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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

米国は、風邪で病院に行くだけで5万円?

コロナウイルスは感染が広がる一方です。

ダイヤモンドプリンセス号については、2週間余りで乗員の約13%の方が感染している状況です。この記事がアップされる頃には更に増えている可能性が高いです。

中国は感染者7万人以上で、死亡者数は約1800人です。

米国はインフルエンザで1万人を超える方が死亡

そして米国でインフルエンザによる猛威で死者数が1万人を越えています。

コロナウイルスが日本では騒がれていますが、米国の被害の方が遥かに酷い状況です。

インフルエンザの患者数は2600万人を超えるということでコロナウイルスより被害は大きいように思います。

president.jp

アメリカでなぜ、これだけの被害が出ているのでしょうか?

アメリカは日本と異なり、健康保険の加入は州により異なります。

そして、保険の受給資格がある人だけが加入できます。

メディケア(Medicare)

  • 65歳以上の高齢者、身体障がいを持つ人、および透析や移植を必要とする重度の腎臓障害を持つ人を対象とした連邦政府が運営する制度

メディケイド(Medicaid)

上記以外の方は民間の保険に加入することになります。

このため、米国では約10%の人が保険に加入していない状況です。

米国の医療費は世界一高い

そして米国の医療費は世界一高いと言われています。

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保険に加入していても全額、保険適用というわけではないので自己負担もあります。

そしてその自己負担額も日本のように1割~3割負担ということではなく、場合によっては9割が自己負担という場合もあるようです。

米国では以下のような事例があります。

  • 風邪で外来受診するだけで5万円
  • 傷テープを貼って6万円
  • 出産後に赤ちゃんを抱くだけで4,000円

これは米国人だけではありません。

アメリカに旅行にいって怪我や病気になった時は、外国人にも降りかかってきます。

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米国でのツアー中、バス車内で発作を起こし救急車で搬送。心不全と診断され 15
日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送されたという事例で3588万円の費用が発生しています。

【出典】

このため、米国に限ったことではありませんが、海外旅行に行くときには海外旅行保険の加入は必須だと思います。

医療費が高いから病院に行かない米国人

このように米国の医療事情は厳しいので米国では風邪やインフルエンザの症状程度では病院には行かず自宅療養ということになります。このため会社を長期で休む際にも診断書等は不要で自己申告だけで済みます。

以上のことから、現在、インフルエンザで1万人以上が死亡、2600万人が感染と発表していますが、医療費が高くて病院には行かない人が多いことから、実際に診断された結果ではなく症状だけで発表されているような状態です。

米国では毎年、インフルエンザの症状で1万人~6万人が亡くなっているというのですから驚きです。

本当はインフルエンザではなくコロナウイルス

このため、今回もインフルエンザで死亡と言われていますが、医療機関で検査しているわけではないので実際には、コロナウイルスによる感染も含まれている可能性があります。

2月14日になってようやく、「新型コロナの検査対象を大幅に見直す」という発表をしています。

アメリカは医療先進国であるにも関わらず、その恩恵を受けるにはお金がかかるという不思議な国です。このためしっかり治療すれば死に至らないはずのインフルエンザで多数の方が亡くなっているのです。これは国の責任と言えるのではないかと思います。

ダイヤモンドプリセス号に残った米国人の理由

ダイヤモンドプリセス号に乗船していたアメリカ人の乗客380人の内、328人が2月17日、アメリカのチャーター機で帰国しました。感染していた40人については日本で治療するということになりましたが、世界一高い国で治療するよりも、日本で治療することになりアメリカ人にとっては助かったはずです。

12人は残ったということです。

これは、帰国した方の中にはまだ検査を受けていない人が多数いるため、ウイルスに感染している可能性があり、狭い機内に長時間同乗することは感染につながり、更に、米国に到着した後は、検疫で2週間も一緒にされることを嫌ったためです。

日本政府はダイヤモンドプリンセス号のウイルス対策が適切だった理由の一つに、米国人の方が船に残ったことをあげていますが、船内の状況を知らなかったために、今、米国に帰るより、残った方が感染リスクが少ないと判断したのではないかと心配になります。

本当に適切に対応できたのであれば、2月19日までに感染者が621人にまで増えることもなかったでしょうし、船内の、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかないようにすることもなかったでしょう。船内で感染者が増え続けていることこそが適切に対応できていないことを証明しているように思います。

今の日本は病院の方が危険?

話がそれてしまいましたが、先日、定期通院で病院に行った時のことですが、この時期はインフルエンザなどで病院を訪れる人が多いのですが、今回は新型コロナウイルスの報道のためか、例年よりかなり少ない状況でした。

やはり病院は感染者の方が来院される可能性が高いということで、ちょっとした症状では病院に行かない方が良いと感じる方が増えているためだと思います。

病院に行く人が減ることで現状がどうなのか?ということも、わからなくなってしまいます。

米国は医療面では危険な国

中国の医療体制が酷いとか、日本の対応が遅いといったことも問題ですが、医療費が高い国というのは更に問題なのではないかと思います。

米国は、コロナウイルスのような未知のウイルスが流行した場合に、病院に医療費が高くて行けないので、瞬く間に感染し広がる国のように感じます。

米国に限ったことではないのですが、世界的に技術や理論、色々なことが昔に比べて格段に進歩していると思いますが、肝心な点で格段に退化している部分もあるのではないかと思います。