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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

2021年のエイプリルフールは?

フランスの「エイプリルフール」

フランスでは、エイプリルフールのことを「ポワソン・ダブリル」といいます。

  • ポワソン=魚、ダブリル=4月

フランスでは4月は魚の繁殖期なので漁が禁止されています。

そんな4月に漁師が偽の魚を贈ったことが起源だと言われています(他説もあります)

起源は定かではないのですが、4月1日に、サクサクのパイに果物をたっぷり乗せたパイで作った、おどけた魚のお菓子がテーブルを飾ったり、子供たちは魚の形の紙をこっそり背中に貼るいたずらをしたりもします。

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日本でも、フランス流のエイプリルフールが少しずつ、浸透してきているのか、魚形のパイがエイプリルフールに向けて販売されるようです。

「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」(恵比寿ガーデンプレイス店、六本木ヒルズ店、丸の内ブリックスクエア店)、「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」 (渋谷ヒカリエShinQs店、ニュウマン新宿店)、「ルカフェ ラブティック ドゥ ジョエル・ロブション 虎ノ門ヒルズ店」では、2021年3月19日(金)から4月1日(木)までの期間限定で、エイプリルフールにちなんだ魚形のパイ「ポワソン ダブリル フレーズ」の予約販売を行います。

【出典】エイプリルフールの新定番!魚形のパイでフランス流にお家で楽しもう!ジョエル・ロブション「ポワソン ダブリル フレーズ ~苺のパイ~」~予約販売 2020年3月19日(金)から4月1日(木)まで~|株式会社フォーシーズのプレスリリース

 昨年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響で、エイプリルフールを自粛する企業が多かったんですね。(僕は気が付きませんでした)

何故でしょうか?

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緊急事態時ってデマや噂が横行しやすく、そんな時期に、エイプリルフールの嘘が加わると世間を混乱させる可能性があるということで自粛するということだと思います。

そうすると、不謹慎だと言われない、フランスの「ポワソン ダブリル」のようなエイプリフールが日本でも増えてくるかもしれません。

谷川俊太郎さんの「うそ」が絵本に

では、2021年のエイプリフールですが、どうなるのでしょうか?

「うそ」について考えてみる日とも言えると思います。

「うそ」について考えるのにピッタリなのが、谷川俊太郎さんの「はだか」という詩集の中の1編を絵本にしたものが、2021年4月1日に発売されます。

1988年に発表された谷川俊太郎さんの詩集『はだか』のなかの一編「うそ」が、新進気鋭のイラストレーター・中山信一さんによって、子どもだけでなく、大人にも届く絵本に生まれ変わりました。詩のシリアスな言葉が、犬と散歩をしている男の子という一見ほのぼのとした絵でストーリーが展開します。

うそに誠実であるほど、「ぼく」の言葉が心に深く響きます。絵本でありながら、哲学の書とも言える一冊です。

【出典】#エイプリルフール に、あの谷川俊太郎の珠玉の詩『うそ』が絵本になって登場!|株式会社主婦の友社 のプレスリリース

  • いっていることは うそでも うそをつく きもちは ほんとうなんだ 
  • うそでしかいえない ほんとのことが ある(「うそ」より)

 「あやまってすむようなうそはつかない」――。嘘に誠実であるほど、「ぼく」の言葉が深く響く。谷川俊太郎の珠玉の詩が絵本に!

うそ

うそ

 
はだか

はだか

 

うそについて考えるという意味では、最適な本だと思います。

虚構新聞社のエイプリルフール

もう一つ、僕が気になったのは、虚構新聞のエイプリールフールです。

虚構新聞というのは、日々、虚構のニュースを取り上げている新聞社?です。

虚構新聞社

Kyoko Shimbun News(虚構新聞ニュース)は、虚実の狭間を行き交う可能性世界の事件を報道するニュースサイトです。

当サイトは現実のニュースをパロディにした諷刺・皮肉が開設の目的であり、この記事を通じて元ネタである世の諸事象に関心を抱いていただきたいと思っております。

弊社が取り上げるニュースはすべて虚構のものであり、現実の人物・事件・団体とは関係ありません。

【出典】虚構新聞社

では、新型コロナウイルスでエイプリルフールでも、デマや噂を流さないという風潮の中、虚構新聞はどのような記事を書いたのでしょうか?

僕は昨年、見逃してしまったのですが、以下のような記事が掲載されました。

新型コロナ「『他人事』ではなく『自分事』に」 識者に聞く これは嘘ニュースではありません

世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルス。感染者数が増加傾向にある日本でも「4月1日からロックダウン(都市封鎖)が決まった」とするデマがネット上で拡散するなど、社会不安が高まりつつあります。パニックに陥らないためには、まず科学に基づいた確実な情報を知ることが大切です。科学を一般の人たちに分かりやすく伝える科学コミュニケーターの本田隆行さん(37)に話を聞きました。

(※今日4月1日はエイプリルフールです。)

【出典】新型コロナ「『他人事』ではなく『自分事』に」 識者に聞く

なんと「虚構」ではなく「真実」を掲載したのです。

なぜ、真実だとわかるのかというと、虚構新聞社のニュースですが、普段はタイトルのあとに背景と同じ色の文字で、「これは嘘ニュースです」と記載されているんです。

しかし、上記のニュースは、「これは嘘ニュースではありません」と記載されているんです(笑)・・・このサイトではわかりやすいように灰色で記載してます。

普段は、「虚構」なので4月1日は、あえて「真実」を伝える。

そして、最後に、「※今日4月1日はエイプリルフールです。」と添える。

何とも、面白い発想だと思いました。

今年の虚構新聞社のエイプリルフールはどのような記事を掲載するのか、楽しみです。

 

虚構新聞 全国版 ([テキスト])

虚構新聞 全国版 ([テキスト])

  • 作者:虚構新聞社
  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)