コロナ禍では釣りとキャンプが人気
コロナ禍で大人数での行動が制限されていたことから、野外で一人でも行える「釣り」や「キャンプ」が人気となった。
一人で行うキャンプは「ソロキャンプ」と言われている。
グランピング施設が増えている
現在は、ホテルのような感じでキャンプが楽しめる「グランピング」が人気となり、石川県にも羽咋市にグランピング施設が誕生している。
グランピングとは、「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、テントなどは常設状態で、中には歯ブラシ等のアメニティ、ベッドや椅子・テーブルが配置、テレビやエアコンまで設置されている場合もあり、ホテルのようになっている。
食事もBBQだったり、施設で食事だけ別に取るということもできるので、「衣食住」のうち、「食・住」の心配はない。
トイレや風呂・シャワーといったものは、さすがにテント内にはないが、それ以外はホテルのような感じで過ごせる点が人気なのだと思う。
このため、キャンプをホテルの予約をするような感覚で楽しめる。
しかし、自分としてはグランピングって何が楽しいのだろうか?と思ってしまう。
ホテルと同じようにというが、だったらホテルに宿泊した方が快適だと思う。
グランピングもキャンプ
グランピングのベースは野外であり、キャンプだと思う。
このため、キャンプ気分を手軽に味わいたいという人が利用するものであり、本当にキャンプが好きな人は、自分でテントを張ったり、火を起こして自分で肉や野菜を焼いたり、ご飯を炊く時間が楽しいのだと思う。
自分はキャンプが好きではないことは理解しているので、ソロキャンプは勿論、キャンプも行きたいとは思わない。
キャンプにお金を使うくらいなら衣食住の心配のない場所で、のんびり快適に過ごしたいと思っている。
グランピングは、キャンプはしたいけど、用具を揃えたり、テントを張ったり、後片付けの手間は面倒だと感じる人が利用するのだと思う。
ホテルみたいなテントとは言っても、やはり野外での生活になるので快適な面ばかりではないと思う。
風呂は露天だったりして人目が気になったり朝方に入ろうとすると寒いから嫌だと感じたり、トイレは離れた場所にあり夜中に離れた場所まで行くというのは快適を求める人にとってはストレスを感じるはず。
そんな人達が何度も、グランピングを利用するとは思えない。
今は、流行っているということで、経験しといた方が良いと考えて利用するかもしれないが、そんな人達の中の何割が、もう一度利用するのだろうか?
グランピングのリピーターとなる人はきっと、キャンプが好きな人だと思うので、いずれは、キャンプの道を歩むような気がする(笑)
まぁ、人それぞれなので、当然、グランピングが最高って人もいるはず。
しかし、今、乱立しているグランピング施設が持続可能か?というと強い疑問を感じる。
そもそも、キャンプ自体が、コロナ渦でも野外で家族と過ごせるということで注目されたのだと思うので、コロナが落ち着けば、コロナ禍前のように旅行に戻るのではないだろうか?
キャンプが本当に好きな人達
キャンプやグランピングは、あくまでコロナ禍での旅行の代替案のような存在だと思うので、旅行が普通に行けるようになれば、お役御免ということになるので、早ければ今年中、遅くても数年後には多くのグランピング施設は閉鎖されていくのではないかと思っている。
それでも、コロナ禍でキャンプやグランピングを経験した人の中で、楽しいと感じた人たちは、今後も継続していくのでコロナ禍前よりキャンプやグランピング人口は増えるとは思う。
一時的なものではなく、本当に好きな人達であれば、キャンプでのマナーもきちんと守ってくれるのではないかと思うので、そういう形で今後も続いて行って欲しいと思う。