他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
年中無休の冷蔵庫
これまで冷蔵庫が故障するということを考えたことがなかった。
人が作ったものなので永遠に故障しないなんてことはない。
何より、冷蔵庫は休みなしで24時間365日稼働している。
こんなに働いている家電製品は他にはないだろう。
24時間365日稼働といえば、会社で使用しているサーバーも該当するが、それでも1年に1回は点検等のために停止することはあるので、停止することなく連続稼働している冷蔵庫は凄い。
形もサーバーと重なってしまう(笑)
サーバーはバックアップ機が用意されているが、冷蔵庫のバックアップ機を用意している家庭はそう多くないはずだ。
冷蔵庫はいつ変えるのか?
そんな冷蔵庫は、故障してから買い替えるのだろうか?
今は半導体不足なので、故障しても直ぐに納品されない可能性はないのだろうか?
これから暑くなり冷蔵庫が故障してしまって、長期に渡り冷蔵庫が使えないと、どうすれば良いのだろうか?
そもそも、冷蔵庫というのはどれくらい使用できるものなのだろうか?
そんなことを考えていると、段々と不安になってきた(笑)
内閣府経済社会総合研究所 景気統計部というところが、消費動向調査を行っていて、その結果がPDFとなって公開されている。
電気冷蔵庫の部分を確認すると、以下のように記載されている。
平均使用年数:12.9年
買い替え理由:
- 故障:55.1%
- 上位品目への移行:18.5%
- 住居の変更:6.2%
- その他:20.2%
冷蔵庫の平均寿命は約13年、そして、半数以上の人は故障してから買い替えていることになる。
今、使用している冷蔵庫は購入して約10年・・・
平均使用年数から考えると、あと3年程度、猶予がある。
しかし、サーバーでも5年間使用していれば、どこかが壊れるものだ。
10年前の冷蔵庫と今のもので消費電力を比較すると約半分になっているらしい。
これまで、冷蔵庫のことを心配したことはなかったのに、突然、心配になったというのは何かあるからかもしれないと考えて、買い替えることにした。
冷蔵庫は「街の電気屋さん」
冷蔵庫は、他の家電製品とは異なり大きなものになるので通販でポチッと購入して自分で設置するというわけにはいかない。
使用中の冷蔵庫を搬出して、新しいものを搬入しないといけない。
万が一壊れた時には、修理も依頼しないといけない。
家電量販店というのは、購入するだけのものなら安いが、工事などが含まれると親身になってくれないことが多い。
エアコンを家電量販店で購入した時、工事業者は購入時に決められたことだけをこなそうとするので、想定外のことが起きた時には対応してくれずに、工事を中止して返品するということがあった。
このため、エアコン・洗濯機・冷蔵庫と言われる白物家電に関しては、通販・家電量販店は利用しないで、「街の電気屋さん」に依頼するようにしている。
今のものが、特に不都合もなく壊れることもなかったので、同じサイズのもので選んで欲しいということだけを伝えて下見に来てもらった。
白物家電は、基本的に自分は関わらないので、家族に任せている。
家に帰ると、今日、電気屋さんが下見に来たということだった。
そして、昨年のモデルで在庫になっているものがあるので、そちらを勧められたので、それに決めたそうだ。
任せているので、口出しするつもりは全くなかったが、カタログを見せてもらうと随分と立派な冷蔵庫のように見えた(笑)
新しい冷蔵庫は?
観音開きでガラスドアと言われたが、意味はわからなかった(笑)
今より、5cm幅が広くなるが、何とか入るとのこと。
しかし定価で30万円近くのものだと聞いて何とも凄いものを選んだものだと思った。
30万円の冷蔵庫というのは、どんな機能があるのだろうか?
