スリッパを買いに無印へ
先日、スリッパを購入しようと思って無印良品に行くことにした。
スリッパがたくさん並んでいた。
イ草製のもの、綿、麻と色々とある。
しかし、どれも、決定打に欠ける。
どれも、作りがどこか雑な感じなので質感も良くない。
更には、履き心地が良さそうな感じがしない。
10分ほどスリッパが並んでいる棚の前で、手に取ったりして確認していたが、どれも買う気にはなれなかった。
このスリッパ、「無印良品」の店舗に置いてあるから「無印」のスリッパだとわかるが、スリッパだけが、スーパーやホームセンター、コンビニに並んでいたら、これが「無印」のスリッパだと思う人は、どれくらいいるだろうか?
せっかく、来たので、スリッパは買わなくても何か良さそうなものがないか?と店内を見て回った。
しかし、使わなさそうなものばかりが並んでいて「これは!」というものはなかった。
結局、何も買わずに出てしまった。
ローソンで無印良品
そんなことがあって暫くしてから、全国のローソンで無印良品の商品を販売するという発表があった。
2022年5月から約半年間で、関東甲信越地区の約5,000店に「無印良品」の導入を開始します。その後、全国への拡大を進めてまいります。
・生活の基本となる商品約200アイテム(※)を、専用の販促物を使用した複数にわたる棚で展開し、店舗の立地やお客さまのご要望に合わせて、商品ラインナップの拡充を協議して まいります。(※)主な品揃えは化粧水、文具、靴下、レトルトカレー、菓子など。
ローソンは、2020年6月から東京都、千葉県、埼玉県の約110店舗で実験的に無印良品の商品を扱っていた。
その結果、導入店の売り上げは、2~5%増の効果があったという。
無印良品と言えば
最近は、レトルトカレーなどの食品が人気。
自分も一度だけ「素材を生かしたカレー キーマ」を購入して食べてみたが、自分の好みではなかったので、その後は購入することはなくなった。
考えてみると、最近、無印で何を買っただろう?
去年の10月にアロマストーンを買っていた。
そのあとは?
最後に買ったのはフェイスタオル
そうそう、「パイル織フェイスタオル」税込み290円。
ジムでシャワー等を利用する際に身体を洗うのに使用していたタオルが使いすぎてカラカラになってきたので、無印へタオルを探しに行き見つけたものだ。
290円という安さなのに、この吸水性とボリューム感は素晴らしい。
生地にはオーガニックコットンの綿糸が使用されていて、シャワーを浴びて身体をこのタオルで拭けば、水分はほとんど取れる。
バスタオルはいらないほどだ。
それなのに、タオルの表面は少し濡れている程度。
毎日のように洗って使っていても、生地が硬くなることもなく、ほぼ買った時のままなので長く使える。
このコストパフォーマンスのタオルは他には見当たらない。
これぞ「無印良品」と言える代表的な商品だと思う。
最近の無印良品って
とは言っても、無印良品に行って、何も買わずに出てきたことなんてこれまで、1度もなかった。
アンダーウェアとして利用した綿なのにサラッとしたTシャツは、数回洗っただけで、脇の部分が破れてしまった。
最初は、着たり脱いだりする時に爪か何かが引っかかって破ってしまったのかと思ったが、3着買って3着とも同じ結果だった。
これで、1000円近い価格だったので、無印らしくない商品だった。
その前にはウインドブレーカーのようなものを購入したがファスナーが小さ過ぎてなかなか、締められなかった。
ファスナーが小さくて結合させるのに苦労するし、結合させて上にあげようとしてもファスナーが閉まらなかった。
この辺から、無印に対して不信感を持ち始めたように思う。
このままなら自分は無印良品に行く機会はさらに減るはずだ。
いや、今の無印だとタオル以外は使えるものがないので足を運ぶことはなくなる。
タオルだけならわざわざ、買いにいかずに通販で買ってしまう。
新商品は?
イ草まくら、イ草ごろ寝マット、イ草ラグと「イ草」がキーワードのようだ。
イ草まくらは、角型と平型があり、共に税込みで990円
角型
【出典】イ草まくら・角型 15x25x6cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品
平型
【出典】イ草まくら・平型 25x40x6cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品
他にも色々と「New」と表示されたものはあったが、「無印良品」らしさが消えている。
「無印良品」らしさとは何か?
例えば、今、唯一、無印良品で今後も買いたいと思っている「フェイスタオル」は
一見すると、普通のタオルだが、吸水性に優れていてボリューム感がある。
何気ない気配りがされた商品が「無印良品」だと思う。
今、店舗に並んでいる商品は、デザインだけが「無印良品」なのでまるで、模造品が並んでいるような感じがしてしまう。
見た目ではなく、使ってみて「良い」と感じるから無印良品の商品が必要になるわけではない。
見た目が同じでも、実際に使ってみて「良い」と感じなければ、それは「無印良品」ではない。
そもそも「無印」としているのは、見た目(ブランド)ではなく、良い物をということではないのか?
今の無印良品は、自分自身を見失っているように思う。