seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

「グルメサイト」より「Google検索」

グルメサイトを利用する機会が減った

飲食店を探す際に、グルメサイトを利用していた。

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しかし、最近、グルメサイトを利用する機会が減った。

世間では、グルメサイトの評価は「操作されている」ものだという話も出ているが、自分の場合は、それとは関係がない。

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最近は、Googleで「食べたいものだけ」を指定して検索すると、「食べたいもの」を提供してくれるGoogle Mapと共に飲食店が表示される。

近くではなく、場所を指定したい場合には、「場所」も検索ワードとして追加するだけ。

Google Map の下には、店の場所、営業時間、口コミによる評価、利用者のコメントが表示される。

これだけの情報で、ほぼ選べてしまう。

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Googleの口コミだけでは心配な場合は、店名で再度、検索するとグルメサイトでの評価などが表示される。

これでは、グルメサイトに行く必要がない。

グルメサイトで「食べたいもの」だけをキーワードに検索すると全国の店が表示されて、そこから絞り込んでいく必要がある。

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自分がグルメサイトを利用していたのは、「出張」の際に、宿泊施設の近くにある飲食店を探す時や「飲み会」等の店を探す場合だった。

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「飲み会」の場合には、「人数」、「予算」、「大人数対応の個室」、「予約状況」といった条件も必要になるが、今のGoogleは、これらのキーワードを入力すると候補が表示されてくる。

何とも便利な時代になったものだ。

グルメサイト離れが加速?

そんなことから、グルメサイト離れが加速しているという記事も書かれている。

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記事によれば、グルメサイト離れが進んでいる理由として「評価」が信用できないことも要因の一つにあるようだ。

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なぜ、「評価」が信用できないと思うようになったのか?

「評価」が信用できない?

食べログでは消費者の口コミを基に飲食店に対して5点満点の評価点をつけている。

このアルゴリズム(計算方法)が2019年5月21日に変更されたことで、東京で展開している焼肉チェーンの「韓流村」が運営する「KollaBo(コラボ)」を含む中堅の飲食チェーン店の評価点が軒並み下落したという。

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「韓流村」が主張するのは以下の2点

  • 中規模チェーンだけが下げられている客観的事実がある
  • 食べログは収益拡大を目的としており、広告出稿余力のあるチェーン店を狙い撃ちにした恣意的なアルゴリズムの変更

その結果、2020年5月、食べログを運営するカカクコムに対して約6億4000万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

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しかし、「韓流村」は1年近く経ってから訴訟を起こしたのか?

2020年3月に公正取引委員会が、グルメサイトに関する取引実態調査の報告書を公表している。

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内容は、グルメサイトの運営会社側が恣意的(しいてき)に評価点数や掲載順を操作し、他の飲食店と異なる取り扱いをして競争上著しく不利になる場合は独占禁止法違反に当たる恐れがあるというものだ。

恣意的というのは、論理性がない、気ままといった意味になる。

食べログの「評価アルゴリズム」は非公開

食べログの「評価アルゴリズム」は非公開で、2017年をピークに下落が続き、2019年6月以降は会員数も非公開にした。

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公正取引委員会」が公表した報告書を追い風にして「韓流村」は訴訟を起こしたのではないかと思われる。

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この結果、食べログに対して以前から「評価方法」に疑問を持っていた利用者の声も強くなり、「透明性」「公平性」に確保を求められることになった。

【出典】公取委と訴訟、「食べログ」の憂鬱:日経ビジネス電子版

食べログが門外不出の「評価アルゴリズム」を原告に開示

その結果、食べログは「評価アルゴリズム」の概要を原告に開示した。

現在、食べログのサイトに以下のような内容は公開されている。

食べログの点数・ランキングは、お店選びの参考となるさまざまな情報の中の一つ、とお考え下さい。

お店や料理について絶対的・確定的な優劣を示すものではありません。

点数の決まり方について

1:ユーザー影響度を設定して点数の算出要素の一つとしている

2:ユーザーの影響度はジャンルごとに設定

3:ユーザーの状態による影響度の調整

4:評価が集まらないと点数が上がらない

【出典】食べログ:点数・ランキングについて

ユーザーの影響度が店の評価を左右する

詳細は上記のURLで確認して頂ければと思うが、口コミを投稿する「ユーザーの影響度」が重要だということがわかる。

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このため、店自体への口コミ・評価に変化がなくても、ユーザーの影響度が下がってしまうと、店の点数が下がってしまうことになる。

ユーザーの影響度自体は、店とは全く関係のない話なので、店側には何も変化がないのに点数だけが下がるというのは納得できるものではないと思う。

極端な例で考えると、悪意のあるユーザーが、頑張って「影響度が高いユーザー」になり、口コミを行った後に、影響度が低いユーザーに変われば、店の評価は下がることになる。

これが公平な評価といえるのか?

食べログも、点数・ランキングは「お店選びの参考となるさまざまな情報の中の一つ、とお考え下さい。」と明記しているが、だったら点数やランキングで優劣をつける必要はないはず。

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これからのグルメサイトは?

点数をつけるなら、影響度の高いユーザーだけの点数の平均と、全ユーザーの平均点を掲載するべきだと思う。

Googleの検索が便利になったことで、今後、グルメサイトを利用する人が減ることが予想される。

今までと同じことをしていたのでは生き残れないので店の混雑状況がリアルタイムにわかるようにするシステム開発、あと、全メニュー(価格含む)をしっかり掲載して欲しい。

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現在、メニューが掲載されてない店も多い。

店とのコミュニケーション不足が不満にも繋がっているはずなので、店に足を運んで店主の方と話をするといったことも必要だと思う。

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グルメサイトは、このままでは「ジリ貧」なのでGoogleにはない情報を提供して欲しい。