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日本人が優勝できない料理コンクール

国際料理コンクール

「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」で日本人はまだ優勝した経験がないというニュース記事を読んだ。

「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」というのを初めて聞いたので、調べてみた。

フランス人シェフ、ポール・ボキューズ氏が始めたフランス料理の世界大会「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」である。

ポール・ボキューズ氏は1965年に初めてミシュランの3つ星を獲得して、以後、50年以上維持したという凄い人になる。

自分も好きな、クリームブリュレを今の形に仕上げたのも、ポール・ボキューズ氏になる。

2年に1回、1月に開催される同コンクールは世界24の国から一流シェフが集まる。

まさに「美食のワールドカップ」。日本は大会が始まった1987年から参加しているが、これまでの最高位は、2013年に「浜田統之」氏が3位となっただけで、優勝はまだない。

2023年の1月開催の19回目のコンクールでも初優勝を目指す。

国内予選は、ひらまつ杯?

日本から出場するためには国内予選の「ひらまつ杯」と世界4地区(アジア・パシフィック、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ)で行われる大陸予選を勝ち抜く必要がある。

「ひらまつ杯を主催している、株式会社ひらまつは、ポール・ボキューズと業務提携していることから、「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」の日本予選は「ひらまつ杯」となっているのだと思う。

もう一つ、「ひらまつ」という名前を聞くとドロドロしている印象を受けてしまう。

「ひらまつ」というのは、日本人オーナーシェフとしては初めてミシュラン1ツ星を獲得した料理人の平松宏之氏の名前になる。

本名は「平松博利」であり、料理人の時は「宏之」、実業家の時は「博利」と使い分けているようだ。

一つ星を獲得したのは、「レストランひらまつ」のパリ店舗で、日本でも20店舗を超えている。

金沢にもある、ひらまつ系レストラン

金沢にも「ジャルダン ポール・ボキューズ 」という高級フレンチの店舗がしいのき迎賓館内にある。

「ひらまつ」という名前のイメージの悪さから利用したことがない。

いや、全国にある、「ひらまつ」が関与している店舗全て利用したことがない。

なぜ名前のイメージが悪いのか?

株式会社ひらまつとして東証一部上場企業になるまでに成長したが、創業者である「平松博利」氏の経営者としての判断に問題が出始めるようになった。

そして、料理以外のことで騒がれるようになっていった。

「株式会社ひらまつ」は「後の世代」に任せる代わりに、創業者には5億円の功労金を支払います。

そんな条件で2016年6月24日に64歳で社長の座を退いた。

創業者なのに、なぜ、そんな扱いを受けるようになってしまったのか?

ホテル開発に絡む多額の業務委託費など、癒着ともとれる利益相反取引が目立つようになり公私混同が目立つようになってきたためだ。

このため、創業者は代表権もなく取締役でもない、ただの会長に追いやられた。

しかし、会長となったあとも、個人会社として設立した「ひらまつ総合研究所」への「業務委託費」の支払いが増えていった。

当初、創業者は「ひらまつ総合研究所」で、「レストランひらまつ」の広尾本店を2億円弱で買い取って「経営者」から「料理人」に戻るはずだった。

結局、会社資金を私的に使用することが目立ったことから、創業者とのコンサル契約を解除した。

これに納得できない創業者は「株式会社ひらまつ」を提訴して裁判になった。

裁判は、2021年3月1日に和解が成立している。

2020年には株式会社ひらまつは大きな赤字(約21億円)に転落している。

これを受けて、経営陣の入れ替えを行い、創業者の息のかかった社長も交代したが、コロナ禍の影響もあり、赤字は止まらず、2021年には約41億円の赤字と瀕死の状態になってしまった。

救世主現る

そんな「株式会社ひらまつ」の救世主となったのが、パチンコで有名な「マルハン」グループだった。

創業者も買い取った広尾本店で料理人としての原点に戻った。

共に、これからということになったものの、個人的には「ひらまつ」という名前からは公私混同する社長、会社の内紛といった悪いイメージしか思い浮かばない。

疑惑を感じるコンクール

そうすると、「ひらまつ杯」も「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」も同じようなイメージで見てしまう。

例えば、優勝者が「株式会社ひらまつ」出身が多い点に違和感を感じてしまう。

フレンチのシェフは日本でも大勢いると思う。

それでも、優勝しているのは「株式会社ひらまつ」とつながりがあるシェフなのではないか?といったことまで考えてしまう。

それは、ボキューズ・ドール国際料理コンクールも同じであり、日本人の最高順位が3位ということや、アジアで3位以内になったのは日本とシンガポールだけというのも不自然に感じる。

なぜ、他の国からは選ばれないのだろうか?

考えていくと不自然な点しか頭に浮かんでこなくなる。