そば茶
家から離れた場所にあるスーパーに行った時に「伊藤園 伝承の健康茶 そば茶」というペットボトルのお茶を見つけた。
以前は、コンビニなどにも置いてあって、よく飲んでいた。
しかし今ではコンビニどころかスーパーでも見かけなくなっていて、飲む機会がなくなっていた。
久々に見つけたので、数本購入した。
ペットボトルのそば茶は、冷蔵庫で冷やして飲むというよりも、冷やしたものを1時間程度、常温で保管しておくと、実に香ばしい味が出てくるので、冷やし過ぎない方が美味しい。
だからといって、温くなり過ぎると、また香ばしさが感じにくくなる。
これは、そば茶に限らず、ペットボトルのお茶の場合、どんなお茶にも言えることだと思っている。
そば茶というくらいなので、そばが原料なので「そばアレルギー」の方は飲んではいけない。
あと、原料を見ると肝心の「韃靼そば」の実が(中国産)だった。
現在、販売されているのはどうやら、韃靼そばが中国産に変わってしまったようだ。
韃靼そばはルチンは多いが苦みも強いので「日本そば」としては、苦みのない「普通種」を使いたくなる。
このため、韃靼種を日本で栽培するところが少ないので、どうしても輸入品に依存するしかないのだろう。
このため、以前とは味が変わったような気がする。
常温にして飲むと味を強く感じられるので味が薄いと感じる方は、常温で飲まれることをお勧めする。
中国産で、以前とは味が変わっていても気にしないという方であれば、現行品も美味しく飲めるのではないかと思う。
そば茶は血管に良い
「そば茶」といえば、蕎麦の実に含まれている栄養素の「ルチン」が有名だ。
「ルティン」という目に良い成分の名前と似ているが、別物で、ポリフェノールの一種になる。
血管強化作用や抗酸化作用があると言われている。
そば茶は、お茶ではない
そば茶と呼ばれているが、そばの実を焙煎してお湯を注ぐと、そばが持つ独特の風味や香りを楽しめる。
このように説明すると、お茶と同じに見えてしまうが、お茶というのは、チャノキの葉を原材料としたものを指すので、お茶とは言えない。
そばの実は2種類
そばの実には、2種類あり、所謂、「蕎麦」呼ばれる「普通種」「韃靼種」に分類される。
「韃靼種」は「普通種」と比較するとポリフェノールの量が120倍なので、そば茶でも「韃靼種」の方がポリフェノールが多く接種できる。
しかし、ルチンが多いため、苦み成分のケルセチンが多くなるので韃靼蕎麦は苦くなる。
「韃靼」というのは、日本ではモンゴルのことを「タタール」または「韃靼」と呼んでいた。韃靼そばをモンゴルの遊牧民が好んで食べていたことから、「韃靼そば」と名付けたようだ。
これまで、ペットボトルのものしか購入していなかったが、Amazonで今回、ペットボトルのものを検索すると、伊藤園からペットボトルと同じもので「ティーパッグ」もあることを知った。
これなら、お湯を注ぐだけなので寒い時期に最適だと思う。
Amazonのレビューを見ると、561ものレビューが書かれていた。
その中にも、取扱店が少ないという内容もあり、金沢市だけではないようだ。
このまま、購入できなくなるということがないことを願う。