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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

もっと我慢しようよ。

朝の情報番組のじゃんけん

朝の情報番組で、データ放送の機能を使った、じゃんけんを行う時間が何回かあって、勝つと20ポイント、引き分けなら10、負けても5ポイントが獲得できます。1週間で100ポイント以上貯まるとキーワードを知ることができて、ウェブ上からキーワードを入力して応募すると抽選で賞品が当たるというものがあります。

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テレビを見ていると、じゃんけんの画面が勝手に表示されるので、賞品に興味はなくても、グーチョキバーを選びたくなって、じゃんけんに参加していたことがありました。

1週間続けていると、100ポイントは普通に貯まります。

毎回、選ぶのが面倒になってきて、すると今週はグーしか出さないとか決めてじゃんけんをするようになりました。

面倒なら、しなければ良いのに習慣って怖いもので、やめると何となく気持ちがモヤモヤするんです。

しかし、この方法だと負けばかりが続く時があって、100ポイントまで到達しないことが、続くこともありました。

じゃんけんって勝つか引き分けになる場合の確率の方が圧倒的に高いのに、どうして負けばかり続くんだろう?とイライラしてきます。

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100ポイント貯まったから毎回、応募してるわけではありません。

応募する時ってキーワードだけでなく、毎回、氏名、年齢、住所、連絡先、番組への意見や感想も書かないといけないので、それが面倒なんですね。

1日に2回じゃんけんに参加するとキーワードを知ることができて、応募すると抽選で10万名に無料クーポンが当たるという週がたまにあって、こっちは、キーワードを入力して抽選に参加するだけなので、何度も当選したことがあります。しかし、この無料クーポンの対象商品が販売されてなかったり、売り切れていたりして引き換えがてきないことが続くと、これって店に足を運ばせるための策略?とか勘ぐってしまってイライラするんですね。

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だからといって無料クーポンのために別の店を探したり、何度も足を運んだりするのも面倒です。

毎朝、ジャンケンして何が得られる?

ある時、ふと思ったんですね。

このジャンケンを毎朝、行なって何が得られるのだろうか?

100ポイント貯まっても、当たり前って感じになっていて、しかも応募はしない無料クーポンが当たっても商品はない。

むしろ負けが続いたり商品がなくてイライラするリスクだけで何のメリットもない。

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ジャンケンをしないという選択が精神的には健康的なのではないか?ってことです。

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それから、ジャンケンの画面が表示されても参加しないことにしました。

最初は、じゃんけん画面が表示されると参加したいという気持ちが強かったのですが、これをグッと我慢していると、ジャンケンの結果でイライラすることがないので、気持ちの良い朝が続くことになります。

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何気に参加してしまっていた、ジャンケンが、いつの間にか自分にとって相当なストレスになっていたんでしょうね。

今では、ジャンケンの画面が表示されてもなんの感情もなくなりニュートラルな気持ちでいられます。

我慢がストレスではないかも

我慢することは、ストレスだと思っていたのですが、ジャンケンを我慢することで精神的安定が得られて逆にストレスがなくなってしまう経験をしたことで、我慢することって大切なんだという認識に変わりました。

車を運転していると、ウインカーも出さずに前に割り込んできたり、タバコの灰を車の外に捨てたりするマナーの悪い人、混んでいる道路でノロノロと追い越し車線を走る車がいたりしてイライラすることが多くなっていました。

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でも、これも考えてみたら、イライラしてしまう対象を見ているからなんですよね。

ジャンケンの時と同じように、参加するからイライラするのであって、参加しなければ、イライラすることがないはずです。

車の運転中のイライラすることに対して参加しないというのは、イライラの対象を考えないようにすることです。

考えないようにするといっても、簡単にできれば苦労しません。

マナーの悪い運転でイライラした時がありました。

喉が渇いていたのでコンビニに入って飲み物を買って飲みました。

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コンビニを出て運転を再開するとイライラは無くなっていることに気が付きました。

ジャンケンのことを思い出しました。

コンビニに入ったことでイライラの対象が目の前からいなくなったんです。

考える対象が目の前にいるから考えてしまうんです。先に行かせれば自然と視界から消えていきます。他にも自分が先に行く、道を変えるとか方法は色々あります。

後ろに嫌な感じの車がいたら、先に行かせれば良いんです。

ジャンケンしない。

イライラの対象を目の前から消す。

どちらも我慢です。

直ぐにイライラが無くなるわけではありません。

薬を飲んで少しずつ痛みが弱くなっていく感じです。

何でも直ぐに効果が現れるなんてことはないので、それまでは我慢しないといけません。

でも、その結果、イライラは確実になくなります。

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ただ我慢するのではなくタネを蒔いて、育て花が咲くのを待つんです。

