11月7日に放送された情熱大陸の内容が「内容がない」「ビックリするぐらい薄い」と視聴者からは「情熱大陸」のクォリティが低下している嘆かれている。
その放送日の出演者は、「広瀬すず」だった。
1年間の密着取材で彼女の素顔を前編と後編の2回に分けて放送する、その第一夜に関する内容のことだ。
広瀬すずについて
広瀬すずは、女優になりたくて、なったわけではない。
姉の「広瀬アリス」がモデルとして出演していたイベントを母と一緒に見に行った時に事務所の社長にスカウトされてモデルになった。
その後、テレビ出演、ドラマの主演、映画出演などを経て、今に至る。
デビューして10年になるが目標もなく川に流されている状態なので、女優業に対する情熱が感じられない。
これは、彼女がまだ自分自身が行いたいことが見えていないところに原因がある。
また、彼女は自分の気持ちを上手に言葉で表現することが苦手なので、言ってことの意味が理解できない時がある。
広瀬すずの情熱大陸
そんな彼女に情熱大陸が1年も密着していたというのだから驚いた。
1年密着しても彼女から情熱は感じられだろうから、川に流されている広瀬をずっと見ているだけの内容になることが想像できた。
しかし、放送を決めたということは、作り手が納得できる内容になったからであり、期待を裏切ってくれたのかと興味を持った。
番組は広瀬が「ヨイショぉ〜」と言いながらファミレスのような場所のソファーに座る所から始まった。
デビュー当時のこと
そして、デビュー当時のことを語り始めた。
狂いそうなほどではなかったけど、冷静に自分を保とうとする力が自分中ですごく強くて、それに頼りきってたって感じで。
保ててなかったと思うけど。
だから、暴飲暴食、メッチャしてました。
それで、安定させてた。
週3から4でラーメン毎日食べて、深夜お菓子食べて、とかしてました。
仕事の方は辞めようとは思わなかった?
思いました。思ってました。何度も。
私、言えないんです。言いたいことが。
すごく、「NO」ということに対したり、なんかこう、自分の意見を持って、発言したり、そういうことをするってことに、私は凄く勇気がいることで、なんか、一番怖いんです。自分が否定をして発言をするとか、自分の意思を伝えるとか?凄い怖いなぁっていう、感じなので、言えなかったですよ。
インタビューをしていた男性は、その答えに対して、「何でなんですか?」と意味のない質問をした。
返ってくる言葉は決まっている。
「何でなんだろう?分かんないです‥」そこで、終わってしまった。
彼女は「断るのが悪い」という気持ちが強く事務所の社長にスカウトされた時も同じ気持ちから断れなかった。
俳優としての理想像は?
え〜全くないんですよね。、えへへ、全くなくて、どうなっちゃうんだろうって思うほうが、大きいのと、凄く変な意味で受け取って欲しくないんですけど、なんか、いつでも、なんか、こう、辞めてもいいくらいの気持ちでいないと、なんか、自分失いそうで、怖いなぁってずっと仕事始めてから思ってて、だから、なんか、でも、始めたからには負けたくないとか、ああしたい、こうしたいって欲は出てくるんですけど、理想像は、全くないです。うーん、どうなっちゃうんだろうって感じです。逆に。
5年どう過ごしていたの?
広瀬は、李相日監督の「怒り」に2016年に出演している。
そして、2022年公開予定の「流浪の月」の主演が決まり、監督は李になる。
監督との顔合わせで、広瀬が監督の元を訪れた。
最初に、監督が広瀬に、5年 どう過ごしていたの?と尋ねた。
なんか、あのー、なんか、相手が見えにくくなりました。お芝居してて。
なんですかね。
なんか、大事にしたいものが、なんか、ペースとまぁ、環境と、どうしようもないものと、自分がそこに、持っていかなきゃさいけないものを、なんか、間に合わなくて、ずっと、それが、なんか、行けなくなって、舞台とか・・今もずっとドラマが多かったので、ずっと今年も。
フワフワ相手が見えにくくなりました。
見え・・うん。
李監督:走り過ぎたあと、後ろ振り向いてハッてなるの?
