第92回選抜高等学校野球大会出場校の発表
第92回選抜高等学校野球大会の出場 32校の発表が2020年1月24日(金)にありました。
その内、3校は21世紀枠で選ばれた学校です。
21世紀枠とは以下のような基準で選定されます。
「センバツの招待大会としての特性を生かし、高校野球の模範的な姿を実践している学校を選ぶ」という理念から制度化された枠。野球部としての強さだけではなく「模範的」という基準で3校が選定される。
あと、僕は知らなかったのですが、明治神宮大会枠というものもあります。
明治神宮大会枠とは
東京の神宮球場で行われる明治神宮野球大会で優勝した学校が所属する地区に、選抜高校野球の1枠を割り当てるという仕組みのこと。
2019年秋に行われた明治神宮大会では、東海地区の「中京大中京」が優勝したことから、東海地区の枠が1枠増えて3枠になっています。
優勝候補は?
僕の予想する優勝候補は東海地区代表の、中京大中京です。
東海大会、神宮大会共に優勝しているということもあるのですが、内野の守備が凄く安定しています。
正直、凄い選手というのは、いないと思うのですが、平均を超える選手が多いチームという印象です。高校野球は、このようなチームに投打のスター選手がいると良いのですが、そんなにうまくはいかないものです。
そして、選抜大会からは、1人の投手の投球数が1週間で500球に達した場合、それ以上投げることを認めない制限がかかります。
そうなると投手層の薄いチームは正直不利です。
結局、名門・強豪と呼ばれる高校は選手層が厚くなるので、甲子園出場回数の多い高校が有利になるような気がします。
このルールがなければ、近畿地区代表の、明石商業も条件が揃えば優勝できるのではないかと思います。
何と言っても、超高校級の投手、中森俊介君、超高校級のスラッガー来田涼斗君がいます。しかし野球は優れた選手が一人いれば優勝できるというものではないので、二人だけで勝てるはずはありません。3月までに他の選手の足並みがそろってくれば可能性は十分にあると思いますが、500球ルールが適用されてしまうと、やはり厳しい気がします。
明治神宮大会で優勝したチームは選抜でも優勝しているのか?
明治神宮大会は、3年生が外れて新チームでの初めての大会なので、この大会で優勝した学校は、選抜でも優勝、最低でもベスト4には入っているのではないかと思い調べてみました。
下の表は左側が明治神宮大会優勝校・準優勝校の一覧で、右側は選抜のベスト4までの表になります。
神宮大会で優勝した高校が選抜でも優勝しているのは、2001年以降ですが、報徳学園の1回だけです。2009年~2016年は、神宮大会の優勝校、準優勝校が、春の選抜でもベスト4に入っていることが多いようです。秋の段階では新チームとして始まったばかりなので、春までに大きく変わるということなのでしょうね。