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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

スタンディングオベーション 約1分

ゼレンスキー大統領の演説中継

フジテレビのニュースを見ていると、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説を行うとのこと。

衆院議長のあいさつが始まると、テロップには以下のような内容が記載されていた。

演説生中継スケジュール

1  衆院議長あいさつ  1~2分
2  スタンディングオベーション  約1分
3  ゼレンスキー大統領演説  10~15分
4  スタンディングオベーション  約1分
5  参院議長あいさつ  1~2分

このテロップは、衆院議長の挨拶が終わるまで表示されていた。

スタンディングオベーション 約1分?

眼を疑った・・・

もう一つ、なぜ「衆院議長あいさつ」のあとにスタンディングオベーションなんだろうか?

あっ、これ、ゼレンスキー大統領が登場する際のものか・・・

しかし、スタンディングオベーションって、こんな風に決めて行うものだった?

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同じように感じた人が多かったようで、ツイッターでは「スタンディングオベーション」がトレンド入りしたとか(笑)

フジテレビがテロップで表示していたのは、事前に議員に対して配布されていた「進行表」の内容のようだ。

進行表をテロップで表示したのは、フジテレビとテレビ朝日

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テレビ朝日は、スタンディングオベーションの部分は除外していた。

他国でも同様にゼレンスキー大統領が演説を行なった際には、スタンディングオベーションが起きていたので、日本でもしなければと思ったのだろうか?

実際には、ゼレンスキー大統領が登場した際のスタンディングオベーションは行われなかったが、演説が終了すると周囲の様子を見ながら、議員たちが少しずつ立ち上がって「無表情」で拍手していた姿が滑稽だった。

あくび大臣登場

もう一つ、ゼレンスキー大統領の演説中に外務省の林大臣は「あくび」をしていたが、これも進行表に書かれてあったのだろうか?(笑)

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この大臣の「あくび」は絶妙なタイミングだった。

  • また、核兵器も使用された場合の、世界の反応はどうなるかが、今、「世界中の話題になっています」

「世界中の話題になっています」の部分で、あくびをしていた(笑)

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その後、この大臣は、ゼレンスキー大統領の演説後にマスコミに対して以下のように話していた。

  • 国を守る気概、そして国を思う気持ち、これを改めて感じることができまして、常々、ウクライナと共に我々もあるということを申し上げてきたところでございますが、その思いを新たにしたところでございます。

どの口が言っているのだろうか?(笑)

結局、官僚の人達は、ゼレンスキー大統領がオンラインではあるが日本の国会で演説するので世界中から注目される。

そして、間違いなく世界は、その演説に感動するはず。

その時に日本の議員達が座ったまま、無表情で拍手している姿が写ろうものなら世界からバッシングを受けることになる。

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そんなことに、なっては日本の面目は丸つぶれなので、スタンディングオベーションなら無表情でも、感動したように見えると考えたのだろう。

これをタイムテーブルとして組み込んでしまえってことだったと思う。

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それで、参加する議員全員に渡した。

まさか、議員がマスコミにタイムテーブルを見せるまでは想像していたかもしれないが、テレビ中継で、そのまま使う局があることまでは想像していなかったのかもしれない(笑)

タイムテーブルに追加した人たちは、それでも、議員の無表情反応を世界に流されるよりは、マシだと思っていたはずだ。

恥の文化である日本

日本は「恥」の文化、欧米は「罪」の文化だという言葉がある。

日本人は、人がいる場所だと、ゴミを、その辺に捨てたりしないが、人がいないと、簡単にゴミを捨ててしまう。

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人がいるか?いないか?つまり「他人の目」が判断基準になっていることになる。

これに対して、欧米人は「神の目」が判断基準になっているので、「罪の文化」だという。

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このため、日本人は何かを考える際に、まず「恥をかきたくない」という気持ちが強くなる。

このため、事前に準備をするといったことに時間を費やす。

今回のゼレンスキー大統領の演説の時も同じだった。

事前にタイムテーブルを作成して、その中には本来、自然に行われるはずのことまで書いてしまう。

まさに「恥の文化」と言えるのではないだろうか?