映画館のCM
映画の上映前には映画の予告編やCMが流されます。
長い時には上映時間を過ぎて20分位
映画館で流されるCMは、「シネアド」というそうです。
正式名称は、シネマ・アドバタイジングです。
映画館・シネマコンプレックスなどで上映するCMになります。
アドバタイジングというのは、「広告」という意味です。
「広告」と「宣伝」の違い
「広告」と同じような言葉で「宣伝」「広報」があります。
「広告」と「宣伝」と「広報」はそれぞれ意味が異なります。
- 広告=広く世間に告げること
- 宣伝=理解を求める
- 広報=広く知らせる
そして、スクリーンの幕が閉まっている間に流されるのが、「幕間アド」と呼ばれ、幕が開いてから本編が上映されるまでに流される「シネアド」とは区別されています。
幕間は席を立つ人が多い(着席率65%)のですが、シネアドは幕が開いてからなので席を立つ人は、かなり少なくなります(着席率85%)
このため、着席率が低い時間帯の幕間アドよりも、着席率が高い時間帯のシネアドの方が広告料が高くなっています。
幕間アド、シネアドってローカルなものが多いので、上映される映画館の地域や環境で内容が異なります。
金沢の映画館だと、幕間アドで、発表会、プレゼンといったことで劇場を利用することができますといったものや、地元のパチンコ店のCMが流れたりしています。
シネアドの例
シネアドで一番有名なのは、「NO MORE 映画泥棒」のCMですよね。
これが6年ぶりにリニューアルされ、2020年7月17日から新バージョンが上映されています。
「映画館に行こう!」実行委員会・・・全国の映画館
「NO MORE映画泥棒」劇場用CMがリニューアルしました!
リニューアル前のバージョンです。
変わったところでは、「市」のシネアドがあります。
伊丹市・・・「TOHOシネマズ伊丹」
そして、TOHOシネマズのポップコーンの歌
TOHOシネマズ:全国のTOHOシネマズ
映画館広告の種類
映画館では、以下の3種類の広告が流れています。
- 幕間アド
- シネアド
- 映画の予告編
人気のある映画だと広告の依頼者が多くなるので予告編が長くなったりします。
みなさんも経験があると思いますが、本編が上映されるまでがやたらと長い(約20分)映画もあれば、やたらと短い(5分)映画もあります。
シネアドは、テレビCMと異なり、15秒~30秒の枠に縛られず、60秒、120秒と比較的長いCMが作れるのもメリットです。
何より大画面、大音響で見てもらえるので、記憶に残りやすいでしょう。
テレビCMよりシネアドの方が、自由度が高いので、今後、これまでにないものが見られるような気がします。
たとえば、