seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ニュースで「やんわり」した自民党バッシング

アベノマスクの大量在庫

朝、ニュースを見ていると2020年に政府が介護施設などに配るために調達した布マスク、計2億9千万枚のうち、その3割近くの約8300万枚(約115億1千万円相当)が配布されずに倉庫に残っているという報道をしていた。

f:id:seege:20211028063026p:plain

政府は概ね事実だとした上で、2020年8月から2021年3月までの保管費用は6億円にのぼり、残った理由は、全世帯向けは全て配布したが、介護施設向けは一律配布から随時配布に見直したということで、特に問題があったとは考えていないという。

次のニュースが、食糧支援を求めて行列に並んでいる人達へのインタビューだった。

特定非営利活動法人「TENOHASI」が毎月第二・第四土曜日に行っている弁当の炊き出しを行っている。

f:id:seege:20211029061420p:plain

アベノマスクで約115億円が無駄になり、更にその保管費用に毎月7500万円を費やしている。

政府は、必要に応じて検討していくということだが、その間も保管費用が無駄に使われていく。

f:id:seege:20211029061713p:plain

まだまだ、マスクは必要なので、無料で配ってくれるのであれば欲しいという人はいるはずなので、炊き出しの時に一緒に欲しい人には提供するということくらいはできるのではないかと思う。

そもそも、政府が炊き出しを行えば良いことではないのだろうか?

今回は、アベノマスクのことを追求したいわけではなく、ニュースを見ていて感じたことになる。

ニュースの構成

今回、ニュースの構成が気になった。

アベノマスク約8300万枚(約115億1千万円相当)が在庫として残っているという内容をヘッドラインのようにサラッと伝えたあと、直ぐに、時短等の制限がなくなった焼肉店やアニソンカフェの内容に変わった。

f:id:seege:20211029062001p:plain

焼肉店は土日に関してはコロナ前に戻ってきた感じだが、平日がまだまだ、更に牛肉が値上がりし特に牛タンの価格の上がり方が凄いが、制限が解除されお客様が足を運ぼうという時に値上げをしたのでは水を差すことになるので、価格は上げないで営業を続けたいと店主の方が語っていた。次のアニソンカフェではワクチン2回接種または陰性証明がないと入店を断るようにし、更にはワクチン2回接種を確認した際には、独自のワクチンパスポートを作って安心安全な営業を行っているという内容を伝えていた。

アベノマスクの在庫の件は意外とアッサリ流した感じだったので、衆議院議員選挙中なので自民党からの批判を恐れたのかと思っていると、またアベノマスクの内容に戻って詳細を伝え始めた。

それが終わると税金の無駄遣いを批判するかのように、国民の中には炊き出しを利用しないといけなくなった人が増えているというのに、政府は115億円を倉庫に眠らせて、毎月7500万円を保管のためだけに費やしていることを伝えた。

これは、「やんわり」と自民党批判をしているのではないか?

マスコミと自民党

そういえば選挙前から自民党にとって批判的な報道が目立っていた。

岸田内閣の支持率が低い、参議院議員の2名の補欠選挙でも自民党が負けた静岡の方を大きく報道し、自民党が大差で勝利した山口県については、オマケ程度に伝える程度だった。

f:id:seege:20211029062302p:plain

マスコミにとって自民党は好ましい存在ではないのかもしれない。

あからさまに自民党以外への投票を誘導するようなことは行なっていないが、「やんわり」と自民党にとって向かい風になる内容を取り上げているように思う。

炊き出しのニュースは、10月23日土曜日の内容で、自分がニュースを見たのは10月28日の朝になるので、炊き出しは5日前のことになる。

普通に考えれば遅くても翌日に報道するはずだが、4日後に発覚したアベノマスクの大量在庫の報道があったあとに繋げている点に、ニュース番組制作サイドの細やかな悪意を感じた。

直接言うのではなく、報道内容を組み合わせることで「バッシング」するというのは、テレビ局らしいやり方だ。

テレビ局も新型コロナ被害者

考えてみれば、テレビ局も新型コロナの被害者であり、CM収入が激減し、2020年の中間決済の時にはキー局の赤字が目立った。

f:id:seege:20211029062607p:plain

しかし、その後、制作費を削減することで、キー局全て黒字にはなったが製作費を落としているので、以前にも増して、つまらない番組が多くなっている。

ただでさえ、若者のテレビ離れが進んでいるのに、制作費まで削減しないといけないのではテレビ局にとっては、たまったものではないだろう。

ニュース番組も報道することがないので、毎日、コロナ、煽り運転、虐待、盗難といった内容ばかりで、最近では火事の内容を取り上げるようになってきた。

f:id:seege:20211029063000p:plain

政府がコロナ対策を誤らずに行ってくれていれば、こんなことにはなっていないのに・・・と思っているのはテレビ局も同じなのだろう。

更には報道の自由を否定するかのように、自分達にとって不利な報道を行うと放送免許取り消しをチラつかせて脅してくるような政府に対しても苛立ちを感じているはずだ。

NHKはコロナ渦で受信料を滞納している世帯への集金に行けず、受信料が減ったがロケなどが減り民放と同様に製作費が減ったことで助かっている。

テレビ局は、自分達も苦しいことを伝えることもできず、行えるのは、細やかな自民党バッシングということなんだろう。