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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

消費期限を1分過ぎた恵方巻

消費期限を1分過ぎた恵方巻

随分、前の節分の日に、コンビニへ行った時に「恵方巻」が1個だけ残っていたので手に取りレジに持って行くと、店員さんが、「恵方巻」の賞味期限を確認していた。

申し訳ありません、こちら手違いで賞味期限が切れているものになりますとラベルを見せてくれた。

ラベルには「賞味期限:2月3日 7時00分」と印刷されており、現在時刻は「7時01分」賞味期限を1分過ぎていた。

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お取替えしますので、店員さんはレジから離れて陳列棚へ取り換えに行ったが、1個しか残っていないので、当然、取り換えはできない。

結局、謝罪されて、その時は恵方巻を購入することができなかった。

恵方巻ロスだった(笑)

正直、1分くらい良いですよと言いたかったが、そういう規則だろうし、販売してしまうとあとからその店員さんが叱られることになるのだろうと考えて諦めた。

消費期限切れのカレーパン

そして、先日、またコンビニに行くと、店内で作ったカレーパンが1個だけ残っていた。

その1個を買い物かごに入れて、レジに持っていくと、店員さんがカレーパンの賞味期限ラベルとレジの方を何度も見て、何やら悩んでいる。

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咄嗟に、また賞味期限切れなのか?と理解した。

そして、恵方巻の時のことを思い出して、またかと笑ってしまった。

すると、店員さんからは意外な言葉が発せられた。

  • これ、このまま持って行ってください。

意味がわからず「えっ?」という感じで思わず店員さんの顔を見た。

賞味期限切れという言葉は使わなかったが「料金は大丈夫ですので」と言われた。

つまり、賞味期限切れの商品なので、無料で持ち帰ってくださいという意味だった。

言葉の意味を理解して、お礼を言って、お言葉に甘えさせてもらった。

たった1分であっても賞味期限切れだから販売しない対応と、同じく、販売はしないが、持って帰ってくださいという対応のどちらが、正しいのだろうか?

共に表示ラベルは賞味期限であり消費期限ではない。

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賞味期限は、美味しく食べられる期限であり、販売側が独自に設定しているものなので、それを過ぎたら食べられないというものではないし、販売してはいけないということでもない。

しかし、現状は賞味期限を過ぎたものは、消費期限切れのような扱いで販売できないので捨てることになる。

消費期限切れの材料で作ったおでんを販売

札幌のコンビニでは1か月も賞味期限が切れた材料を使って作ったおでんを普通に販売していたということで報道があった。

2022年1月6日、札幌市内の店舗で賞味期限切れのおでんを販売していたと発表した。この店でのおでん販売はすでに休止している。客からの健康被害の申し出は現時点ではないという。

カウンターに置いた鍋で温めて販売していたおでんに、期限切れの具材が含まれていた。「期限切れの具材を使っている」と指摘する動画サイトを見た客から同社に連絡があり発覚した。賞味期限が1カ月近く過ぎた「しらたき」などの具材を使っている様子が動画には映っている。店舗のオーナーは事実関係を認めており、販売期間や個数を調査している。

【出典】https://www.asahi.com/articles/ASQ173CHSQ17ULFA003.html

賞味期限が切れたものでも店や人によって色んな考え方の人がいるものだ。

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札幌のコンビニの場合は、1ヶ月以上賞味期限が、切れた「しらたき」を使っていたというので論外だが、捨てるのか?食べてもらうのか?というのは、賛否両論があるはずだ。

消費期限は長くできないのか?

米国の企業が、食品にかけるだけで「消費期限」を約2倍に伸ばすことができる、コーティングスプレーを開発した。

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原料はタンパク質、無味無臭なので、そのまま食べられる。

コンビニおにぎりも、セブンイレブンが2020年12月に消費期限を約2倍にするという方針を出している。

どうやって実現したのか?が気になるが、合成保存料を使うといった方法ではなく、製造方法の見直し、配送時の温度を一定にするという方法になる。

まだ、ある。

消費期限を延ばすことができる特殊なラップ「スキンパック」包装も既に実用化されている。

スキンパックというのは、餅のパックでも使われている製品を隙間なくパックして真空状態にすることで消費期限を延ばすというものだ。

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一般的な生肉の消費期限を3日から13日、生魚は2日から7日に延ばすことができるとか。

しかし、消費期限を2倍にしても、賞味期限も2倍になるとは限らない。

上記はどれも、消費期限が期限内でも賞味期限が切れているものを販売しているだけでクレームになるのだから、賞味期限が重要になる。

賞味期限切れの延長は?

では賞味期限切れの延長はどうなのだろうか?

これまで賞味期限は「年月日」表記のものが多かった。

これは、本来、国の規定で賞味期限が3ヶ月以内の食品は「年月日表示」をする必要があるということで、3ヶ月を超えているものについてもこれまでは「年月表記」だった。

これを最近は多くの企業が積極的に「年月日」表記から「年月」表記へと変更している。

しかし、賞味期限切れによるフードロスは、賞味期限が3か月以内のものではないだろうか?

賞味期限は、どうやって決めているのか?

賞味期限の定義は、食品衛生法及びJAS法で定められている。

  • 定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。

以下のような保存試験を行い、試験データに基づき「おいしく安全に食べられる」期限を決める。通常は、この期限よりも短い期限を設定して、より安全性が保たれるように配慮している。

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微生物試験

  • 対象の食品を一定温度で保存し一定期間経過後に細菌の数や食中毒菌の有無などを調べる

理化学試験

  • 油脂の酸化や栄養成分などの損失を調べる。

官能検査

  • 「おいしさ」を調べる。

目視検査

  • 外見上の品質を確認する。

官能検査・目視検査での結果が一番、賞味期限を短くする比重が高いような気がする。

コンビニでも予約注文を導入しては?

食品ロスを減らすためには、AIを活用した販売予測の精度を上げるのが一番、近いのかもしれない。

実際、最近、コンビニに行くと弁当関係の種類も数も減っているように思う。

売れ残りを出さないだけでなく機会損失を減らすという意味からも、今後、コンビニでも、飲食店のテイクアウトと同様に予約注文といったシステムを導入していく日も近いのではないだろうか?

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コンビニは工場で作って店舗へ運送という仕組みなので、当日注文して、当日というのは無理かもしれないが、前日注文であっても、自分は利用したいと思う。

コンビニで、この弁当が食べたいと思っても店に行った時に置いてなかったという場合も少なくないので、仮に前日までの予約注文であっても、自分は利用したいと思う。