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ブナの木が消滅する?

気持ちが病んだ時の天声人語

最近、イライラすることが多く、ブログの内容も自分の心理を表しているかのような内容になっているので、このままではいけないと考えて、「天声人語」を読むことにした。最近、テレビ、ネットニュース、SNSYoutubeを見ていても、心が穏やかになるような内容に遭遇することが少ないので、こういう時は、昔の「天声人語」に逃げ込むことが多い。

天声人語は、2011年~603文字、それ以外でも800文字程度なので、1つのコラムを5分もかけずに読むことができる。

ブナの木

そんなことから、天声人語を呼んでいると、「ブナの木」という単語が出てきた。

「ブナの木」という名前はよく聞くが、正直、どんな木なのかイメージができなかった。

調べてみると、「どんぐり」というのは、ブナ科の樹木の果実をまとめた呼び方。

ちなみに、どんぐりに似た果実で「ヘーゼルナッツ」というのは、ブナ科の木ではなく、カバノキ科。

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「ブナ」を漢字変換する、椈、橅、山毛欅といくつも出てくる。

山毛欅というのは、中国語で本種ではなく、中国ブナの一種のことを指す。

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ブナの木は北海道・本州・四国・九州で分布しているので、ほとんどの都道府県で見ることができる木になる。

「ブナ」とは?

ブナというのは、意味があるのかと思ったが、ブナの林に風が通り抜けるとき「ブ〜ン」という音がすることから「ブーンと鳴る木」→「ブナの木」→「ブナ」という名前になったとか。

そして、ブナはその雄大で美しい姿から「森の女王」と呼ばれる。

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Amazonで「ブナの木」で検索すると、以下のようなものがヒットする。

ブナは木材として利用することが難しいことから、「ぶん投げる木」だということで「ブナ」となったという説も見つかった。

確かに、ブナの木は硬すぎて加工が面倒、乾燥が難しいので狂いやすい(※)こと、長尺のものが取りにくいといった欠点があるので構造材には使えないが、床板などでは使うこともある。(※木材の狂う=乾燥によって発生する応力で生じる「反り」「ねじれ」などの変形)

昔は硬くて狂う木だということで使えなかったと考えると、「ぶん投げる木」というのも間違いではないのかもしれない。

それでも、最近は、おもちゃや食器等に使われている。

バターケースというのは、木製が良いらしい。

木製のケースは急激な温度変化を防ぐため、バターのように温度変化で風味が劣化するものを保存するのに向いている。

ブナの木の実は森の動物達の食料源

ブナの木の実というのは、栄養価が高く、味も良いらしい。このため、山の生物にとっては貴重な食料になる。このため、虫・小鳥・ネズミ・サル・クマ・イノシシなどが好んで食べる。

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クマやイノシシ・猿が街中で発見されることがあるのは、ブナの実が凶作の年で、豊作は数年に1回で、その翌年は凶作というのが経験的にわかっている。

ここ何年か、金沢市でもクマ・イノシシが数多く目撃されているのは、ブナの実の凶作が続いていることになる。

凶作が続く原因としては、山の積雪が少ないとブナの実を食べる害虫が大量発生するためで、更に最近は山の気温が上昇しているということもあり、害虫が発生しやすい環境になってしまったということもある。

ブナの木というのは、育ちの早い木でも、50年経たなければ実をつけない。

実をつけるようになると、3年から5年ごとに栄養を蓄えながら花を咲かせて種を落とす。しかし、害虫に実が食べられてしまうと、子孫を残そうとして毎年花を咲かせようとする。3年~5年かかっていたものを1年で行えば、当然、実の量は減るはず。

これが繰り返されることで毎年、凶作ということになり、ここ最近、毎年のようにクマ、イノシシが街中で発見されるということになる。

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ブナの木が消滅

このまま、温暖化が続けばブナの木の9割が消滅するのではないかと言われているので、山に食べるものがなくなればクマやイノシシが街中まで来るのは必至なので今後、クマやイノシシは山に帰らず、街中で生活圏を確立する可能性も十分ある。

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街中で見つかれば駆除することになるが、人間が地球の温暖化に追い込んでおいて生活の場を奪われた動物たちが人間の住むところに来たからと駆除するというのは身勝手な話ではないだろうか?

ブナの木の実というのは、太陽のひざしをうけ,ブナの枝先で実が成長する。

夏に雨が多く降ればよく実り,少なすぎると空の実が多くできるので、ここ何年か日本で異常な暑さや豪雨が続いているのは、動物たちの悲鳴によるものなのではないかと考えてしまう。

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地球からの警告

そして、地球をこれ以上熱くしないように新型コロナウイルスを人間界に送り込んだのも、人間達に、これまでの生活を改めさせるためのものなのではないだろうか?

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そう考えると、自然災害、新型コロナウイルスの感染が一緒に起きていることをもっと真摯に考えないと、更に酷いことになるかもしれない。

新型コロナ感染者の数は、今、行っていることが正しいかどうかのバロメーターになる。

2020年4月に発令された緊急事態宣言で各自が行ったことを求められているので全員が去年の4月に行ったことを思い出して実行することが必要だと思う。