僕の「思い出の味」ですが、20年以上前に食べたのが最後で、今はもう食べられないものになります。
千里浜という、日本で一つしかない「自動車で走れる海岸」があります。
正式名称は「千里浜なぎさドライブウェイ」になりますが、地元の人は、千里浜って呼んでますね。
全長約8Kmで自動車だけでなく、自転車でも走れます。
現在の千里浜のようすは以下のリンクから確認できます。
http://202.213.110.112/sypher/www/livecamera/test.html
【参照元】
その千里浜にホットドックの移動販売車が止まっていたんですね。
(以下は滋賀県の琵琶湖で今も販売されている販売者とホットドックです)
千里浜に止まっていたものが上の写真と同じだったかどうかは、もう20年以上前のことなので覚えていないのですが、車もホットドックも似ていたはずです・・・
正確には千里浜以外の金沢市内でも20年くらい前まではよく見かけていましたが今は1台も見なくなりました。
子供の頃は千里浜以外に、市民プールにも停まっていましたので、プールで泳いだ後に買って車の中で食べながら帰った記憶があります。
滋賀県の方はまだ1台だけ営業しているようですね。
で、そのホットドックですが、パンの中はソーセージとカレー味のキャベツです。
そしてマスタードベースのソースがかかっているだけのシンプルなものです。
レンジでチンするだけではなく、ガスオーブンでしっかりと焼いてくれていたのでパンの皮のパリッと感が特徴だと思います。
某ファーストフード店のものは温めているだけなのでパンのパリッと感がありません。
キャベツは小さく切り分けられていて、シャキッとしていますが、味の方は、絶賛できる美味しさではなかったですね。懐かしい味って感じです。
今、考えると味より食感が良かったのかもしれません。
子供の頃からホットドックといえば、この味と食感なので、今でも他の店でホットドックを注文すると、どうしても比べてしまいますね。
風月堂さんではソーセージとハンバーグが一緒になったものがミックスでしたが、千里浜のものはミックスというものはなかったはずで、デラックスだったかと思います。
僕は、いつもデラックスを注文していました。
デラックスしか食べた事がないものですから、普通のホットドックがどんなものだったのかは、今となってはわかりません。
最後に食べたのは、祖母が、移動販売のホットドックが食べたいというので、買いに行った時です。社会人になってからは、ずっと食べていなかったのですが、祖母の家から15分くらいの場所で営業していたのは知っていました。
今、考えると、それが最後になるとは思ってもいませんでした。
もう二度と食べられない「思い出の味」です。