最初に、他愛もない話についての注意書きです(笑)
他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
今回の他愛もない話です。
インスタントラーメンしかない時代に、カップヌードルのようなものが発売されても、インスタントラーメンに容器とフォークが付いたものくらいにしか思わないから売れなくて当然。そもそもインスタントラーメンは家で食べるものなので、カップヌードルのように器とフォークがセットになっていても、器もフォークも家にあるし、そもそも何故、箸でないの?っていうのが普通の考えだと思う。
そうなると、カップヌードルは高いインスタントラーメンでしかない。
しかし、あさま山荘事件のテレビ中継で弁当が凍ってしまうような極寒の中で警察官がカップヌードルを食べているのを見た時に、視聴者は何を感じたのだろう?
- 美味しそうだな・・・
- 外で温かいラーメンが食べられるのか・・・
- お湯があれば食べられるなら、会社でも食べることができそうだ。
やっぱり、美味しそうだな・・・食べてみたいってことになる。
そして実際に買って食べてみるとお湯を入れるだけで3分で食べられる。
しかも、美味しい。
こんなに簡単に作れるものが、美味しい。
しかもお湯があれば外でも食べられる。
だから、フォークが一緒についてくるのか・・・
カップヌードルに対する疑問が全て解消できた。
インスタントラーメンしかない時代に、どんなCMを流しても、1分以内で、ここまで伝えることなんて無理 。
そういえば、僕が好きな富山ブラックのインスタントラーメンも家族に美味しさを伝えた時も同じだった。
これを家族に美味しいと勧めたが
- 黒いスープなんて美味しそうじゃない・・・・
- 麺も少し黒い・・・
- 気持ち悪い
という反応だった。
名前がブラックで、パッケージも真っ黒、更に調理例の写真を見ると黒いスープが目に飛び込んでくるんですね。もう、これでもかというくらいに、黒をアピールしてくるのだから当然かもしれない。
必死に、黒いけど、味はサッパリしているし、癖もない凄く美味しいから騙されたと思って食べてみてといっても無理だった。
人の常識を変えるのは大変だと実感した。
そんな時に、実際に自分が食べてスープまで全て飲み干してる姿を見せた。
それでも、まだ半信半疑だったが、暫くするとボディブローのように効いてきたのか、食べてみたら美味しかった!と言われた。
やっぱり、美味しいそうだ・・・と思わせるには言葉ではなく、実際に見せることなんだと確信した。
実際に食べてもらえれば簡単なことが、食べることを拒否されると、カップヌードルやブラックラーメンのように食べてもらうための方法が必要になる。
美味しそうに食べるところを見てもらうという方法があることはわかった。
しかし、他に方法はないのだろうか?
- 「言葉」で美味しさを説明する
- 沢山の人が満足していることを知ってもらう(「口コミ」)
最初の、単純に美味しさを言葉で説明するというのはダメだった。
テレビで行列ができているのを見ると、きっと何かあるんだろうなって思って興味を持つ。食べログなどで、星の数が多い店は美味しい店なんだと思う。ランキングで上位のものも美味しいものだと思う。これって全部、口コミみたいなもの?
つまり、常識を変えるキッカケとしては、口コミも有効な手段だということ。
常識が変わったといえば、もう一つ、印象的な出来事があった。
東京ディズニーランドがオープンした時のことで、米国で人気のディズニーランドが日本にやってくるということで話題になっていた。しかし、ディズニーランドは弁当の持ち込みが禁止だという。
その頃の遊園地というと弁当を持って行って食べるというのが当たり前だった。
今は、ディズニーランドにもピクニックエリアが園外にありますが、当時はなかった。
当然、遊園地なのに何故、弁当が持ち込めないんだ?って反発が生じました。
一つ、問題が生じると、千葉にあるのに何故、東京ディズニーランドなんだ?とか、入園料が高いという話まで出てきた記憶がある。
それでも日本でディズニーランドを運営しているオリエンタルランドは方針を変えることをしなかった。色々と不評が飛び交ったこともあり、オープン当初の東京ディズニーランドの入場者は今とは比較にならない程、少なかったと思う。
ディズニーランドは、「夢の国」なので、園内で弁当を食べてる姿を見て現実に引き戻されないようにということから弁当の持ち込みを禁止というのは、当たり前になっているが、当時はそんな話を聞いた記憶はない。今は、後付けのように「夢の国」の説明がされ今では、ディズニーランドは素晴らしい場所だと誰もが認識している。
これも常識が変わったということなんだよな。
しかし、ディズニーランドが今までの遊園地と同じ体験しかできないような場所であれば、とっくに閉鎖されていたのだろう。
ディズニーランドがこれまでの遊園地とは違う体験ができるということを実際に体験した人の口コミやテレビの報道で体験してみようと思う方が増えていき、今のディズニーランドになった。
最近は、「所有」より「体験」を重視している人が増えているというのも、ディズニーランドでの体験を「体験」したことで「所有」より「体験」と感じる人が増えてきた要因の一つかもしれない。