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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

健康診断は毎年行いますが、歯の定期健診は行っていますか?

歯に対する意識が変わってきた?

僕が歯の定期健診に行くようになって、もう10年位になります。

何年か前までは2か月に1回でしたが、現在は3か月に1回の頻度になりました。

これは保険が適用されるのが2か月周期から3か月周期に変わったためです。

先日も、前回(3か月前)予約していた定期健診のために歯医者に行きました。コロナウイルスにより歯医者の予約キャンセルも増えているという報道があったので、いつもより空いているんだろうと思っていたのですが、予想は裏切られていつもと同じ位の人が待合室にいました。その後、定期健診が終わって待合室に戻ると・・・

なんと、今までにみたことがないくらいの方が待合室にいました。

待合室の椅子は全て埋まっており、立っている人が数人いました。

精算が済んだ頃には更に人が増えていて後ろを振り向くと入口の外にまで人が並んでいる状態でした。

次回の予約をする時も、僕はいつも土曜日でお願いしているのですが、3か月先なのにもう中旬までは予約が取れないということでした。

これまで3か月先だと、こんなことはなかったのですが、歯に対する意識が変わってきたのだと思います。

実際、歯医者はコンビニより多い言われています。

歯周病が、心臓疾患、脳血管疾患の要因の一つにもなっているということが言われており、血圧、コレステロール中性脂肪が高い方は、歯周病の予防、治療が重要だということです。

歯に対する意識が変わったということでは、僕も、その中の一人です。

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歯医者は痛くなってから行くところではない

この歯医者には最初、治療で行ったのですが、治療を受けている内に歯の大切さというのが自然と理解できるようになってきたんですね。

それまでは歯医者というと、できれば行きたくないところの一つでした。

その頃は、歯医者というと歯が痛くなってから行くところだと思っていました。しかし考えてみれば痛い歯を治療するのですから当然、痛い思いもします。

特にあの歯を削る時の、キーンという高い音と痛さがリンクして音を聞いただけで歯が痛くなる感じがしたものです。

歯医者は治療が終われば行かなくなり痛くなるとまた行くという繰り返しですから歯医者に対して「痛い」というイメージが定着してしまうのも当然です。

歯の健康診断は行っていますか?

でも歯医者というのは、歯が痛くならないようにするための場所でもあるんですね。それが定期健診です。身体の健康診断は会社員だと毎年ありますが、歯の健康診断というのは義務化されていないので、実施している会社は少ないのではないかと思います。

歯の場合、歯磨きがしっかりできていないと歯垢プラーク)という細菌の塊が残ってしまいます。歯垢が残ったままになると石灰化して歯石になります。歯石になってしまうと歯磨きでは除去できなくなります。歯石はデコボコしているので、細菌が付きやすく、虫歯や歯周病になりやすい環境を作ってしまうことになります。

歯の定期健診では何をするの?

歯の定期健診というと小学校の歯科検診と同じようなことをするのかと思うかもしれません。小学校の歯科検診は虫歯の状態を確認していたかと思います。C3、C2とか言われた記憶があるかと思います。

C0:虫歯になりかけの状態

C1:歯の表面が虫歯の状態

C2:歯の表面の1層下が虫歯の状態

C3:歯の神経まで虫歯になった状態

C4:歯の根っこまで虫歯になった状態

【出典】3M・ムシバキン ビギニング

でも歯の定期健診では、もっと詳しく行います。

僕の場合は、1時間程度かかり、以下のようなことを行っています。

  1. 歯のレントゲン(1年に1回)
  2. 歯の写真撮影(1年に1回)
  3. 歯のチェック
  4. 歯茎(歯垢ポケット)のチェック
  5. ブラッシング確認(染め出し)
  6. 歯垢・歯石取り
  7. 歯の洗浄
  8. 歯間ブラシ・フロスでの洗浄
  9. 歯のクリーニング
  10. 歯科検診の結果説明・指導

この中で、僕はブラッシング確認でいつも、指導を受けます。染め出しによるチェックが行われるようになるまでは、よく磨けているということだったのですが、歯垢は歯と同じような色をしているからということで、染め出し剤を使ったチェックに変わってからは、散々な結果です。

