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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ラグビー アイルランド代表の次に日本と対戦するサモア代表について

日本は、アイルランド戦が終わると次はサモア戦です。
サモアは世界ランキング16位です。

日本が初戦で前半、苦しめられたロシアが世界ランキング20位なのでロシアよりは強いということですね。
いいえ、もしかするとランキング順位では日本が上ですがサモアの方が強いかもしれません。

この記事を書いている時点ではまだ、日本対アイルランド戦は終わっていないのですが、アイルランドスコットランド戦を見る限り、日本に勝ち目はないと思いますので日本は、アイルランドに負けて、サモア戦を1勝1敗で迎えることになったという設定で以下を記載します。(本当はアイルランドに勝って欲しいのですが・・・)

日本としては、プール戦を突破するには、アイルランド戦以外は全て勝たないといけません。
つまりサモア戦は絶対に負けられないのです。

さて、そんなサモアは、どこにあるのでしょうか?

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オーストラリアの右上、ニュージーランドの北側の小さな島です。
なんだか複雑な国で、以下の二つに分かれているようです。

西経171度線を境として、西側の西サモアと呼ばれる部分がサモア独立国、東側の東サモアと呼ばれる部分がアメリカ合衆国の非自治的・未編入領域である[アメリカ領サモアに分かれている。

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参照元

2つに分かれていますが、ラグビー代表はサモア独立国ですね。

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このため公用語は英語かと思いましたが、英語とサモア語だそうです。

人口:約20万人
面積:東京都の1.3倍
宗教:キリスト教
軍隊:なし(有事の際にはニュージーランドが支援)

参照元

観光に行きたくなるような美しい海があるサモアは、ほとんどすべてを輸入に頼っているので、地元のもの以外は全て物価が高いようです。
ATMはなく、クレジットカードが使える場所が限られているので現金の準備は必須です。

さて、サモア代表はどんなチームなのでしょうか?

オールブラックスの「ハカ」と同じ、「シバタウ」という戦いの前の儀式があるようです。(以下の動画を見てください。)

 【参照元

中心選手はスタンドオフの、トゥシ・ピシです。
2019年より豊田自動織機シャトルズで活躍しています。

その前にも、2009年~2015年までサントリーサンゴリアスで活躍していたというので日本のラグビーは熟知しているのでしょう。

個人的に脅威に感じているのは、トゥシ・ピシよりも、キャプテンでフォワードの、ジャック・ラムです。
激しいプレーで有名なので、日本にとっては嫌な存在だと思います。
更に、オールブラックス経験もある、俊足のティム・ナナイ ウィリアムズもいます。

しかし、左ひざにテーピングをしているので万全ではないのかもしれません。
こんな凄い選手が3人もいるサモアが、何故、日本よりランキングが下なのかと不思議に感じます。

ちなみに、過去の日本とサモアの対戦成績は以下の通りです。

日本は、2014年以降はサモアに連勝しています。
しかし、サモア代表の驚異の身体能力は世界一だと評価する方もいるのです。

サモア代表の脅威の身体能力と攻撃力がわかるのが以下の動画です。

参照元

身体は大きいのに足も速いのに驚きます。
大きな身体が高速で迫ってきたら、ビビりますよ(笑)

そんなサモアの初戦は、9月24日の対ロシア戦で、結果は、サモアの34対9でした。
前半は、2人が一時退場という状態だったこともあり5対6で終えましたが後半は、ロシアの体力が落ちたこともあってサモアが5トライを奪って圧勝でした。

エド・フィドウ、アラパティ・レイウアが共に2トライということで注目の選手以外にも凄い選手がいるんですね。
日本はロシアに30対10でしたので、対ロシア戦で比較すると得点、失点共にサモアは日本を上回っています。

やはり、日本にとってサモアは強敵です。

以下は、サモア対ロシア戦のハイライト動画です。

参照元

サモアの「シバタウ」から始まり、ロシアは前半リードしていたのですが、スタミナがないのか、後半はお疲れ気味で負けています。日本戦と同じ感じですね。しかし、逆に考えるとロシアにスタミナがついてくればサモア、日本と互角に戦えるようになる力があるということです。ロシアの今後にも期待ですね。

 

ラグビーの試合を見ていて思うのは、ロシア戦でサモアが危険タックルで2人が一時退場になるほど荒々しい感じなのですが、試合が終わったあと選手も観客も敵味方関係なく声援や拍手が惜しみなく行われます。
オールブラックスが、天候の悪い中、帰らずに声援してくれた観客の人たちに試合後お辞儀をしたり、日本のサッカーチームが試合後、ロッカーを綺麗にしているということを聞いて手本にしているとか、日本ではタトゥが敬遠されているからと外出時には長袖を着用したりと、日本の文化に対する配慮がされています。
それも、日本でのワールドカップ直前にではなく、昨年9月には注意喚起がされていたというのは驚きでした。

これまで日本で色々なスポーツのワールドカップや世界大会が行われてきましたが、ラグビーのワールドカップは開催国の文化をリスペクトするということで一味違います。

www.afpbb.com

www.newsweekjapan.jp

 

そしてサモアも、同じように日本文化への配慮を行うようで、サモアの伝統であるタトゥを隠すためのウェアを着用するという意向を発表しています。

サモア出身の人々にとって、タトゥーは故郷である太平洋のアイデンティティを表すための重要なもののひとつであるが、同国代表のチームマネージャーを務めるVa'elua Aloi Alesana氏はW杯の公式ウェブサイトで、「どこに行っても、その国の文化をリスペクトしなければならない。われわれにも文化があるが、今はサモアにはいない」とコメント。一部の練習会場ではタトゥーを容認したところもあるが、認められないところもあったとし、「そのような場所ではタトゥーを隠すためにウェアを渡された」と述べた。

jp.reuters.com

サモアの方にとってタトゥは重要なものであるにも関わらず、今はサモアにはいないからと日本の文化をリスペクトするという姿勢に感動しました。
試合中は全力で、それこそ危険なプレイを行っても、お互いがリスペクトし合っていれば、試合が終わったあと相手を称えることができます。ラグビーのこのような姿勢がスポーツ本来の姿なのではないかと思います。

日本には勝って欲しいですが、試合の結果、日本が負けたとしてもサモアを気持ちよく称えることができそうです。

こんな気持ちになったのはラグビーの試合が始めてです。

 

 

C06 地球の歩き方 フィジー サモア トンガ ツバル 2017~2018

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