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「言葉」に隠された本音

Twitterで、京都の会社の方に「良い時計してますなぁ」と言われて、その本音が「話が長い」という嫌味だったと知った時のことが呟かれていました。

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確かに、京都の言葉って、丁寧、やんわり、ゆったりというイメージがあるので、ついつい言葉通り受け取ってしまうのですが、言葉に込められている本音がわかると、それ以後は怖くて、言葉の裏を考えるようになってしまいます。

京都では、以下のような言葉は気をつけないといけないようです。

場面:お店や友人宅等に訪問した時
 言葉:ぶぶ漬け、おあがりますか?
 本音:そろそろ帰ってください

場面:飲み会等で
 言葉:そのお洋服、お似合いですなぁ
 本音:その服、恥ずかしくないですか?

場面:食事をしている時
 言葉:美味しそうに食べはりますねぇ
 本音:音を立てて食べないで

場面:自宅に知人が訪問された時
 言葉:きれいに、してはりますなぁ
 本音:しっかりと掃除してください。

場面:友人宅で騒いでいた時
 言葉:楽しそうやねぇ
 本音:うるさいです。

場面:他の人が話している時に加わろうとした時
 言葉:お忙しいのんと違いますの?
 本音:貴方とは話たくありません

場面:隣の家の人に出会った時
 言葉:坊ちゃんピアノ上手にならはったなあ
 本音:ピアノの音がうるさいですよ

場面:高いお店で外食した時の話をした時
 言葉:よろしいなぁ
 本音:どうでもいいことです

場面:飲みに誘った時
 言葉:おおきに
 本音:誘って頂きありがたいのですが結構です

場面:女性をデートに誘った時
 言葉:どないしはったん?
 本音:あなた気は確かですか?

場面:電車の中で子供が騒いでいる時
 言葉:元気なお子さんやねぇ
 本音:静かにさせてください

場面:会社の会合等で服装の案内があった時
 言葉:平服で
 本音:スーツ(私服は不可)

勘違いして頂きたくないのですが、これらの言葉は京都スタイルとの「思いやり」ということです。
もちろん、人なので悪意を持って使われる場合もあるとは思いますが、根本はということです。

そして、京都は基本的に自分で気づかさせる文化だということです。
お寺が多いことから、仏教的な思想が影響しているのかもしれません。
しかし、同じ関西でも大阪だと、ストレートに伝える文化でしょうから、本音でズバッと伝えるのが大阪スタイルの「思いやり」なのでしょう。
大阪では間接的に言われたり何も言われない方がキツイと感じる土地柄なのでしょう。だから笑いに変えられるようにストレートに伝えることが思いやりなのだと思います。

同じ関西でも土地柄で、「思いやり」のスタイルが違うのですから、どちらのスタイルが正しいのかなんて決められませんよね。

自分は親しくない方に対しては京都スタイル、親しい方には、大阪スタイルのような気がします。
商談などでも、初見の方だと相手の方の話が長くて早く終わらせたいときに、「お時間は大丈夫ですか?」と遠回しに聞いたりします。
しかし顔見知りの場合には、「今日はこの位で勘弁してもらえますか?」と笑いながら言ったりします。

京都は一見さんお断りという文化もあります。
これは以下のような背景から始まったようです。

京の花街では、その日の支払いをお座敷にあがられた客から支払ってもらうようなことはしなそうです。
それだけではなく、お茶屋経由で2次会に行った場合の支払い、移動のタクシー代も全て、お茶屋に請求がくるようになっています。
つまり客は財布を持たずに花街に行けるのです。

相手の言葉の裏側を読み取ろうとするのではなく、常日頃から自分の言動に注意することの方が大切なのだと思います。
そして、土地柄の文化を知るということも大切ですね。

 

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