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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

他愛もない話(鯛は頭から腐る)

他愛もない話について

  • 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
  • あまり役に立たない内容になるかと思います。
  • 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
  • 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)

 以下の記事を書く際に国会中継の動画を色々と見ることになりました。

seege.hatenablog.com

その中で、2020年2月12日の予算委員会立憲民主党の辻本議員の質疑の後に安倍総理が発した一言で場が荒れました。

以下は、その時の内容です。

 

辻本議員

  • 泉補佐官が大坪ひろ子健康医療戦略局次長と税金で行った公務でコネクティングルーム(中で繋がった部屋)で宿泊していたということが先週この委員会でも問題になりました。そして、2年前に4回公務で出張されています。全部閉めし合わせたようにミャンマー・インド・中国・フィリピン。コネクティングルームに泊っていると。総理、これ適切な海外出張だと思われますか?国民に様々な誤解を招くんじゃないですか?いかがでしょうか?総理。

官房長官

  • 泉補佐官の出張でありますけれども、今の4回はいずれもヘルスケア分野の政府間会合への出席など公務として必要な手続きをとって適切に対応して公私分けているということでありました。

辻本議員

  • あの、私はね、誰と誰が恋愛しようが付き合おうが、そんなことはどうでもいいと思っています。しかしね、普通の会社だとですね、これ労働問題のコンサルタントの人も言っています。これ、もしも泉補佐官がコネクティングルームに女性官僚無理やり入れたらパワハラ、セクハラになるんですよ。合意だったら職権乱用ですよ?総理。だからね、ここは、はっきりけじめをつけたらどうですか?と申し上げています。これはやっぱり誤解を招くし、おかしかったと総理の口からおっしゃってスッキリしましょうよ。

安倍総理

  • あの私は、そのコネクティングルーム云々というのは承知しておりませんので、今、あのこの議論においてですね、お伺いしたところでございました。私はこの数日間ずっとコロナウイルス対策等々に没頭しておりましたのでそのことについてはですね承知しておりませんので、あの確かめてみたいと思います。

辻本議員

  • 一方の大坪次長は総理にコロナウイルス対策の説明をしている人じゃないですか?そしてコロナ・・・そうでしょう?コロナウイルス対策で国民の不安が広がってるんですよ。そしてこのコロナウイルス対策の広報官のようにテレビに出てペラペラしゃべってるんですよ。一方、この公費出張の問題が出たんです。私はね、総理、今、コロナウイルスの危機に直面しているからこそ、こんな公費出張は公私混同じゃないかと、おかしい、これからもこの大坪次長に広報官のように何もありませんでした。何もございませんでしたというようにですねペラペラと喋らせるんですか?そして泉補佐官、けじめをつけさせて頂きたいと思いますが総理いかがですか?総理ですよ。補佐官でしょ?総理大臣補佐官でしょ?

官房長官

  • いずれの出張もですね、公務として必要な手続きを取ったうえで、適切に対応しているということであり、公私は分けているということであります。

辻本議員

  • あのね、コロナウイルスで、これ船の人も含めて、みんな心配していてですね、その中で税金使って、なんか知らんけど、ねぇ。まぁラブラブ旅行じゃないけどね、してたんじゃないかというような疑いをかける。それでね、これ見てくださいよ。この2人が旅行に行ってた、例えば7月ですね。その旅行に行く前日のですね記事はこれですよ。西日本豪雨を1週間、西日本豪雨が発生した翌日に行っているんですよ。出張に。家屋被害3万棟超す、そしてですね、なんとですねぇ死者がですね、ものすごい数出てるその翌日に行ってるんですよ。死者203人、行方不明37人。家屋被害3万棟。ボランティア何万人も行ってるのが、この記事が7月15日。まさしく2人がコネクティングルームに泊る出張に行った日の記事ですよ。泉補佐官は国土強靭化担当でしょう?何やってんですか?だから言ってるんです。私は単にこれは、何かスキャンダルじゃないです。内閣としての総理、ケジメをですね、付けた方がいい。今、コロナウイルスの危機が迫っている中でですね、いろいろ広がって不安も広がっている中で、ここははっきり公私混同を疑われるようなことはさせないと、ケジメをつけて2人を処分するなりきちんと対応して頂きたいと思いますがいかがでしょうか?

官房長官

  • 先ほど申し上げてますけども、泉補佐官の出張はヘルスケア分野の政府間会合への出席など公務として必要な手続きを取って適切に対応しているという風に思っています。

辻本議員

  • あのね、この人、加計学園の疑惑の渦中にあった人ですよね?なんか弱みでもあるんですか?総理?加計学園の実際にどういうことが真実だったかというようなことを知っているからですね、厳しく処分できないんじゃないですか?総理そう思われるんですよ?ここは、はっきりとこんな公私混同する、それを疑われてもダメでしょ?総理はよく、李下に冠を正さずっておっしゃいますよね?加計学園の時だけで11回も行ってるんです。11回も。全然正さずじゃないと思いますけどね。正しまくっているんじゃないかと思いますよ。はっきりと、今コロナのこともあるからこそ、けじめをつけると総理言ってください。総理の口で、はっきり言ってください。じゃないと加計学園のなんか弱みあるのかと思っちゃいますよ。