煽り運転って我慢しない結果です。

ノロノロ走っている、急に割り込んできた、何だこいつ?って思ってしまうと、イライラが生じます。

そんな人に対して時間を費やす意味がありますか?しかも不快な思いをしながら。

こういう時はまず、どうすれば視界から消すことができるのかを考えます。

割り込まれたり、車間距離をつめられたて、車線変更ができるなら車線変更して離脱することです。そうすればイライラは消えていきます。

マナーの悪い人のことを考えて1日イライラするなんて勿体ないですし、ましてや煽り運転を行なって捕まったのでは、何をやってるんだ?ってことです。

ここまで、我慢って言葉を耐えるって意味で使ってきましたが、元々は仏教用語で、我が強く自分を高く見て他人のことを軽く見てしまうという意味の言葉です。仏教で我慢は煩悩の一つなので、我慢は取り除く必要があります。

仏教的に考えると、自分の方を高く見てしまっているから、割り込み、ノロノロ運転でイライラしてしまうってことです。仏教的には我慢するってことは、自分の慢心に気づき取り除くこと。

そう考えると、割り込み、ノロノロでイライラするってことは自分の「我慢」を気づかせてくれているんでしょうね。

そして「我慢」を取り除きなさいって指摘されているのかもしれません。

僕が行なったジャンケンに参加しないといったイライラの対象を目の前から消すというのは仏教的観点だと「我慢」を取り除いているのではなく、対象から目を背けるという手段でイライラを消してるだけです。

言い換えれば、時々火がついて燃えてしまう事に対して火を消すという対処療法を行なっているだけで、火がつかないようにする原因療法ではありません。

しかし、今の僕には原因療法を見つけることができません。

思いつくのは対処療法ばかりです。

水は火で熱し続けると、やがて沸点に達して沸騰します。

イライラは沸点に近い、グツグツ音が出ている状態、キレるというのは、沸点に到達した場合に例えることができるのかな?って思います。

イライラしやすい時というのは火で熱し続ける状態が続いていて沸点に凄く近い状態ってことなのかもしれません。

今はコロナ渦で、制限ばかりで思いっきり何かをするということがなくなり、火から外して冷やすということができなくなっているからグツグツ音が出ている状態の人が多いと言えます。

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テレビを見れば、今日の感染者はxxx名、xxxで緊急事態宣言が出ます、不要不急の外出は避けて極力テレワークで通勤を減らしてください。お店でのアルコール提供は禁止。受け身でいれば、心は熱せられることばかりです。

僕のじゃんけんに対する方法だとイライラすることには参加しないなので、コロナ渦だとどうするのか?と言えば、参加しないということは、制限を無視するってことになりますので、これはできません。

目を背けるというのも、毎日続くことなので、これもできないことになります。

テレビが、熱せられることしか放送してくれないなら、「見ない」「見る機会を減らす」ということはできるはずです。

お酒が好きで飲みたい人は、なぜ、飲みたいのか?を考えてみるべきです。

仕事や家のことでストレスが溜まるからお酒で気持ち良くなって一時で良いのでストレスから解放されたいというのであれば、これまで飲んでいた時間をストレスの原因としっかり向き合う時間に当ててみるというのもあるかと思います。

自分自身としっかり向き合う時間を増やすのに、最適なのがマインドフルネスです。

考えてみれば、僕は自分自身としっかり向き合う時間が減っていたように思います。

今は、黙食を推奨されているので、食べることに集中するには最適な環境です。

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僕にまだ我慢を取り除く術が見つからないというのは、自分自身と向き合う時間が足りていないのだと思います。

ベトナム出身の禅僧で、ティク・ナット・ハンという方の瞑想が僕はとても好きです。

足を組んで座禅をするというのではなく、生活の一瞬一瞬をしっかり意識することが大切だと言われています。

呼吸、歩いている、食べている、洗い物をしている、掃除をしている、常に今を意識することが大切です。

今一度、ティク・ナット・ハンの教えに立ち戻り、自分自身と向き合ってみたいと思います。

〈気づき〉の奇跡: 暮らしのなかの瞑想入門

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