今週のお題「買いそろえたもの」
コロナ渦から一人でキャンプに行く「ソロキャンプ」が定着している。
自分は、一人でいることや何かをすることに抵抗はない方だが、ソロキャンプは、さすがに嫌だ(笑)
明るい内は、まだいいが、真っ暗になり一人になると怖さも交じり不安と孤独に耐えられないような気がする。
友人がキャンプに行きたいと言い出した
随分前になるが、夏のお盆休みに友人がキャンプに行きたいと言い出した。
正直、なぜ、わざわざ野外で飲食をしたり、テントを設置して寝たり不自由な生活をしないといけないのだろうか?と思っていた。
キャンプ用品を見に行った
そんな感じだったので、気乗りはしなかったが、特に予定もなかったので、とりあえずキャンプ用品を見に行くだけ見に行ってみようということになった。
店に入ると、やはりテントが一番目立つ。
展示されていたものは、大きなものが多かったが、実際に目の前でテントを見ると子供の頃に作った秘密基地の中で過ごした時のことが蘇ってきた。
キャンプ用品は、揃えておけば、緊急時などに野外等で寝泊まりすることになった時に役に立つ。
キャンプに行く、行かないは別にしてコンパクトに治まるものなら買いそろえておいても良いのではないかと考えた。
キャンプセットを購入してしまった・・・
そんなことから、自分もキャンプセットを購入することにした。
テント、寝袋、ランタン、折りたたみテーブル、折りたたみの椅子、バーベキューコンロといったものを購入してしまった・・・
キャンプセットを購入したら・・・
キャンプセットを購入してしまったら、どうしても早く使いたくなるものだ。
お盆休みまで待っていられないし、経験を積んでおいた方が良いのでは?ということになり、近くでキャンプができそうな場所を探して、お盆休み前に試しに使ってみようということになった。
完全に、友人の思うつぼにハマってしまった・・・
実際に使ってみた
テントは事前に予習を行ったりしていたので、思っていたより簡単に設置できた。
一番、苦労したのは火起こしだった。
コンロに人工の炭を入れて、着火マンで火を着けようとするが、なかなか火が着かない。
午後3時頃から始めているが煙ばかりで火が見えてこない。
火が見えたかと思ったら直ぐに消える。
これの繰り返しだった。
※炭はなかなか火が着かないので、新聞紙を燃やして炭を燃やすことを後から知った。
このままでは、夕御飯が食べられないのではないか?と不安になってきた。
時間は午後4時を過ぎていた。
キャンプ用品の梱包などに使われている紙を先に燃やして、それで、その辺にある枝を探して来て枝を燃やして人工炭に火をつけることにした。
これが見事に成功し無事、火がついた。
人工炭が赤くなりパチパチと音を立てているのを見ていると心が落ち着く。
食事
火が着いたらあとは、順調で肉や野菜などを焼いて食べることが出来た。
カレーライスを作るつもりで材料を持って来たが、火起こしで疲れ果てたので、作るのはやめて、米とカレールー以外は焼きそばに混ぜて焼いて食べた。
食事を終えて、鉄板などを洗った。
洗い物ようの水は2リットルのペットボトルに近くの公園で水を入れてきた。
食器等は割箸や紙の皿にして洗わなくても良いようにしていた。
就寝
食事をしたら、特にすることもなくなり、テントに入り、更に寝袋に入ってみた。
寝袋に入ると何とも言えない安心感を感じる。
周囲が暗いと夜空が綺麗に見える。
また、川が近かったので、魚が飛び跳ねている音だと思うが、バシャッという音が時々するので恐怖を感じた。
また、火をおこすのが大変だったので、起きたら、掃除・片づけを行い、早々にその場を立ち去り、早朝から営業していたマクドナルドに入って朝食を食べた。
初めてのキャンプは?
キャンプは、不自由なことばかりなので、正直、二度と行いたいとは思わなかった(笑)
一番、大きかったのは火が着かなかったこと。
まさか、火を着けるだけで、あんなにも苦労するとは夢にも思っていなかった。
それに加えて、真っ暗な中で、魚が飛び跳ねる音に恐怖を感じながら寝ないといけないというのは、やはりキツイ。
朝はいつもより、早く起きてしまったが、どうにもスッキリ感がなかった。
風呂もなく、トイレも野外。
なぜ、こんな不自由な生活をしないといけないのか?
ストレスばかりだ・・・
それは、自分だけではなく、友人とも一致したので、盆休みのキャンプは中止となった。
そして、決して安くなかった、キャンプセット一式は、二度と使われることなく、どこかで眠っていることだろう。