Windows10が最後のバージョンだと発表していたマイクロソフトが6年の歳月が、その考えを変更させて、Windows11を正式発表しました。
考えを変更せざる得なかったのがセキュリティ面だと思います。
ソフトウェアだけで行うには負担が大きいので、どうしてもハードウェアで行えるようになっている必要があります。
するとWindows10のシステム最小要件では不足するため、システム最小要件を変更したかったからというのが理由だと僕は思っています。
Windows 11 は Windows 10 と同じパワーとセキュリティを備えていますが、デザインを刷新し、装いが新たになりました。また、新しいツールやサウンド、アプリが加わりました。細部にまでこだわったデザインです。これらが統合され、お使いの PC に新たなエクスペリエンスをお届けします。
変わったのはどこ?
スタートボタンは中央に移動し、Androidアプリが動作するとか。
最新版の Windows 10 を実行している Windows 10 PC で、ハードウェア仕様の最小要件を満たしていれば無料でアップグレード可能です。
目安としては、4年以内に製造されたPCであれば、Windows11にアップグレードできます。(ハードウェアの最小条件を満たす必要あり)
システムの最小要件
Windows10と11との最小要件を比較してみました。
上記を見る限り、Windows11は、Windows7や8からもアップグレードできるのでは?という噂もありましたが、どうやら難しいようですね。
Windows 11 のリリースは、2021年後半を予定しているということなので、2021年7月以降に使えるのでしょう。
でも、Windows10から11に変える意味はあるのでしょうか?
ウィジェットが復活、themesが標準搭載と新しくなる機能はありますが、ウィジェットはなくても不自由は感じませんし、themesも必要な人は既にインストールしているのでメリットはないはず。
Internet Explorerは無効にされるとかで、Internet Explorer が必要な場合には、EdgeのIEモードの利用が推奨されています。
しかも、最小要件が上がっているので、今よりも処理に負荷がかかる可能性が高いと思います。
実際、セキュリティ強化という点で、TPM2.0(Trusted Platform Module)が必須化される可能性があると思います。
TPMというのは、デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するための、暗号化用アルゴリズムエンジン、ハッシュエンジン、鍵生成器、乱数生成器、不揮発性メモリ(鍵などを保管)などを備えたモジュールです。
セキュリティ強化だけでもデバイスを利用したとしてもハードウェアへの負担はかかります。
このため、快適に使いたいなら、Windows11にしない方が得策だと思います。
基本的にWindows10で動作するアプリ、アクセサリは11でも使用できるようなので、一旦、Windows11にアップグレードして、10日間は10に戻すことができるというのを信用して、とりあえず使ってみて判断するというのはありかもしれません。
そして、Windows10のサポートは2025年10月14日までと定められています。
この点も判断材料に加えてアップグレードするかどうかを検討することになります。
僕は、直ぐにはアップグレードしないで、使用者の評判や不具合が改善されるのを待ってからにしようかな?と考えています。