の願いなんて関係ないという感じで、税金は観光にばかり費やされている。

自分の判断・行動に責任が持てず、反省も出来ない。

人間的にも成熟できていない。

前回の選挙で石川県も金沢市もそんな感じの人が現在は首長になってしまった。