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小泉進次郎 環境大臣の不思議発言の数々

38歳の若さで、第27代環境大臣内閣府特命担当大臣に任命された小泉進次郎氏。
安倍総理も先日の内閣改造の記者会見で以下のように期待しています。

自民党は老壮青、人材の宝庫です。これまでも齋藤健さんや丸川珠代さん、森まさこさん、そして山下貴司さん、次の時代の自民党を担う若手の皆さんも積極的に登用してまいりました。今回は、小泉進次郎さんに環境大臣を担当してもらいます。G20大阪サミットでも大きな議論となった海洋プラスチックごみや気候変動など、地球規模の課題に、手あかのついた従来の議論ではなく、若手ならではの斬新な発想での取組を期待しています。党の青年局長としてTEAM-11をスタートさせ、復興に長年取り組んできた方でもあり、中間貯蔵施設の建設など、福島再生という大きな課題にも全力で挑戦してもらいたいと考えています。

【引用元】

www.kantei.go.jp

安倍総理の期待の中、小泉進次郎環境大臣は、最初のイベントとして9月22日の環境関連の会議に出席した後、主に海外メディア向けに英語で記者会見で以下のような発言をおこなって物議を醸しています。

気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ。

【引用元】

「大きな問題は楽しく、クールでセクシーに取り組む」とはどういうことなのでしょうか?

報道では、セクシーという部分だけを取り上げているので、話の前後が見えません。

まず、会見なので記者が以下のような質問をしました。

今回大臣として初めての出席ですが、このイベントでどのような議論をし、他の参加者からどういう反応がありましたか?

【引用元】

小泉環境大臣は以下のような回答を行なったのですが、セクシー発言はその中の一部分ということになります。

記者会見は、小泉環境大臣とその隣に、国連気候変動枠組み条約のクリスティアナ・フィゲレス前事務局長が座って2人で記者の質問に答える形で行われています。

これが訪問中、最初の会議だが、とても刺激的な会議でした。ある会社の人が最後に口にしたコメントが私は気に入りました。彼はこう言ったんです。『この問題(環境問題)に取り組むことは楽しいことなんです』と。そして彼女(フィゲレス氏)はこう付け加えたんです。『セクシーなことでもあるわ』と(小泉大臣とフィゲレス氏ら笑う)。私は全面的に賛成ですね。政治には多くの課題があり、それは時に退屈です。でも、気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきです。

【引用元】

会議に参加して、どのような議論があって、他の参加者からどういう反応がありましたか?と質問しているのに、参加者が会議で発言した内容を話しています。
これって会議に参加して自分が感じたことですよね。

質問の内容を理解しているのかな?って感じです。

いずれにしても、この回答から、ロイター通信が日本が温暖化を促進するような政策をしていることを指摘する意味で、「日本の新しい環境大臣が気候変動との戦いを『セクシーに』と発言」と報じたことで海外メディアも含めた形で大きな反響を呼んだようです。

日本は、2011年の震災以後、原子力発電に消極的で、原子力発電以外の方式を積極的に利用しています。
その結果、日本は火力(石炭)発電を推進しており、それは温暖化を促進する政策だと判断されたのでしょう。

そして、その翌日の記者会見で以下のような質問を受けています。

海外プレスとの会見で大臣がセクシーであるべきだ、楽しくあるべきだとの発言がかなり海外メディアにもかなりインパクトをもって発信されたが、このあたりについても、発信力が海外にも広まったとお考えなのか、またどういった意味で楽しくクールでセクシーな対策であるべきか、お聞かせください。

