トイ・ストーリー4が7月12日(金)より公開されますが、最近のアニメーション制作は、コンピューターを使ったデジタルアニメーションです。
コンピューター技術の発達からセル画を手書きで作成することは過去の遺産になってしまったようです。
世界初のCGだけでのアニメーションを作成したPIXARの展覧会が、六本木ヒルズ森タワーの東京シティビューで、2019年4月13日(土)~9月16日(日)まで開催されています。PIXARといえば、「トイストーリー」「モンスターズ・インク」「カーズ」といった人気作品が有名ですよね。
展覧会場では、そのPIXARが作品を製作しているカギとなる8つの製作工程を実際に体験できるようになっています。
しかも会場内は撮影が自由なのです。(フラッシュ・三脚等は禁止です)
東京シティビューの場所が会場です。
そして、アニメーションの製作工程順にレイアウトされているので、とてもわかりやすいです。
入口にはパイプライン(作業手順)の説明が展示さています。
STEP1:モデリング
コンセプトアートに基づき、デジタルモデラーがキャラクターのバーチャル3Dモデルをつくります
STEP2:リギング
リガーはバーチャルな関節と筋肉をつくり、モデルの動きを設計します。
STEP3:サーフェイス
サーフェイシング・アティスとがコンピュータープログラムでオブジェクトの表面を再現します。
STEP4:セット&カメラ
バーチャル世界を構築するのがセットデザイナー。
カメラ・アーティストはバーチャル世界を撮影するカメラマンです。STEP5:アニメーション
アニメーターがキャラクターに演技をつけストーリーに命を吹き込みます。
STEP6:シミュレーション
シミュレーション・テクニカル・ディレクターはプログラムで髪の毛や衣服を本物のように動かします。
STEP7:ライティング
照明デザイナーは照明効果でシーンに強弱をつけ、ストーリーの情感を引き立てます。
STEP8:レンダリング
レンダー・テクニカル・ディレクターは最適な方法を構築し、データを最終的な2Dイメージへ返還しています。