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ラグビー ロシア代表について

もう、日本とロシアの試合は終わっているのですが、サモア代表の記事を書いている時にロシアは前半に強く後半スタミナ切れで負けてしまうことがわかり、どんなチームなのか気になりました。

ということで、今回はラグビー ロシア代表についてです。

まずは、ロシアについてです。
日本とは北方領土問題で、関係は良いとは言えないです。

1855年2月7日,日本とロシアとの間で「日魯通好条約」が調印され択捉島とウルップ島の間に国境が確認されました。それ以降も,択捉島国後島色丹島及び歯舞群島からなる北方四島は,一度も他国の領土となったことがない,日本固有の領土です。しかし,1945年に北方四島ソ連に占領されて以降,今日に至るまでソ連・ロシアによる不法占拠が続いています。

【引用元】

 

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とにかく広いです。なんと日本の45倍だそうです。

面積 

  • 約1,710万平方キロメートル(日本の45倍,米国の2倍近く)

人口

  • 1億4,680万人(2017年1月)

公用語

  • ロシア語

【引用元】

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ロシアのラグビーの歴史は、80年を超えるそうです。
しかし1949年~1959年の間、当時の連邦首相スターリンラグビーを禁止していました。しかしスターリンの死後、ラグビーが解禁となりロシアでの人気スポーツになったようです。
ソビエト連邦の時代から、国民の団結力向上を目的にラグビーが多くプレーされていました。ロシアのワールドカップ出場は2大会ぶりです。

ちなみに、日本との対戦成績はワールドカップ前までで、ロシアの1勝5敗です。

2大会ぶりのW杯出場が決まったのは昨年5月。欧州予選で1位だったルーマニアが資格のない選手を出場させていたとして失格になり、2位のスペインも同様の問題が発覚し日本行きの切符が舞い込んだ。3カ月後にウェールズ出身のジョーンズ監督が就任し、攻守にわたり規律を重視した指導を徹底。昨年11月には日本と5点差の接戦を演じた。

7人制では欧州有数の実力国ながら、ロシア・ラグビー協会が15人制の強化に乗り出したのは2000年代以降。11年に初出場したW杯ニュージーランド大会は4戦全敗だった。

【引用元】


日本戦、サモア戦を見ても、ロシアは前半は互角に戦っています。
しかし、残念なのは後半にスタミナがなくなる点です。
そんなロシア代表チームを率いるのは、2018年8月に就任したリン・ジョーンズ氏です。

監督:

  • リン・ジョーンズ

経歴:

  • ウェールズ出身で、現役時代はオープンサイドフランカーとして代表経験もある。現役引退後の1994年から指導者に転じ、2003年、ウェールズのオスプリーズの初代ヘッドコーチとして2008年まで指揮を執った。その後、UAEアブダビのブリティッシュスクールの監督を務め、2011年にはロンドン・ウェルシュのヘッドコーチ、2013年からはニュー・グウェント・ドラゴンズでディレクター・オブ・ラグビー、ヘッドコーチを務めた。2017年にナミビア代表のヘッドコーチを務めた後、2018年8月にロシア代表のヘッドコーチに就任した。契約は1年半だが、ロシア代表は2023年ワールドカップ出場も目標にしているため、結果次第ではさらに延長される予定。息子のリュックはU20ウェールズ代表経験があるラグビー選手で、現在はイングランドリッチモンドでプレーしている。

【引用元】

色々なところでヘッドコーチを務めています。 

以下は、初戦の日本戦を前に監督が会見した時の映像です。

参照元

 

会見で日本代表についての印象を聞かれた際に以下のように答えています。

「元気があり素早いので我々にとって大きな試練になる」

反面、「日本を倒せるし、そのための作戦がある。日本を倒すため全力を集中させている」とも述べていました。

そして、極めつけは「死んだふり作戦」で日本戦の勝利を狙うというものです。

www.nikkansports.com

記事を読んでもよくわからないかもしれませんが、監督が、勝率は20%だとか弱気な発言を続けるも、内心は前回の敗戦はスタミナ切れだということでスタミナとスピードの強化に重点を置き前とは別のチームで日本に十分勝てるとという自信から「死んだふり作戦」とマスコミが勝手に名付けたようですね。
日本戦の秘策はありますか?と質問すると、笑いながら、「日本の選手のユニフォームを脱がせて、ケツを叩いて逃げてやるよ!」というお茶目な一面もあります。


ロシアはベテランと若手がミックスされたチームです。
まずベテランです。
日本戦でも、ペナルティキックをしっかり2本決めたのは、スタンドオフのユーリ・クシナリョフで、正確なキックには定評があります。
そしてキャプテンのヴァシリー・アルテミエフ(FB)です。
真面目な性格で、練習後の後片づけを率先して行うような選手です。
ロシアンロケットと言われるほど足が速く、自分で蹴ったボールを相手チームに捕らせてタックルするという離れ業をやってのけます。

そして、若手では、パワー・ラグビーだったロシアに新星が現れました。
控え選手ですが、ラミーリー・ガイシンです。
彼のキックパスでゲームの流れが変わります。2018年11月の日本戦でもユーリ・クシナリョフに代わり途中出場しキックパスでトライをアシストしています。
なので、この3人が要注意という感じですね。

以下は、日本対ロシア戦のハイライト動画です。

参照元

データでみるラグビーというサイトで日本対ロシア戦の内容が公開されています。
ボールを持って走った距離や回数というのがチーム毎に集計されているので日本の運動力がロシアを上回っていたことがデータで確認できます。

vdata.nikkei.com

その後、ロシアは、サモアにも9対34で負けました。しかもトライは1つも奪えなかったという結果でした。これでロシアはプール戦、2戦2敗です。残る相手は、世界ランキング2位のアイルランド、同じく8位のスコットランドなので全て今まで以上に格上のチームです。サモア戦は日本戦のあと中3日で疲れていたのでは?という意見もありましたが、今回は、1週間以上空いています。逆に相手のアイルランドは、中4日での対戦になります。

今大会は、ロシアはまだ発展途上なのでしょう。
リン・ジョーンズ監督に代わって1年程度です。
そして、彼に代わってロシアチームは別のチームになったという感触を得ています。次の大会まであと4年あります。
ロシアが、これから更に強くなっていく可能性を感じました。