【引用元】

 以下は、その質問に対する小泉環境大臣と記者とのやり取りになります。

小泉環境大臣

  • それをどういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃないよね。

記者

  • 英語の会見だったので。日本語だと・・・

小泉環境大臣

  • (英語だと)だとわかりますでしょ

記者

  • クールというのはわかるんですが、『セクシー』は、なかなか会見で聞き慣れない言葉ですが

小泉環境大臣

  • だから、それを説明すること自体がセクシーじゃないよね。わかると思いますよ。しかもあれはね、私と一緒に共同記者会見をやって同席してくれた人はクリスティアナ(フィゲレス)国連気候変動枠組条約の前事務局長です。大変この気候変動の取り組みの中では重要な人物で、あたたかい方でした。まるで私の守護神のような。隣で海外プレスとのやり取りを、時に支え、見守ってくれましたけど、その会合の中で出た言葉の一つがそうだったんです。だから、野暮な説明はいらないですね。

【引用元】

 また、小泉環境大臣は、質問とは違う方向で回答してしまっているんですよね。セクシー発言は自分の発言はなく、クリスティアナ氏の言葉を引用しただけだということを伝えたかったのでしょう。

しかし、今回の発言で発信力が海外にも広まったと癌が得ているのか?そして発言は、どういう意味なのか?と質問されているんですよね。

英語での質問だったので、質問を取り違えてしまったのかなとも考えたのですが、小泉環境大臣は、コロンビア大学政治学修士号を取得しているので、考えにくいです。

以下の動画では、小泉環境大臣がニューヨークで行われた国連総会の環境関連の会合で、用意された原稿をほとんど読まずに英語でスピーチしていることからも英語力に関しては楽しく、クールでセクシーだったと思います。

参照元

そうすると、小泉環境大臣は、言葉がわからないので、ちぐはぐな回答になってしまっているのではないということです。

それを裏付けるかのような内容が以下で紹介されています。
9月17日に福島を訪れて除染廃棄物の最終処分にまつわる質問を記者より受けて回答した内容です。

参照元

こちらは日本語での質問と回答になっていますので、言葉がわからないということはありません。
そして以下は動画の12分30秒頃の質問と回答になります。

質問

  • 2045年3月までに県外で最終処分をすることは大きな課題ですが、その最終処分場の検討が進んでいないので、現状や見通しについて見解をいただきたいと思います。

回答

  • これは福島県民の皆さんとの約束だと思います。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします。

 質問

  • 特に具体的には何か?

回答

  • 私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います。
    だからこそ果たせる責任もあると思うので、その思いがなければ、ふたば未来学園の取り組みも私は取り組んでいません。教育というのは、一過性の支援ではできません。生徒たちが社会に羽ばたいた後の人生も含めて、責任を負うんだという思いがあるからこそ取り組んできました。そして「この30年の約束もその思いで、ライフワークだと言ってきたことをしっかり形にするために全力を尽くしたいと思います。

jisin.jp


そして、「ステーキを毎日でも食べたいね」発言の映像です。

参照元

僕もステーキと地球温暖化が関係あるとは思っていませんでした。
国連の報告書では牛などの家畜の放牧地のための森林伐採や牛のゲップやオナラとしてメタンガスを排出していて、温室効果ガスの18%が畜産業によるものだというのです。
この件を小泉環境大臣に質問すると以下のような回答が返ってきています。

今、質問されてありがたいなと思ったのは、こうやってステーキと気候変動 この質問って今までなかったと思いません?なので、これがまずにゅーすになるんだったら、それだけでも日本の中で環境問題っていうのを考える良いきっかけになるなと思いますね。

参照元

その後の質問に対する回答も不思議ちゃん発言の連発でした。
小泉環境大臣は質問をされると色んなことを考えるのでしょうね。
聞いている方は、そのプロセスを知ることができないので、途中のプロセスが全て抜けた形で小泉環境大臣の結論を聞かされます。
このため、何を言っているのかわからない。
質問とは違う回答が返ってくるということになるのでしょう。
それと、まだ環境大臣に就任して1ヵ月にも満たないのと、環境問題に関する経験が少ないので具体的な施策などを問われると答えられないのでしょう。
もう少し、環境大臣として経験を積むことで成長することを期待し、結果を急がず、待ってあげるべきだと思います。

 

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