染め出しチェックというのは、赤色の染め出し剤(ジェル状)を歯に塗布してうがいをして水で洗い流した後に確認すると歯垢が残っている箇所が赤くなり磨き残しが一目でわかるというごまかしが効かない恐怖のチェックです(笑)

僕は歯と歯茎の境の部分のブラッシングが不十分で毎回指導されています。

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タフトブラシ

特に奥歯については、磨き残しが多いということで、タフトブラシを勧められました。

タフトブラシというのは、毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。簡単に言うとブラシの先端が尖っている歯ブラシで、磨き残しやすい歯と歯の間や、歯と歯肉の境目の歯垢を除去するのに適した歯ブラシです。

僕も長年、歯医者に通っていますが、紹介されたのは1年位前です。

以下の動画を見ると、タフトブラシの使い方や、どのような個所に使えば良いのかがわかります。


ラピス ワンタフトブラシ 使用方法

実際、使ってみると、普通の歯ブラシで磨くよりも気持ちが良いです。

歯磨き粉は?

あと、歯磨き粉は、フッ素が配合されたものがお勧めということで、フッ素濃度の高いものを選んでくださいということでした。具体的には?ということで聞いたところ、ライオンのCHeck-UPがフッ素濃度が1450ppmと高いということでした。

フッ素は虫歯の発生、進行の予防に効果があるということで、記載されることが法律でも認められているものです。

CHeck-UP以外にもフッ素濃度が1450ppmのものがありますが、これは歯磨き剤に配合できるフッ素濃度の上限が1500ppmに定められていることからです。

1500ppmを少しでも超えてしまうと販売できなくなってしまうため、絶対に超えないように少し低めの濃度である1450ppmに設定しているものが多いということです。 

歯磨きは、まだ不十分

これでもまだ、歯磨きは十分ではありません。

普通の歯ブラシ+タフトブラシだけでは歯間の磨き残しが出ます。

そこで必要になってくるのが、歯間ブラシとデンタルフロスです。

これは、歯科医や歯科衛生士の指導を受けて使った方が良いので、簡単な説明だけ行い、具体的な使い方などは、歯科検診を受診して頂き確認した方がよいかと思います。

歯間ブラシもデンタルフロスも歯間の歯垢などを取り除くものですが、歯間ブラシは歯間でも歯と歯茎の間の大きな隙間部分に使用し、デンタルフロスは歯間ブラシが入らないような、本当の歯と歯の狭い隙間に通すものです。

歯磨きだけでどれだけ時間を費やすんだ?と思われるかもしれませんが、慣れてしまうと意外と苦にはなりません。

習慣化されると逆に、行わないと気になってしまいます。

歯磨きも、しないと何となく気持ち悪いですよね?それと同じです。

虫歯に悩まされない生活が手に入る

歯医者に歯が痛くなった時だけ行くのと、3か月に1回でも定期的に通うのとでは歯医者に対する苦手意識というものが違ってきます。歯はなかなか自分では状態が確認できないので、定期的に診て頂くということで安心感もあります。実際、歯の定期健診を行うようになってからというもの、虫歯になったことがありません。

通い始めの頃はやはり、定期健診の都度、歯石ができていましたが、今は疲れている状態が続いて歯磨きの手を抜いた時くらいです。

歯磨きチェックで具体的に指導されますので、そこでまた緊張感が生まれ歯磨きを真剣に行うようにもなります。

痛くなっていく歯医者と痛くない時に行く歯医者ではイメージも変わってきます。

これだけで虫歯のない状態が維持できるのであれば3か月に1回の定期健診は安いものだと思います。

僕の場合は、歯のクリーニングもお願いしているので、3か月に1回で5,000円弱(クリーニング以外は保険適用)ですが、それを除けば、4,000円未満になるかと思います。

1ヵ月に1000円ちょっとで、虫歯に悩まされない生活が送れるというのは費用対効果を考えても十分メリットがあるのではないかと考えます。

これを予防歯科というそうです。

歯医者さんに定期的に通うことで歯医者に行くということに不安もなくなりますので、お勧めです。

 

以下に、歯磨き粉とタフトブラシのAmazonリンクを掲載しておきます。

歯磨き粉は近所のドラッグストアでも販売されていましたが、タフトブラシの取り扱いがあるドラッグストアが近所にはないので最初は歯医者で購入し、その後は通販で購入しています。