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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

違う・・・これは「もんじゃ」じゃない(まだ結婚できない男)

「まだ結婚できない男」もいよいよ9話まで来ました。

今回は、桑野と有希江の「もんじゃ」のシーンですね。
桑野のもんじゃは、スープと「材料」を一気に鉄板には入れず、器を水平にもってスープがこぼれない様に材料を器から掻き出します。そして「具」を炒めます。炒めながら、大きい方のヘラ2枚でキャベツを細かく切っていきます。ここのポイントは手早く、まんべんなくです。(「材料」と「具」、なぜ2種類の言葉を使い分けたのでしょうか)

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 具がしんなりしたら次は土手を作ります。
ここで肝心なのは、真ん中のスペースの大きさです。
下の写真は、真ん中のスペースがかなり大きめですが、桑野は、ごはん茶碗くらいの大きさにしていました。

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いよいよスープを土手に入れます。
ここでスープを一気に入れるのは危険です。
土手が決壊してしまう恐れがあるからです。
大きい方のヘラを土手の上に持っていき、スープをヘラに当てながら土手に少しずつ入れていきます。


桑野は、「完璧だ!」と言いながら満足そうに、もんじゃを眺めていると、有希江が、「違う・・・これはもんじゃじゃない」と不満そうに呟きます。

桑野は、じゃあ何ですか?と有希江に問います。

すると有希江は、おもむろにヘラを持ち、桑野が作った土手を崩しました。当然、中のスープは土手の外に流れ出ていきます。

有希江はそれを見ながら嬉しそうに、ここがジューっと焦げてくるじゃないですか?それを混ぜ混ぜして・・・と言いながら流れ出たスープと具を混ぜています。そして混ぜていた部分をこそぎ取って食べました。

有希江は満足そうに、桑野さんも食べてと同じように食べることを勧めると桑野は、そんなもの旨いはずがないという表情で同じように反対側の土手を崩しました。有希江の薦める食べ方は、お焦げになる一歩手前か、完全におこげになるか、そこは好き好きで自分のタイミングで食べるということです。この時、鉄板の温度にも気を付けないといけません。鉄板って大体、真ん中が熱いからです。

桑野は有希江のアドバイス通りに焼いて一口食べると「んっ?」と表情が変わりました。明らかに美味しいという表情です。

有希江の地元では、みんなこんな風に食べていたそうです。
これが、本当の「もんじゃ」ですと有希江が締めます。
桑野は、「勉強になります」と言いながら、次を食べていました。

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もんじゃって人それぞれ食べ方が違いますよね。

基本的には土手を作る前までは、桑野と同じだと思います。

スープと具は一緒に入れず具だけを炒めます。そしてキャベツを更に細かく切り刻みます。
違うのは、その後の土手を作るところからですね。
土手を上の写真のように土手を大きくつくる人、桑野のように小さめに作る人、土手なんて、意味がないという人もいます。これは土手を作るのは昔の鉄板には縁がなくてテーブルと鉄板の間に隙間があったので土手を作らずにスープを鉄板に流し込むと、スープが隙間に流れて込んでしまうからだというのです。

土手を大きめにすれば、薄く仕上がるので手早く食べることができますが、小さめにすると時間がかかります。

そして、桑野は土手にスープを入れて、スープの色が変わりとろみが出てきたら、具とスープを混ぜるつもりだったのでしょう。かき混ぜた後も焼き方の方法が人により変わってきます。かき混ぜたあと鉄板の上に薄く広げていき焦げてきたところから食べていく方法、暫く放置しておき、焦げができたら焦げの上部分の具を、移動させ残った焦げの部分を食べていく方法もあります。具を薄く鉄板に広げてもんじゃ煎餅にする方法もあります。

しかし、有希江は土手を決壊させてスープと具を混ぜながら食べています。

きっと、有希江は土手を作らずに具とスープを鉄板の上に広げ混ぜながら食べていたのだと思います。そしてこれが、本当のもんじゃだと言ったのでしょう。

これって、手順は違っても結局は同じ食べ方なんですよね。
でも味は違ってきます。
土手を作ってスープを流し込んで決壊するというのも、「もんじゃ」の楽しみの一つだと思いますし、そういう失敗から新たな発見もあります。
もんじゃって奥深いですよね。

気になる点がもう一つ。
二人は二種類のもんじゃを頼んでいたのに、もう一つのもんじゃはどうしたのでしょうか?(笑)今回は、気になる点が沢山ありました。

桑野が病院からマンションに帰って来たときは夜だったはずです。そして弁護士のまどかに会って、呼び止められたのも、夜だったのに、次のシーンは昼間の喫茶店になっていました。お茶を桑野に渡したかったので日を改めたということですが、強引に編集でつないだ感じでした。9話は珍しく雑な編集になっていました。

それでも、僕は9話も堪能しました。

視聴期限:2019年12月10日(火) 20:00

tver.jp

そして、今回のチェインストーリーですが、中川家の人々の第二弾でした。

視聴期限:2019年12月17日(火) 20:00gyao.yahoo.co.jp

中川家の食卓は鍋で、最後の締めに何を食べるか?ってところで3人の意見が分かれます。父は雑炊、母は素麺、子はうどん。
大きな、さいころを投げて決めると楽しそうにしていましたが「全部入れればいいじゃん」と僕は思わず叫んでいました(笑)すると母は3つに仕切られた仕切り鍋をもってきました。

いよいよ、「結婚できない男」も次回、最終回を迎えます。
今回のチェインストーリーの中で子の中川ゆみが、「なんかある可能性もあるけどね」と気になる一言を呟いていました。最終回に繋がるセリフだと思います。

 

まだ結婚できない男の小説(下巻)も12月13日に発売されます。 
ドラマの最終回が終わってからということですね。

まだ結婚できない男(上) (扶桑社文庫)

まだ結婚できない男(上) (扶桑社文庫)

 
まだ結婚できない男(下) (扶桑社文庫)

まだ結婚できない男(下) (扶桑社文庫)