Predident オンラインを見ていて
「学校チャイム時計」?そんな時計があるんだなぁ~
そう思ったのは、President オンラインの記事を見た時です。
コロナ禍で生活様式が大きく変わる中、親は子育てでなにを大切にするといいのか。東京大学大卒のフジテレビアナウンサー・佐々木恭子さんは「この春の自粛生活で、子供たち(小5・小2)には料理や洗濯、掃除など家事のお手伝いをお願いしました。また、学校の時間割通りにチャイムが鳴る時計を購入しました」という——。
確かに学校が休校で子供が自宅にいる時に生活のリズムを継続できるようにするために、学校の時間割通りにチャイムが鳴らせるというのは凄いアイディアだと思いました。
オフィスや学校で使用することを想定した掛時計なので、まさか家で使用する人がいるとは思っていなかったのではないかと思ったのですが・・・
しかし、調べてみると、記事で紹介される前から同じような時計を購入している方もいました。
いずれにしても、僕には絶対に出てこなかった発想なので、凄いなぁ~っていうのが正直な感想です。
時間を区切ることは大切
僕は時間に縛られる生活が嫌ですが、時間を区切るというのは大切だと思っています。
僕は時間を区切らないと、何でも納得できるまで続けてしまうので他のことが進まなくなります。
個人のことなら一つのことだけやっていれば良いかもしれませんが、仕事だとそうもいきません。
チャイム時計って生活のリズムをキープするというよりも、色んなことを少しずつ進めるための支援をしてくれるもの、リアルスケジュール帳だと思います。
予定を立てずにゲームを一旦、始めると楽しくてゲームに集中してしまい、知らない間に半日がゲームだけで終わってしまうなんてこともあると思います。
しかし、1時間するとチャイムが鳴って、この作業は、ここまでですよと教えてくれます。終わりや開始を教えてくれるから安心して作業に集中できます。
スケジュールは自分との約束
そしてスケジュールというのは人との約束でもありますが、何より自分との約束だと思うんです。
今日は、国語、算数、道徳、社会、理科を勉強すると決めたとします。
これを全部守ろうと、まず国語から勉強を始めましたが、いきなり、なかなか覚えられない漢字が現れました。何回、書いても覚えられません。ここで時間を教えてくれないと、できるまで繰り返すことになり最悪の場合、疲れ果てて、何もしたくなるなり勉強を途中で放り投げてしまうかもしれません。
これでは、全ての約束を破ることになり、信頼関係が崩れます。
人との信頼関係が崩れるのも怖いですが、自分との信頼関係が崩れると自信をなくすので、こちらも怖いです。
スケジュールを作るメリット
これに対して、スケジュールを決めた場合です。
1時限は「国語」2時限は「算数」3時限は「道徳」4時限が「社会」5時限「理科」と決めて、50分間勉強、10分休憩のサイクルでスケジュールを設定します。
頭の中でゴチャゴチャしていたことがスケジュールにして整理することで頭の中も整理されます。
頭の中のことを書き出すことで頭の中がスッキリします。
更にスケジュール通りにチャイムが鳴ってくれれば、時間を気にしなくても済むのでストレスも軽減します。
例えば何度書いても覚えられない漢字があっても、決められた時間が終わったことがわかれば、次のことを考えることができます。すると、一旦、次に進んで、空いてる時間に改めてチャレンジすることで頭がリフレッシュされます。
すると、いくら繰り返しても、できなかった事でも、時間をおいた方が、頭がリフレッシュされて意外と早く覚えられるようになることに気付かされます。
時間になれば次に進めば、内容は別にして約束したことを全て果たしたという満足感が得られ気分は良くなりますし、自分への信頼度も高まります。
スケジュールを立てる少しの時間を作るだけで沢山のメリットが得られるんです。
今回、学校のチャイム時計を家でもという記事を読んで、確かにこれは、子育てに重要なことなんだと強く感じました。
会社でもスケジュールを作りますが、誰かと会うとか、会議、打ち合わせといったものは時間単位で管理しますが、通常業務についてはあまり時間単位で設定していません。
今回、改めて、通常業務についても時間単位でスケジュールを作るべきだと認識させてもらいました。