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テスラの自転車版?「VanMoof」が世界で人気だとか

VanMoof

VanMoof(バンムーフ)という自転車が世界で人気だとか。

オランダのメーカーの「e-バイク」、つまり電動アシスト自転車として発売しているものだ。

日本にも渋谷にブランドショップがある。

何が凄いのか?

e-バイクなのに、バッテリーがどこに搭載されているのか、わからない。

見た目はフレームが少し太めの自転車って感じだ。

見た目がシンプルでお洒落だ。

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日本の電動アシスト自転車には、大きなバッテリーが搭載されていて、見た目も、いわゆる、「ママチャリ」という感じのデザインなのでカッコいいとはお世辞にも言えない。

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テスラのようにスマホで自転車に対する色々な設定ができる。

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eシフター

車のオートマチック車のようにギアは速度に応じて自動でチェンジされていくのでギア変速のレバーやスイッチもない。(4段変速)

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どこで、ギアチェンジするのかの設定はスマホアプリで変更できるようになっている。

ハンドルに付いているのはブレーキレバーだけになる。

将来的にはブレーキレバーも感圧センサーなどに置き換わって無くなるのではないかと思っている。

ターボブースト

必要な時に最大加速する。

最高速度は24Km/h

ハンドルに付いているボタンを押すと作動し押している間、アシストレベルが最大になり、坂道でも一気に加速してくれる。

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ライト

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走行可能距離

フルパワー時 (60Km)- エコノミー時(150Km)

充電時間:4時間

パワーバンク

VanMoofは、バッテリーが自転車のフレームに内蔵されているために取り外しての充電ができないというデメリットがある。

パワーバンクというオプションは、メインのバッテリーを充電するためのものになる。

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このため、メインのバッテリーとしては使用できないが、取り外しができないバッテリーを充電するのに、パワーバンクを使用することで充電装置のない場所でも、パワーバンクだけを取り外して充電しておくことで、メインバッテリーへの充電が可能になる。

ちなみに、停止中でなくても走行中でも充電が可能。

キックロック

後輪の中央部分にロックされるボタンのようなものが付いている。

これをつま先などで蹴って押し込むことでロックされる。

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ロックの解除はスマホアプリで行う。(Apple Watchでも可能)

ロックを解除して5秒以内にタイヤが動かないと再度、ロックされる。

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ロック中に持ち出そうとすると警告音が鳴る。

注意点

オランダのメーカーということから身長が高い人に向けた作りになっている。

このため、日本人だと足が地面に届かないかもしれない。

Van Moof S3は身長170㎝~210㎝が対象になる。(最新のS5だと165㎝~210㎝)

そんなことから、日本人にも合うように、X3(最新はA5)というモデルが用意されている。

X3は、155㎝~200㎝が対象なので、身長の低い人だと、こちらが良いのではないかと思う。

盗難防止機能

GPSが標準で搭載されていて盗まれた場合でも、どこに運ばれたのかがわかるようになっている。

盗難補償(Peace of Mind保証)に加入すると、GPSの情報を元にVanmoof社のバイクハンターが世界中どこにでも探しに行って14日営業日以内に回収してくれる。(3年で4.5万円)

万が一、見つからなかった場合でも代替え品と交換してくれる。

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但し、何回でもということではなく、最大で3回までという制限がある。

また、キックロックによる施錠または盗難防止システムが作動している場合のみになるので注意が必要。

価格 

S3、X3共に29.5万円

S5、A5共に31.5万円

個人的には、自転車に30万円をかけたいと思わないので、Van Moofにそれだけの価値を自分は感じない。

e-BIKEの加速を楽しみたいという 場合には、「MATE BIKE」の方が良さそうだ。

本家テスラの電動自転車?

自転車版テスラではなく、テスラが電動自転車を作ったら?ということで、工業デザイナーの方がコンセプトモデルを公開している。

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【出典】Tesla Model B – Kendall Toerner

www.youtube.com

何とも斬新なデザインで、これと比較すると、Van Moofがテスラの自転車版とは言えなくなってしまう。

斬新なのはデザインだけでなく、オートパイロット機能やホイルにはスポークではなくサスペンションを組み込んで乗車時の快適性を向上させている点だ。

ハンドルは行きたい方向のハンドルを握れば車体が傾いていく。

これぞ、テスラという感じの自転車だ。

これが、本当に完成すればe-bike界は大きく変わるだろう。

しかし、これだけのものになると、100万円程度では販売できないだろうから、相当な額になるのは避けられない。

そうすると、どれだけの人が購入するだろうか?

富裕層が自転車で通勤というのは、考えにくいので、仮に日本の軽自動車並みの価格の自転車を誰が購入するのだろうか?

ごく一部の熱狂的な自転車ファンだけのように思う。

そうなると多額の開発費を費やしてもテスラにとっては何のメリットもないので、テスラが自転車に手を出すことはないような気がする。