庫内のエリア別に温度設定ができたり、パーシャルとチルドの切り替えができるというが、本当に使うことがあるのか?と疑問を感じた。
そもそも、パーシャルとチルドの違いがわかっていない。
パーシャルは-3℃、チルドは0℃で冷凍保管することができる。
チルドは凍る直前の状態で、凍らせてしまうと、味や食感が変わってしまうようなものを保存する際に使用する。
チーズ、はんぺん等の練りものといった水分を多く含まない食材を保存するのに適している。
パーシャルは肉や魚が僅かに凍る温度なので微凍結の状態で保管できる。
このため、冷凍保存に近い状態で保存できて、解凍処理が不要で直ぐに使えるというメリットがある。
肉や魚の鮮度を保ちながら保存することができる。
そんな感じの冷蔵庫を注文した。
冷蔵庫の入れ替え準備
在庫品なので即納品になるが、休みの日の方が、時間が取れるので土曜日の午後にした。
午前中に冷蔵庫の中身をクーラーボックスに移動して午後に冷蔵庫を入れ替える作戦だ。
その週は冷蔵庫の中を減らすことに集中した。
燃やすゴミの回収日前日に冷蔵庫の中身をチェックして不要なものは廃棄し、残すものも土曜日の朝までに消費するように冷蔵庫の中身に合わせて食事が作られた。
日々、冷蔵庫の中身が減っていくのは見ていて気持ちが良いものだった。
金曜日には何とかクーラーボックスに収納できるほどに減らすことができた。
金曜の夜に製氷用の水を入れる容器から水を抜いて残った氷はクーラーボックスの冷却用に使用する。
これで準備は完璧だ。
冷蔵庫が到着
土曜日の午後、新しい冷蔵庫が到着した。
現在のものは30分前には中身を空にしてあるので、直ぐに入れ替えができた。
冷蔵庫の説明は家族が受けて「街の電気屋さん」が帰ったあとにクーラーボックスに退避していたものを戻したことで、1週間かけての冷蔵庫入れ替え作戦は無事完了した。
新しい冷蔵庫はやはり中が綺麗なので気持ちが良い。
冷蔵庫のアプリ?
冷蔵庫内のリモコンのようなパネルを見ると無線接続らしいマークがあった。
取説を見せてもらうと、最近はIOTということから冷蔵庫もインターネットに接続できるようだ。
どんなことが、できるのか興味があったので冷蔵庫をインターネットに接続しようと考えた。
そのためには、まずスマホにアプリをインストールしないといけない。
インストールして起動するとアカウント登録や冷蔵庫の登録を求められた。
その後、冷蔵庫が持っている無線Wi-Fiにスマホを接続し家庭内のWi-Fiに冷蔵庫が接続できるように設定を行なった。
この作業が意外と面倒で、冷蔵庫側が5GHz帯に対応しておらず、2.4GHz帯だけだった。
にも拘らず、アプリは、5GHz帯に接続してしまい、冷蔵庫が接続できずにWi-Fiを「認識できない」という現象が発生した。
日本の家電というのは、この辺の技術がまだ稚拙だと感じた。
結局、何だかんだと30分以上要した。
「街の電気屋」さんも教えてくれないような機能を使う人がいるのだろうか?と疑問を感じつつ、アプリを使ってみた。
できることは、冷蔵庫内にあるコントローラーでの設定がスマホアプリで行えるということ、節電運転がどれ位の割合で行われているか?冷蔵庫の扉が、どの時間帯に何回開けられたか?といったことしかできなかった。
冷蔵庫の中に何がどれ位入っているのか?といったことがわかるのかと期待していたが、どうでも良い内容ばかりで、ガッカリした。
スマホのバッテリー残がゼロ?
次の日、アプリをインストールしたまま会社に行くと、スマホのバッテリーの消耗が異常に早いことに気が付いた。
いつもは、1日経っても8割程度はバッテリー残があるにも関わらず、夕方の5時の時点で残量がゼロになっていた・・・
最初は、バッテリーの寿命が近づいたのかと思ったが、まだ1年程度しか経っていない。
もしかして、変なウイルスに感染したのか?と考えた瞬間、直ぐに思い浮かんだのが出てきたのが冷蔵庫のアプリだった・・・
直ぐにアンインストールしたところ、いつも通りに戻った。
使えないアプリが、バッテリーだだけを消耗していく・・・
日本の家電アプリというのは、こんなにも酷いものなのか・・・と怖くなってしまった。