年金についてまた、騒ぎになっていますが、年金って意外と知られていないのでは?
ということで調べてみました。
年金機構のパンフレットには、ざっと以下のようなことが記載されています。
その1 みんなで支え合うシステム
老後の暮らし、事故なでで障害を負った時、一家の働き手が亡くなった時にみんなで支え合うという※社会保険の考え方で作られた仕組みです。
※社会保険とは
社会連帯の精神に基づき、病気・けが・出産・死亡・老齢・障害・
失業などの生活の困難に遭遇した場合に一定の給付を行い
生活の安定を図る公的な保険制度。
日本では以下の5つがあります。
・年金
・医療
・介護
・雇用
・労災
その2 老後の安心
かつては、親と同居して親を養っていましたが、少子化や核家族化の影響で家族だけで親を養うことが難しくなっています。
年金制度を整備することで親の老後を国民が個々に心配することなく安心してくらせるようになります。
その3 世代と世代の支え合い
現在の現役世代が納めた保険料によって年金が支給される「世代と世代の支え合いを基本に運営され、保険料以外にも国の税金・積立金が年金の給付に充てられます。
その4 2階建て構造
以下の2つで構成せれます。
国民年金:20歳以上60歳未満の全ての人が加入
厚生年金:会社員・公務員が加入
その5 3つの安心
1:老齢年金:65歳以降、老齢基礎年金を生涯受け取れます。
※厚生年金に加入していた人は老齢厚生年金が上乗せされます。
2:障害年金
病気やけがで障害が残ったとき、障害の程度に応じて障害基礎年金を受け取れます。
※厚生年金に加入している人は障害厚生年金が上乗せされます。3:遺族年金
一家の働き手が亡くなったとき、遺族基礎年金を受け取ることができます。
※厚生年金に加入していた人は遺族厚生年金が支給されます。
その6 年金制度は続く
少子高齢化が進んでも将来にわたり年金制度を持続させるために財源の範囲内で給付費をまかなえるよう年金額の価値を自動調整する仕組み(マクロ経済スライド)を導入。
その7 公的年金の負担と給付
基礎年金の半分は国(税金)から支払われ、厚生年金の保険料は事業主が半分支払います。保険料を納めないと公的年金だけでなく、税金に見合う給付も受け取れなくなります。
その8 約98%の人が保険料を納付
その9 年金が支える高齢者の暮らし
高齢者の約5割が年金だけで生活
高齢者の所得の7割が年金
保険料は?
国民年金:16,410円/月
厚生年金:報酬の1000分の183(事業主50% 被保険者50%)
報酬が30万円の場合→54,900円/月
※参考値として考えてください
いくらもらえるの?
※以下は40年加入した場合です。
国民年金:65,000円/月
厚生年金:91,000円/月
●支給例国民年金のみの場合(夫婦2名)
65,000円×2名=130,000円
国民年金+厚生年金の場合
国民年金(65,000円×2名)+厚生年金(91,000円)=221,000円