日本製が選択肢にない
ハンディークリーナーを購入した時に、ふと思ったんですね。
あれ?
今回、日本の家電メーカーは選択肢になかった?
そうなんです。
日本の家電メーカーのものは価格が高いということもあったのですが、そもそも僕の希望に叶うものがありませんでした。
日本の掃除機ってスティッククリーナーはありますが、細くても長さがあるので、身近に置いておくことができないんですね。
パソコンのキーボードをちょっと掃除したい、パンを食べていてパンくずがテーブルに落ちたときとかハンディークリーナーが身近にあると直ぐに掃除できるので便利なんです。
テーブル専用のお掃除ロボットってないの?
ハンディクリーナーを探している時に、ソニック卓上掃除機の形状を見て最初、テーブル専用のお掃除ロボットかと思いました。
ソニック製は、残念ながら手で動かさないといけないタイプでしたが、きっと同じようなことを考える人はいると思って探してみると・・・
商品ではありませんでしたが、教材でありました。
アーテック プログラミングお掃除ロボ 55907 おもちゃ 知育玩具 簡単 STEM教育 ロボット プログラミング 手作り 掃除機 卓上 理科 実験 科学 電子 自宅学習 自学 自習 家庭学習 勉強
- 発売日: 2019/11/15
- メディア: おもちゃ&ホビー
食器などをテーブルから片づけると、掃除ロボットが検知してくれて自動でテーブルの上を掃除してくれる。
そうすると、食器を洗っている間にテーブルの上は綺麗になっている。
飲食店でも、食器を下げる時にテーブルの上にお掃除ロボットを置いていくとテーブルの上を綺麗にしてくれる。おもちゃのようなものでは綺麗にならないので、綺麗にする工夫は必要だと思いますが、これが手軽な価格で購入できれば色んなところで普及すると思うんですよね。
挑戦的な製品がない理由
Honda eは、久しぶりに挑戦的な日本車だと思ったのですが、ブログで紹介しました。
車だけでなく家電も日本は挑戦的ではなくなっています。
車はリコールの基準が厳しくなってしまったため、挑戦的な車を作って不具合が出るとリコールの連続というリスクがあるので、どうしても保守的な安定した車を作ることになります。
更に昔はリコールにならなかったようなことでも、今はリコールにしないといけない風潮があるとかで些細なことでもリコールにするそうです。
家電も火災などに繋がると安全に関わる事態になるのでリコールになったり、PL法なども考慮しないといけないので、どうしても安全重視の製品になるので挑戦的なものはリスクが高くなり、安全面を十分に検証しようとすると時間がかかります。こういった事情から挑戦的な製品は開発しにくい事情もあると思います。
そういった保守的な商品開発が当たり前になってしまうと、いざ画期的な商品を開発しようとしても常に安全性が頭に浮かんでくるため、アイディアを出そうとしても、ありきたりなものしか出てきません。
挑戦的だったシャープとSONY
シャープは、残念ながら2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)の傘下に入ってしまったので日本企業とは言えなくなってしまいましたが、ずっと挑戦的な製品を開発してきました。
国産第一号のテレビ、世界初の電卓(トランジスタ方式)、電子レンジ、ヘルシオと今では当たり前になった製品を数多く日本で最初に開発していました。
ヘルシオホットクックは最近では画期的な製品だと思います。
素材をカットしてホットクックに入れるだけで水なしで自動調理してくれます。
ホットクックは数万円と高いので、もっと安価にならないか?ということで電気圧力鍋が開発され家電量販店では沢山、並んでいました。
もう1社、日本を代表する家電メーカーというとSONYです。
日本初のトランジスターラジオ、テープレーコーダー、 携帯型カセットテーププレイヤーのウォークマン、ゲーム機のプレイステーション、ロボットペットのAIBOとこれまた刺激的な製品を開発してきました。
しかし、残念ながら今はシャープもSONYも挑戦的な製品はありません。
同じような製品ばかり開発するのは楽しくありませんが、同じような製品ばかり作るのも楽しくありません。販売する方も特徴がなければ価格を下げるしかなくなります。
がんばれ日本の家電メーカー
これでは日本の家電は衰退の一途です。
僕もワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、ハンディクリーナーと海外メーカーのものばかり購入しています。
日本の代名詞にもなっていたカメラも今では、GoProにOsmoPocketと海外メーカーです。
自動車もEVに関してはテスラです。
Honda eも挑戦的な車だとは思いますがテスラがベースになっています。
ジンバルカメラもOsmoPocketのようなもので日本製はなさそうです。
ドローンに至っては、70%が中国製で日本製は一部産業用がある程度です。
「安心の日本メーカー」というフレーズが今でも使われていますが、買いたいと思えるようなものでなければ、安心だけでは買ってもらえない時代になっています。
中国は低価格で作れるというアドバンテージもあります。
しかし高くても売れるものは売れるのです。
価格で負けるからというのは、言い訳でしかなく、だったらアイディアを形にして勝てばいいんです。
がんばれ日本の家電メーカー!