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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

夏の章「カエルの合唱」から秋の章へ

夏の章「カエルの合唱」

夏の間、夜になると「カエルの合唱」が行われていた。

コンサートや演奏会だと、「夏の章」という感じだった。

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かえるの合唱という曲のタイトルは、「かえるの歌」と混同されるが、正しくは「かえるの合唱」になる。

曲名:かえるの合唱

かえるの歌が聞こえてくるよ。

クヮ クヮ クヮ クヮ ケケケケ ケケケケ クヮクヮクヮ

曲:作曲家不明(ドイツ民謡)

詞:ホフマン・フォン・ファラースレーベン

訳:岡本敏明

原曲の歌詞は、以下のような意味になっている。

  • 長い夏の夜には カエルの歌が聞こえてくる

ここは、ドイツ語と日本語でメロディーに合うようにした時に歌詞の内容も変わったのではないかと思う。

もう一つ、かえるの合唱の「鳴き声の部分」は、日本では地方により異なるとか。

  • クワクワクワクワ ゲロゲロゲロ クワクワクワ(石川?)
  • ゲロッゲロッゲロッゲロッ ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワ(大阪)
  • ゲゲゲゲ ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワ(山形)
  • ガッガッガッガッ ガガガガガガガガ ガッガッガッ(鹿児島)

正解はあるのだろうか?

かえるの合唱は、東京の玉川学園が発祥で、スイスの教育者ヴェルナー・チンメルマン博士が玉川学園に半年ほど滞在した時に、詞を日本語に訳した岡本敏明に教えた歌だと言われている。

カエルの歌で有名な歌がもう一つある。

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曲名:おたまじゃくしはカエルの子

おたまじゃくしは 蛙の子
なまずの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には
やがて手が出る 足が出る

曲:アメリカ民謡

詞:不明

訳:永田哲夫・東辰三

この歌、2番、3番、4番があるのを知っているだろうか?

2番

でんでんむしは かたつむり
さざえの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には
つぼ焼きしようにも 蓋がない

3番
風にゆらゆら すすきの穂
ほうきの孫では ないわいな
それがなにより 証拠には
ススキでどら猫 どやされぬ

4番
たこ入道は 八つ(やっつ)足
いかの兄貴では ないわいな
それがなにより 証拠には
いかにハチマキ できやせぬ

この曲の詞は、童謡らしくない。

壷焼きしようにも、蓋がない。

ススキで、どら猫、どやされね。

これは、子供というより大人が行うことではないだろうか?

秋の章「秋の虫の演奏」

秋に変わると、「秋の章」となり秋の虫たちによる演奏が始まった。

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低音が強い、カエルの合唱から高音が強い、秋の虫の演奏。

どちらが、良いとは言い難いが、共に季節に合っているということだけは言える。

精神的に余裕がない時だと、どちらも煩いという気持ちになるのかもしれないが、余裕があれば、心地よい音色だ。

同じことであるにも関わらず自分の精神状態によって、煩く感じたり、心地よく感じるのだから、人間というのはつくづく自分勝手な生き物だと思う。

なぜ登る?

秋の章の演奏を聞きながらジムに入り、トレッドミルで軽いランニングを行っていた。

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すると、窓ガラスの上の方に何か動くものが・・・

アマガエル?

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その光景は、まるで、夏の章の合唱を終えた演者が戻っていくように見えた。

しかし、突然、なぜ「カエル」はジムの窓ガラスを登っているのだろうか?

彼か彼女かはわからないが、君の家は、そっちではないだろう?

どこに行くんだ?

走りながら心の中で「カエル」に話しかけていた。

しかし、カエルは少しずつ上に登っていき、窓ガラスからは消えてしまった。

人間から見れば2階であっても、カエルから見れば50倍以上の高さに感じられるはずだ。

母線回帰

母線回帰という言葉を思い出した。

サケ・マス類が繁殖のために自分の産まれた川に戻ろうとすることだ。

カエルが産まれた場所に戻るというのであれば、ジムの建屋の上で産まれたことになる。

ふと、一つの仮説が頭に浮かんだ。

カエルはオタマジャクシの時は水の中で生活するので、鰓呼吸だが、足が生えてカエルになると、肺呼吸に変わる。

肺呼吸になれば水中より陸地の方が生活しやすいので陸地にいることの方が増える。

陸地にいることが増えるとオタマジャクシ時代にいた水が懐かしくなるのではないだろうか?

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雨は上から降って来る。

雨からは自分が子供の頃、住んでいた水中と同じにおいがする。

上にいけば、自分が子供の頃にいた場所に行けるのではないか?と考えて上を目指していると考えると、山に登ろうとしているカエルの行動も説明がつく。

カエルも母線回帰で産まれた場所に戻ろうとしている。

なぜ、生まれた場所に戻ろうとするのか?問われると、「・・・」となるが、自分的には1歩前進したような気がする(笑)