インターネットを利用しない日はなくなりました。
これは自宅で使用するというよりも、移動中、ちょっとした待ち時間にスマホで利用することが増えたからです。
スマホだとブラウザーはあまり気にしないかもしれませんが、パソコンだとマクロソフト社のブラウザーの動作が重いのでグーグル社のChromeしか使用していませんでした。
マイクロソフト社がChromeiumベースのブラウザを開発すると発表したのが2018年12月6日です。
【出典】
Chrome(クローム)ベースではなく、Chromium(クロミウム)ベースなので間違えないようにしてください。Chromiumというのは、Googleのオープンソースプロジェクトのことです。
何年か前まではブラウザーといえば、Internet Explorer でしたが、今ではChormeがシェア1位になっています。
1位と2位はChromeのバージョン違いです。そして3位がEdge、4位がInternet Explorer 11となっています。これは、パソコンの知識があまりない方は、パソコンを購入した時にインストールされているブラウザーを使用してしまうためです。よく公私でパソコンの見て欲しいと言われるのですが、そういう方のパソコンはInternet Explorer 11ばかりです。Internet Explorer は起動が特に遅いので、所有者に確認の上、Chromeをインストールしています(笑)
そして2020年1月15日にChromeiumベースのEdgeがリリースされました。
この段階では、正直、まだ問題が色々とありそうな気がしましたので手を出しませんでした。
そして、2020年5月29日に旧式のMicrosoft Edgeの開発を終了したことを発表しました。
ここで、ようやく、新しいEdgeを使ってみようと考えたのですが、その前に、グーグルChromeと何が違うのかが気になりました。
【参照】Chromium ベースの新しい Microsoft Edge をダウンロードする
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4501095/download-the-new-microsoft-edge-based-on-chromium
インストールして、新しいEdgeから、「ヘルプとフィードバック」→ 「Microsoft Edgeについて」からバージョン情報を確認すると以下のように書かれています。
確かに、早くなったというか、Chromeと違いがわかりません。
しかし、検索エンジンのデフォルトがEdgeは当然のことながら、Bingです。
Bingも改善されたのかと思って、「ウエブブラウザランキング」で検索してみました。
左がBingで右がGoogleで検索した結果です。
検索結果
Bingは上位3つは広告ですが、グーグルの方は広告がなく、通常の検索結果が表示されています。
同じエンジンを使用しているのですから、違いはデフォルトの検索サイトだけです。既にChromeを使用しているのに、わざわざ、新Edgeを使用する意味があるのだろうか?というのが正直なところです。
現時点では、検索に関しては、BingよりGoogleの方が上だと思います。
これが変わらない限り、Edgeを利用する必要はないということです。
マイクロソフトとしてはOSにブラウザが添付されていない状態というのはあり得ないでしょう。だからといって、Chromeをデフォルトにするという選択肢はマイクロソフトにはなかったのでしょう。
マイクロソフトにすれば、今後を考えた場合、パソコンを買って最初に立ち上げるブラウザーが利用者にとっても最初のブラウザーになります。IEがそうであったように、今度は、Edgeを最初に使用するブラウザーに使用としているのでしょう。
Chromeとほぼ同じなら、わざわざ、EdgeでChromeをダウンロードしてインストールする必要はないのです。そういう意味で長い目で見た場合に、もしかするとEdgeが最もシェアの高いブラウザーになる可能性は高いのかもしれないので、今後の動向を楽しみにして見てみたいと思います。