走り過ぎているかどうかもわからないんですよ。
フワフワしてますね。
李監督:この映画、それじゃダメだね。
あははは、そうですよね。
だから、お話しました。
今、こんなんです、みたいな。
アピール。
広瀬の言葉は伝わりにくい
こんな感じで、広瀬の言葉は伝わりにくい。
一番大きな理由は、質問された内容のことを普段考えていないためで、普段考えていないことを、突然、頭の中でまとめて答えようとするので、よくわからない言葉になってしまう。
答えていること自体は、嘘偽りのないことになる。
そんな広瀬なので、誤解を招くことがどうしても多くなる。
番組を視た感想
今回の情熱大陸は、確かに、広瀬のことを良く知っているものにとっては、面白かったのではないかと思う。
しかし、よく知らない者にとっては、最初に書いた通り、「川に流されているだけ」の内容なので、「内容がない」、「薄っぺらい」と思う者がいても仕方ないような気がする。
個人的には、ネット記事になるほど酷い内容には思えなかった。
特にドラマのロケで江ノ島に行き、現場の近くに美味しそうな店を発見し、次の出番まで時間があるからと店に入ってしまうとこは面白かった。
江の島のカフェにて
マネージャーが、広瀬に「ここに直行してよかったんだよね?大丈夫だよね?」と不安そうに尋ねていたが、撮影が始まっているのに主演女優がカフェに入ってしまって大丈夫なはずはない(笑)
広瀬は、マネージャーの言葉に対し「バレバレでしたけどね・・・」と答えつつ、ニンマリしながらメニューを見ながら、紫芋にしようか、クリームブリュレにしようか悩んでいた。
そんなことを聞いている暇があれば、マネージャーならスタッフのところへ走り、「情熱大陸の取材」でカフェでのシーンを待ち時間の間に入れさせてもらいますと伝えておくべきだと思ったが、視聴者とすれば、これは、これで面白くなると期待してしまった(笑)
注文したクリームブリュレが出てきたときに、(広瀬は)「うまいんですよ食リポが」とあからさまにマネージャーがアピールしていた声をカットしなかったのは意外だったが、これも良かった(笑)
広瀬は、途中途中に照れ笑いが入りながらも食リポをして一口食べた。
スタッフに見つかった!
次の瞬間、前のシーンが終わったと広瀬を探しに来たスタッフを見つけて、マネージャーが「スタッフさんだ!」と呟いた。
広瀬は、笑いながら「バレたー」と言いつつスタッフの方を見た。
クリームブリュレにご満悦だった表情は、もしかして?という不安を感じさせる真面目な表情へ変わっていた。
まだ自分の出番ではないので、大丈夫だという安心感はあったがスタッフや出演者が撮影で頑張ってる中、自分達はカフェで楽しんでいる所を見られてしまった後ろめたさに加えてスタッフが戻ってきたということは、もしかして自分の出番が早まったのでは?という不安を感じていたのだろう。
広瀬はスタッフの方をじっと見ていると、スタッフから不安を強めるような言葉が発せられた。
「まだ、かかりますか?」
マネージャーが「もう終わり?」と尋ねると、スタッフは「もう今、前のシーンの撮影が終わっちゃったんですよ」と不安を確信に変える言葉を返してきた。
マネージャーは「5分!」と叫んだ。
間髪入れず、広瀬からは「すみません・・誰にも言わないでくださいね。・・・3分で食べます」と成長を感じさせる一言を発した。
広瀬が話している間も、マネージャーは冷静さを失い「5分!」を連呼していた(笑)
別のスタッフが取材しているってことにしますと、助け舟を出してくれたのに、マネージャーは、礼も謝罪もせずに当然とでも言うように「もちろん!だって回ってますもん」と言ってしまった。
マネージャーは相当、焦っていたようだ。
以上から、まだ経験が浅いように感じられた。
約束通り、3分で食べて現場に向かって、マネージャーから離れる際に口元にクリームがついていないか確認してから向かっていく姿にも10年の変化を感じた。
2021年11月14日は、第2夜となるので、こちらもマネージャーのドタバタ劇を期待したい(笑)