安倍総理

  • まぁ全く、そういうイメージ操作は止めて頂きたいと思いますが、全く関係のないことでありまして、まぁ泉補佐官もですね、その10学部の問題において確か国会で参考人として証人をされていると、このように思う所でございます。ですが全くこれは関係ない話でございますが、その上においてですね、今、あの当該出張については菅官房長官から答弁した通りでございます。

辻本議員

  • まぁ今回はですね、加計疑惑の渦中の人でしたけどね、森友疑惑も同じような構造なんですよ。あの真実を知り得る、中核にいた人達はみんな出世しているんですよ。佐川理財局長は国税庁長官、そしてほとぼりが冷めたらですね、中村総務課長もイギリス公使に栄転じゃないですか?普通は処分される人なんですよ。そして今度、加計疑惑の泉補佐官には、何も言うこともできない。仕組んでますよね。こんなこと普通の会社だったら、ちょっと来いと。お前らもうダメだ。とやるじゃないですか?結局はですね、口封じだと思われますよ?言えないんですよ。弱み握られているから。そう思われたって仕方ないじゃないですか?だから私は総理のためにもですね。そんなことないとおっしゃるのだったら、はっきりとケジメをつけろと言っているわけです。総理最後に申し上げます。「鯛は頭から腐る」という言葉ご存じですか?これはですね、英語とかロシア語とかでもあるんですよ。死んだ魚の鮮度は魚の頭の状態から判断できる。従って社会・国・企業などの上層部が腐敗していると残りも直ぐに腐っていく総理が、桜とか加計とか森友とか疑惑まみれと言われているから、それに引きずられるように官僚の示しがつかない。私ね、官僚のみなさん可哀そうです。心痛めている官僚の方、沢山いると思いますよ。今回も見るに見かねて内部からじゃないかなというくらい心配しています。子供の教育にも悪いです。まぁ長期政権だからじゃないですよ。最初からやっているんですから。桜を見る会も、森友だって、総理大臣になる前から講演に行こうとしていた。まぁですね、ここまで来たら、原因は鯛の頭。頭を変えるしかないんじゃないですか?私は今日総理が、しっかりけじめをつけるとおっしゃったら、ここまで言うつもりはなかったです。まぁ私の手で憲法改正を成し遂げたいと。総理の手で、成し遂げることは、そろそろ総理自身の幕引きだということを申し上げて終わります。

安倍総理

  • くだらない質問だよ!

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ここで、野党議員から総理の一言に対して委員長に抗議が入り、中断してしまいました。

野党議員は、辻元議員に非はないと言っていましたが、個人的には、辻本議員は総理大臣に対して、随分と酷いことを言うものだと思いました。

国会での発言は侮辱罪等の罪には問われないということもあり、言いたい放題です。

ここまで言われたら、多くの人は穏やかではいられないはずです。

実際、その後、暫くして総理は一旦、席を離れています。

その後、総理が戻って来たときに、その時の質疑者である逢坂議員から総理に以下の質問を投げています。

 

逢坂議員

  • 総理はあの意味のない質問だという風におっしゃったんでしょうがその事実だけ確認させてください。

安倍総理

  • あの、最後のところでですね、辻本委員がずっと、この私に質問ではなく、ずっと私から言われれば、罵詈雑言の連続だったわけですよ。頭から腐ると。やっぱ腐ってる本体が私であると、ずっとこれを言い続けたわけですよね。政策に関わりなく。わたくしとしてはそれで、私に反論という機会は与えられずに質問を延々とそれを繰り返された私の目の前で、テレビつきでですね。それで終えられたあとですね、それは、あまりにも、こんなやりとりじゃ無意味じゃないかということを申し上げたわけでありますが、それは当然、そう思うじゃないですか。この相互のやりとりがあって、一方的に罵る、ここは質疑の場であってですね、一方的に罵る場なんですか?私はそうだとは思いませんよ。やっぱりそれでは質疑が無意味になる。私はそれでは質疑が無意味になってしまうと、こう思ったから、これじゃあ無意味じゃないかと、こう申し上げたわけであります。

これは、流石に総理の言い分の方が正しいと思いますが、不規則発言で「意味のない質問だよ!」と言ってしまった総理にも問題はあったのは間違いありません。しかし、辻本議員の発言に全く問題がないかというと、流石に言い過ぎでは?という点があったので、喧嘩両成敗というのが正しい議長判断だったのではないかと思います。

安倍内閣総理大臣の謝罪

2020年2月17日 安倍総理は最後に言った野次について以下のように謝罪しています。

  • 2020年2月12日の質疑の中で辻本議員に対し質疑終了後、不規則な発言をしたことをお詫びします。今後、閣僚席からの不規則発言は、厳に慎むよう総理大臣として身を処して参ります。

今回、ほんの一部ですが、文字起こしをしましたが、こんな内容を速記者は、記録しているのかと感心しました。

たった、これだけでも1時間程度かかりました。

聞き取りにくい、活舌の悪い方もいますので、何度も聞き返してようやく書いたものです。これを1回だけ聞いて記録するなんてできないのではないかと思います。

速記者、おそるべしというのが今回の他愛もない話でした(笑)