外に出ないことが多くなったので、書類を整理したり、文書を作成したりする機会が増えてきました。
そうすると、これまでは気にはなっていてもスルーしていたことでも、何とかできないか?と考えるようになりました。
その一つが「消しゴム」です。
何が気になるか?というと消したあとの消しくずの始末です。
消しくずを集めてゴミ箱に捨てるわけですが、大き目の消しくずは集めやすいのですが、細かいクズがどうしても残ってしまうんですね。
それで、Amazonで消しゴムで検索して見ていると、
磁ケシというものが見つかりました。
これは消しゴムの素材の中に鉄粉が含まれていて、消しゴムの底面にネオジウム磁石が入っていて、底面を消しクズに近づけると磁石にくっつき、底面の蓋を外すと磁石から離れるので消しクズが落ちるという仕組みのものです。
面白い発想だなぁ~と思ったので興味が出てきました。
でも消しゴムの素材に鉄粉が含まれているということは消えにくいのではないか?という疑問もありました。
実際に使用している動画がないか、Youtubeで検索してみると色々と見つかりました。
やはり、消しにくい感じがしましたし、実際に使った感想でも消しにくいということなので消しゴムとしての機能はもう一つという感じでした。
更に、消しクズの収集にしても大き目のクズは磁石で取れますが、細かいものは残ってしまうので、これでは手で行うのと変わりないという感じです。
消しゴムの仕組み
そもそも、消しゴムってなぜ消しクズが出るのでしょうか?
消しゴムの仕組みを知る必要がありそうです。
鉛筆で紙に何かを書くと鉛筆の黒い粉が紙の目に入り込みます。
黒い粉は紙に付着しているだけなので引っ張ると紙から剥がれます。
黒い粉を紙から引っ張りだすために作られたのが消しゴムです。
消しゴムを紙に押し付けると黒い粉が消しゴムに付着して更に擦ると消しゴムの表面が削れて消しカスになり消しゴムの表面には新しい面が現れます。
これが繰り返されて書いたものが消えていきます。
つまり、消しカスが出ないようにするには表面が削れないようにしないといけませんが、そうすると消しゴムには黒い粉が付着したままになってしまい徐々に消えにくくなります。
現在の消しゴムの仕組み上、消しカスを出さないようには、できないということになります。
だから、消しカスが出ない消しゴムが世の中にはなくて、あるのは消しカスが、バラバラにならないように、まとまり易くした消しゴムってことなんですね。
消しゴム以外のものは?
だったら、消しゴム方式ではない、鉛筆で紙に書いたものを消すものはないのでしょうか?
探してみると、消しカスが出ないというのが売りなものが、2つありました。
しかも、そのうち、1つは100均で販売されているものです。
- IRIS(アイリス) トントンエルサHB(2001年発売)
- ダイソー コロけし
トントンエルサの方は、その名の通り、シャチハタのようなもので、ハンコの部分に丸いシリコンのようなものが付いていて、消したい部分をトントン叩くとシリコンのようなものに吸い付いて消えていくというものです。
何回か使うと当然、シリコン部分に鉛筆の粉が付着するので、消えなくなってきたらティッシュに中性洗剤をつけてシリコン部分を拭いたりして取り除いてくださいということ。それでも消えなくなった時には商品の買い替えが必要になります。
鉛筆はHBまたは、それより柔らかいものに対応しています。
そしてコロけしの方はローラーにゼリー状のものが巻かれていてローラーで消したいところを転がすと消える仕組みですが、使用している動画を見る限り、あまり消えていなかったので、こちらは使えないかな?って感じです。
画像ですが、使えそうなものがなかったので、商品名で検索して頂ければ、紹介していサイトが見つかりますので、そちらを参照願います。
どちらも、Amazonでは購入できないようです。
結局、現在のところ消しゴムより強力に消せる仕組みは存在しないということなのでしょうね。
評価の高かった消しゴム
今回、色々と消しゴムのレビューや使用動画を確認した結果、以下の消しゴムの評価が高かったように感じます。
それぞれの消しゴムの特徴は以下の通りです。
コクヨ リサーレ
感動の消し心地!
特殊発泡体とイレースポリマーのツイン構造によって、軽い力できれいに消せる高レベルの消字性能を実現。さらに消しクズもまとまります。
SEED レーダー
青いケースの消しゴム
マイルドな消し味と優れた消字能力を持った、高性能・高品質のプラスチック字消し「レーダー」。その独特の消し味は、製図・事務・学童用・その他幅広いニーズに対応。
トンボ鉛筆 モノエアタッチ
空気の力で消し感ゼロへ!
驚異的に軽いタッチを実現した軽く消せるタイプの消しゴムです。紙面との接触面積を縮小させる中空マイクロカプセルと特殊配合オイルの働きで摩擦が低減され、極めて軽い力で消字できます。
無印良品 プラスチック消しゴム
非塩ビ素材を使用しています。
黒色と白色がありますが、黒色が固め
この4つの中で、自分が一番、注目したのは、コクヨのリサーレです。
綺麗に消せて、滑りも良く、消しカスがまとまりやすい。とてもバランスの取れた消しゴムのように感じました。
消しゴムって、これまであまり拘りがなく、店頭で目に入ったものを適当に選んで購入していました。
そして、1回購入すると、かなり長い間、使えるので買い替え頻度も少ないものです。
今回、しっかり消えて、消しカスがでないものがあれば購入しようかと思っていたのですが、そこまでのものは見つかりませんでした。
このため、現在、使用しているものを継続使用することになります。
まだまだ、使えそうなので、次回、購入するのはいつかな?って感じです。