現在、気になっているものが1つあります。
以下のモバイルバッテリーです。
凄く小さなモバイルバッテリーなのに、13800mAh 大容量 で更に2出力ポート搭載。
しかも充電用の入力端子が、USB-TypeC、Micro-USBに対応しているので充電にも困りません。PSE認証済で仕様的には申し分ありませんし、これならポケットに入れておくことも可能です。
それに、Amazon's Choiceラベルも表示されています。
で価格が、タイムセール特価で1,910円です。(普段は2,310円のようです)
サイズ的には、あのAnkerのワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリー、PowerCore Magnetic 5000とほぼ同じです。
販売元は?
しかし、1つだけ気になるのが販売元です。
「Lakko」ってどこの国?と思って調べてみると、
株式会社 大豊って書いてあります。
住所は神奈川県横浜市なので、これって間違いなく日本です。
2012年5月に設立で、代表者は、シュウ セツレイ氏
うーん・・・
大丈夫かな?
モバイルバッテリーの発火が心配
一時期、モバイルバッテリーが発火したというニュースが毎日のように流れていたので、知らない会社が販売しているものは売れているとしても心配になります。
消費者庁の事故情報データバンクには、モバイルバッテリーに関する事故情報が平
成 25 年6月から令和元年6月末までに 162 件寄せられており、事故件数は増加傾向
にあります(図2)
事故の内容としては、発煙・発火・過熱が 78 件とほぼ半数を占めており、火災も
39 件発生しています(図3)
消費者庁のモバイルバッテリーに関する、事故防止のアドバイスとして以下の内容が書かれています。
- リコール対象製品でないか、リコール情報を確認しましょう。
- 新規に購入する際は、PSE マークを必ず確認しましょう。
- 製品本体に強い衝撃、圧力を加えない、高温の環境に放置しないようにしましょう。
- 充電中は周囲に可燃物を置かないようにしましょう。
- 膨らんでいる、熱くなっている、変な臭いがするなど、いつもと違
って異常を感じたら使用を中止しましょう。 - 充電コネクタの破損や水ぬれに注意しましょう。
- 公共交通機関での事故を避けるため、持込規則を確認して、それに
従いましょう。 - 使用済みモバイルバッテリーはリサイクルに出しましょう。やむ
を得ず廃棄する際には、地方公共団体の指示に従って他の家庭ごみと区
別して出しましょう。
この中で、購入する際に気をつける内容は、1と2だけです。
特に2については、2019年2月1日から、技術基準等を満たしていることが確認され、PSE マーク及び届出事業者の名称等が表示された製品でなければ国内で販売禁止となっているというので、PSEマークは必須ということですね。
PSEマークはどのような基準をクリアすれば取得できるのか?というと、
- 電気用品の事業開始の届け出を行う
- 電気用品の技術基準の適合を行う
別表第九 リチウムイオン蓄電池 - 出荷検査(自主検査)の実施と検査記録を保存する。
この中で、技術基準の適合を行うという部分が一番重要で、別表第九 リチウムイオン蓄電池の中に記載されている、「通常の使用における安全性」と「予見可能な誤使用における安全性」に規定される試験を行うことで適合するかどうかを判断します。
この試験は輸入業者などが行えるような内容ではないので、信頼できる第三者機関に依頼して行うことになります。
この基準に適合しなければ、PSEマークは取得できませんので、PSEマークが取得されていることで製品の基本設計には問題がないということになります。
個々の製品については、出荷検査を行うことで性能的に問題がないかを判断するので、PSEマークが取得できていれば、まず安心ということになります。
このため、PSEマークが取得されているかどうかは、モバイルバッテリーを購入する際に重要な基準になります。
Lakkoのモバイルバッテリーは「PSE認証済」とあります。
念のため、確認してみます。
PSEマーク確かにありますね。
あと、リコールなどの情報はホームページを見る限りは公開されていません。
これで安心しましたが、調べている間にAmazonのタイムセールが終わってしまいました(笑)