JINS MEME
JINSが販売している、ココロとカラダのセルフケアメガネ「JINS MEME」(ジンズミーム)は眼鏡に新しい役割を与えようとしている。
JINS MEMEは鼻当て部分のCOREに2つのセンサーが搭載されたウェアラブルデバイスです。COREに内蔵されたBluetoothでスマホアプリと連携。センサーが取得したさまざまな情報をスマホで解析し、あなたのカラダとココロの状態を計測します。
眼鏡と言えば、目の悪い人が使うものというのが当たり前だった。
しかし、JINS MEMEは眼鏡にセンサーが搭載されていて、身体の傾き、視線の動きを検知して、好ましくない状態が続くと警告してくれるというものだ。
JINS MSMEの進化は更に続く。
2021年12月1日には「JINS MEME」で3Dアバターをリアルタイムに操作できるアプリ「VTUNER」(iOS/無料)がリリースされた。
これは顔をカメラで撮影しないで眼鏡のセンサーでモーションキャプチャーするので、顔が映る心配がない。
そして実写の風景を撮影しながらアバターをAR合成できる。
しかし、まだ、購入したくないと思える点が2つある。
使用時間が短い
眼鏡にセンサーが搭載されているので、当然のことながら充電が必要になる。
充電は仕方ないとしても、使用時間が短い。
使用時間
・アクティブモード(連続使用時間):最大約24時間※1
・スリープモード(待機状態):約2週間
※1 ジャイロセンサー使用時は約11時間
連続使用時間は最大24時間ということなので1日1回充電が必要になる。
アプリが有料
アプリが1年目は無料だが、2年目以降は毎月500円(自動更新)ということなので、注意が必要だ。
眼鏡に搭載された、以下の3つのセンサーが色々と目や頭の動きで心と身体の状態を判断して、適したアドバイスをしてくれる。
- 3点式眼電位センサー
- 3軸加速度センサー
- 3軸ジャイロ(角速度)センサー
長時間悪い姿勢が続いたり、長時間座った状態が続くとアラートで知らせてくれる。
集中力が落ちている、緊張状態が続いた時もアラートで知らせてくれる。
発想は確かに面白いと思うが、有料と言われるとどうだろうか?
買うかどうかはアプリ次第
本当にアプリに有料の価値があるのだろうか?
逆に価値がなければ、眼鏡の価値がなくなる。
毎日の充電し、毎日、姿勢が悪い、緊張状態が続いているとアラートで知らせてくれる日が続くと想像したら、どうだろうか?
楽しいだろうか?
JINS MEMEには可能性を感じる。
しかし、まだ、買いたいという状態ではない気がする。
目の動きでマウス操作
ホームページを見ていると、「JINS MEME CONTROLLER」という、頭と目で入力するメガネを作るために、協力してくれる人を募集していた。
病気・怪我などで通常のデバイスが操作しづらい、手が使えない状況でデバイス操作ができるようにするというものらしい。
それでも、現段階では、まだ買いたいとは思えないが、今後、スマートフォンのように、無くてはならない存在に化ける可能性を感じさせてくれる眼鏡だと思った。