ショッピングセンターにクマが侵入!
石川県でクマが人を襲うという事件が多発していて毎日のように全国ニュースでも放送されています。
そんな中、とうとうクマが商業施設に侵入する事件まで起きてしまいました。
アビオシティ加賀は、北陸本線の加賀温泉駅の目の前にある商業施設です。
山代温泉に行く際に利用する駅で、旅館からの送迎バスが行き来しています。
クマが侵入したことが分かってから、13時間後にようやく駆除されました。
駆除に尽力された方、長時間の作業、お疲れさまでした。
クマの体長は130㎝で施設内の防犯カメラ、ドローンを駆使して居場所を突き止めて猟銃で駆除したそうです。
石川県では、クマによる負傷者は2020年10月19日現在で過去最多の11人となっています。
石川県では、10年ぶりに最高警戒レベルのツキノワグマの「出没警戒情報」が発令されました
クマとの人身事故を避ける注意点
そして以下のことに気をつけましょうという内容が発表されています。
クマを引き寄せる要因を除去する
- 柿や栗など果実の摘み取り
- 蜂の巣の除去
- ペットフードや生ごみを放置しない
クマと出会わないために
- 目撃があった付近ではクマの活動が活発となる早朝や夜間の外出を控えましょう
山に入る必要があるときは
- 2人以上で行動し、鈴やラジオを携行しましょう。
- ヘルメット着用やクマ撃退スプレーの携行を勧めます。
- 林道で車から降りる際にクラクションを鳴らしましょう。
もし出会ってしまったら
- 大声を出さずクマの動きに注意しながら、ゆっくりと後退してください。
- 子グマを見かけた場合は、近くに母グマが必ずいるため危険です。速やかに立ち去りましょう
【出典】人身事故を避けるための注意点!
上記のように書かれているのですが、事故に遭遇してしまった方は後ろから襲われていることが多いです。
警戒に当たったパトカーも襲われ車輪がパンクしています。
今年のクマは凄く苛立っている感じがし走っている車にさえ襲い掛かろうとしているので、これまでクマへの対応方法では太刀打ちできないのではないかと思えるほど狂暴な印象です。
そろそろ冬眠に入る時期なので食いだめをしようとしているのかと思っていたのですが、クマの食料である、どんぐりが多い時より少ない時の方が早く冬眠に入るということを聞きました。
これは食べるものがないので諦めて早めに冬眠に入るということからだそうです。
金沢市内の住宅街でも目撃されていて石川県ではもう、どこにクマが現れてもおかしくない状態です。
僕もクマ撃退スプレーを携帯しないといけないのかな?と思い始めています。
クマ撃退スプレーというのは、唐がらしが主成分なのですが、人にかかってしまうと、病院に行く必要があるレベルで皮膚がただれたり、目に入ると失明の危険があるほど強烈なものです。
噴射する際の風向きによっては自分の方に流れてくることになるので噴射する時は熊だけに気を取られず、風向き・周囲に人がいないのかもしっかり確認しないといけません。
なぜ今年はクマが多いのか?
2020年10月13日現在で、石川県内でのクマの目撃件数は462件です。
昨年は12月末時点で418件なので、10月の時点で昨年の件数を超え、過去最高だということです。
では、なぜ、今年はこんなにクマが出没しているのでしょうか?
2年前の2018年がツキノワグマの食料となる、どんぐりの豊作年だったということでクマのベビーブームの年でした。
今年はどんぐり類が不作なので、餌を求めて、2年前に沢山生まれたクマが、人里に出没しているということです。
そして今年は人を襲う傾向が強いのですが、クマが木の実といった食料が減ってしまい、鹿などを襲って食べているということです。
つまり、クマの肉食化が進んでいるということです。
肉を食べるようになったことで人を襲うことが多くなってきたのではないかと思います。
日本人も肉食が進むに連れて暴力的な犯罪が目立つようになってきました。
肉食というのは動物も人も狂暴にしてしまうのではないでしょうか?
人里に人を襲うクマが来れば駆除するしかなくなります。
そしてこのままではクマの肉食化が進み、肉を求めて人里へ下りてくることになります。
クマが人を襲うことが、今後、増えていけば、降りてくる前にクマを駆除するということになるはずです。
今後、クマへの対応をどうするのか?
とても悩ましいことだと思います。